まずは、ひとつお知らせです。
日頃からお世話になっているRifareさんですが、少し前に仙台市内に新店舗がオープンしまして、
私もそのRifare仙台一番町店にてイベントを開催させていただくことになりました。
日程は5月の下旬で、まだちょっと先なのですが、お近くの方は是非遊びにいらしてください。
さて、私も長く生きてきましたが、この年になって新たに知るものがあるとは思ってもいませんでした・・・、
というのはちょっと大げさですが、そりゃ新しいものがどんどん出てきますので、
知らないものもありますよ。
でも、久しぶりに感動しました。

これ、なんだと思いますか?
私は、前回のIVY PRODUCTSさんのイベントで、IVYさんの店主さんに教えていただいたのですが、
なんとこれは・・・、

こんなふうに使うもので、こうするとどうなるかと言いますと、

パッチンされたカドが丸くなります。
これが思いのほか便利で、ちょっとしたカードのカド(ダジャレではありません)を落としたり、
ちょっと今はほかの使い方が思いつきませんが、とにかく画期的なものです。
ホント、知らなかったです。
文具好きな方は、普通に知っていたのかもしれませんね。
知らなかったといえば、靴のアッパーのつくり方、特にフルブローグはどのように作られているのかご存知ですか?

いつもよりも、写真をちょっと大きめにしてみました。
これは、ギリーシューズのフルブローグのアッパー(表の革のみ)です。
フルブローグなので、穴飾りがたくさんあります。
この穴飾りは、ひとつずつ手作業で開けています。
大量生産の場合は、プレスナイフといて機械でバン!と一度に裁断するナイフのほうにあらかじめ穴飾りの刃をつけて一緒に裁断してしまうことが多いのですが、
少量生産の場合は、私のように手作業であけることが多いようです。
そして、穴をあけたらあけっ放しではダメで、ライニング(裏革)が穴から見えてしまわないように目隠しをする必要があります。
この目隠しも面倒な作業で、革を穴の並びの形状に合わせてテープ状に裁断して、それを薄く漉き、穴を裏からふさぐように貼り付けます。
つま先のメダリオンも、やはり穴をふさぎます。
そうして縫いあがったのが・・・、

こちらです。
単に穴をあけてふさぐだけのはずなのに、ミシンの工程においては通常の靴が1時間なのに対してフルブローグは3時間近くかかります。
格好良い靴が出来上がるので全然苦ではありませんが、じつはフルブローグのクロージングは手間と時間がかかる作業なのです。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ 1 】
3月2日(土)と3日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、恒例のイベントを開催します。
今回も、足の計測をさせていただいたり、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイドの靴のご注文を承る予定です。
詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。
【 お知らせ 2 】
3月17日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、イベントを開催します。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 3 】
4月13日(土)に、大阪梅田のRifare大阪店さんにて、店舗移転後初のイベントを開催します。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 4 】
4月14日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお邪魔して、皆様の足の計測をさせていただきます。
SUN×シューリパブリックで今後新企画の靴の発売を予定していますが、それに先駆けてご自分のサイズをご確認いただくための計測です。
ご注文の予定の有無にかかわらず、お気軽にお越しください。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 5 】
旅行用チャッカブーツ(ブラックラピド製法)は、まだまだ受付中です。
今年の仕様は、黒のガラスレザーを使って、質実剛健度をアップしています。
インソールを取り外すことができ、インソールを交換することで数日間続けて履くことができます。
スペアのインソールが1足分ついて、79,920円(税込み、ラストをお持ちでない方は別途ラスト製作費用が必要)です。
【 お知らせ 6 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。