今朝、テレビでニュースを見ていたら、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで写真家のソール・ライター展が開催されているということを伝えていました。
私は、恥ずかしながらソール・ライターという写真家を知りませんでしたが、さっと紹介していた写真が何ともステキで、これはぜひ行ってみたいと思っています。
ちょっと探せば写真集なども購入することができそうですが、まずは展覧会ですね。
同じものを見てシャッターを押しても、撮る人によって切り取られるものは全く異なります。
でも写真の面白さはそれだけではなく、使うカメラによっても、レンズによっても、画角によっても、もっと細かいことを言えばカメラの細かいセッティングによっても違ってきます。
どんな写真にするかを決めることができるのも写真の面白さで、機材×撮る人のセンスで個性が出るということになります。
自分が好きな雰囲気を出してくれる機材に出逢い、たくさん撮って、そして少しずつ自分の意図する写真が撮れるようになるのが写真の楽しみだと思っています。
私も普段からいつもカメラを持ち歩いていて、おもしろいものがあるとカメラを向けるようにしています。
さて本題に戻りますと、スティフナーとはカカトの芯のことです。
日本では「カウンター」と呼ぶこともあります。
そのスティフナーですが、そもそもの目的は何かと言えば、足をしっかりとホールドすることです。
スティフナーがしっかりしていればカカトをちゃんとホールドすることができ、さらにはカカト合わせで足全体をホールドすることができます。
言い方を変えると、スティフナーが不十分だとどんなに靴ヒモをしっかりと締めても、十分なフィッティングが得られなくなってしまうということになります。
私たちシューリパブリックでは、しっかりと歩く道具としての靴作りを目的いますので、スティフナーの強度も重要視し、余裕をもってホールドできる厚さ約4ミリの革のスティフナーを使っています。
ただし、ただ硬ければよいというわけではなく、スティフナーの相手は人間の足であるわけですから、じつは硬さの中にほんの少しだけしなやかさも必要なのです。
基本的にどれくらいの硬さが必要かと言いますと、
私が片手で思いっきり潰そうとしてもへこたれないくらいの強度は欲しいところです。
パーツというのは、スペックが高い方が良い場合と、必要にして十分であることが好ましい場合とありますが、私はスティフナーに関しては前者だと思っています。
革と接着剤で成形されるスティフナーは、年を経るにしたがって少しずつですが強度が落ちる可能性も考えられます。
そうなった時でも十分な強度を保てるために、強度が必要な部分の設計においてはMAXであるべきと考えています。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
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打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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