この2つのモデルを比べてみたときに、
デザインのほかに違うところがあります。
それは・・・、
カカトの仕様です。
カカト側から見た写真で、右側にあるオックスフォードのカカトはシングル仕様と言い、
左側のギブソンシューズのカカトはダブル仕様と言います。
どの部分かと言いますと、
ウェルトの部分を縫っているステッチが、カカトなできていないこちたらシングル、
そして、カカトまでぐるりと一周縫っているタイプがダブルです。
じつは、これらの違いは単に見た目だけにとどまらず、私たちシューリパブリックでは内部の作りも全く異なります。
ダブルの方は、ウェルトをカカトまで通して縫っているのに対し、
シングルの方は、カカト周りはシートと呼ばれる革をクギ留めし、さらにソールのカカト周りもクギ留めとなります。
縫うのとクギ留めではどう違うかと言いますと、これは極めて細かい話になりますが、
感覚的なことで言えばダブル仕様の方がヒールが大きくなる分接地時の衝撃を分散しやすくなることもあって、少しだけマイルドな履き心地になるというメリットがあるのに対し、
シングル仕様のヒールは、縫う分がないために比べれば少々ヒールが小さくスマートな作りになってスタイリッシュになるという、
まさに一長一短の比較になります。
どちらをお選びになるかはお好みで良いでしょう。
但し、お選びになるラストによってシングル仕様ができないケースがあります。
というのも、私たちの場合はシングル仕様にするには、ラスト(木型)のカカトの底面に鉄板が打ってある必要があり、
現時点で新たにご注文いただける鉄板付きのラストは、SRDとSRFのみになります。
ダブル仕様は、鉄板のあるなしにかかわらず、どのラストでもOKです。
ちょっとした違いですが、履き心地のお好みや見た目のお好みを考えて、そのうえでラストもお選びいただけると良いでしょう。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ1 】
シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。
【 お知らせ2 】
10月27日(土)と28日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、恒例のイベントを開催いたします。
SUNさんでも、お客様の足を計測して、足の特徴や適した靴のサイズをご案内させていただきます。
また、いつも既製品を履くとここの部分が痛いのはなぜか、この問題を解決するにはどうしたらよいかということの、ご相談も承ります。
さらに、ご希望があればシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。
なかなか埼玉の工房へ行くことができないとい方、まずは一度ご覧になってみてください。
ご注文ではないけれど、ご興味をお持ちいただいている方も、ウェルカムです。
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こちらを参照。
神戸周辺にお住いの方、ぜひお越しください。
【 お知らせ3 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
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