もうゴールデンウィークも後半ですね。
明日あたりには、そろそろ帰省先から戻ってくるという方も多いのかもしれません。
私が住む加須市は東北道が通っていまして、工房から比較的近いところに加須インターがあり、この時期にクルマでお越しいただくお客様がいると渋滞のことが気になります。
また、加須インターの少し南側にサグ(道路の下り坂から上り坂に変わる部分)がありまして、特に上り車線が混むときにはこのサグが原因で長い渋滞を引き起こすことが度々あります。
何百キロも渋滞の中、都心に戻ってくるという方は本当にお気をつけて運転してください。
私も用事があってクルマで遠出をすることがありますが、最近のクルマはいろいろ良くなっていて昔のクルマに比べてかなり疲れにくくなっているように思います。
例えば、のろのろの渋滞でも空いている時でもオートクルーズコントロールを使えば、右足は殆ど使わずにハンドルだけに集中して運転することができるので、本当に疲れにくいです。
昨年の夏に岡山に行った時だって、ほとんどと言ってよいほど疲れませんでした。
オートクルーズ様様です。
それと、昔のクルマに比べて車体の剛性が非常に高くなったので、クルマそのものの直進安定性が上がったり、ムダな揺れが減ったりして、これも疲れにくくなっている理由のひとつだと思います。
聞いた話だと、車体の剛性が高くなればサスペンションに関して正しい動きができるようになり、それが理由で直進安定性が良くなるとのこと。
なかなか感覚的に理解しづらいことかもしれませんが、金属の車体も細かく見ればあちらこちらで歪んだり曲がったりしながら走っているわけで、それらが程よくカッチリとすることで運転する人も楽になりますしクルマもまっすぐに走るようになるそうです。
じつは靴も似たようなことが言えるのです。
以前からお伝えしていることですが、靴もある程度はカッチリとしていた方が疲れにくく変なストレスがかからないということが言えます。
人間の足は屈曲する部分があって、そこをジョイントと呼びますが、ジョイントよりも後ろの部分は基本的に曲がらないようになっています。
靴も然りで、曲がるべき部分はしなやかに曲がって、曲がらない部分はカチッとしているのが理想なのです。
もし、人間の足の曲がらない部分に関して、靴の方がフニャフニャだったとするとそのしわ寄せは人間の足の方に来てしまい、衝撃やら何やらをすべて足の方で受け止めなくてはならなくなってしまいます。
でも、靴がカチッとしっかりしていれば、衝撃などを靴の方が受け止めることになるので、人間の足はゆったりと靴に包まれた状態でいられるのです。
そのために(それだけではありませんが)、靴にはこのようなものがあります。
シャンクです。
言ってみれば、靴の背骨のようなものです。
以前はスチールのシャンクを使っていましたが、入手が困難になったタイミングでこちらの、より剛性の高い樹脂製のものに変えました。
シャンクは、靴のこの辺りにセットされます。
このシャンク、結構な幅でねじれ剛性が高く耐久性も高いので、なかなか目的に合っていて素晴らしいです。
さらに、私たちシューリパブリックの靴はこの幅広のシャンク以外にも靴のねじれ剛性を上げるために補強材をいくつもいれていますし、靴のソール自体のウェスト部分の幅を広めにして、さらにねじれ剛性を高くしています。
そうすることで、靴がねじれにくくなり、衝撃は適度に靴が吸収してくれて、この靴を履いていれば足がゆったりとつつまれた状態にあって、長時間歩いても疲れにくくなるということなのです。
もちろんシューズでもブーツでもねじれ剛性は変わりませんが、足をよりしっかりとホールドできるのは足を包んでいる面積の多いギブソンブーツやチャッカブーツです。
なので、特に長時間歩く方にはギブソンブーツがお勧めです。
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