靴の履き口などの糸は、履き方にもよりますが擦れて切れてしまうことがあります。
工房の中を探してみましたが、あいにく糸が切れそうな靴がなかったので、この履き口の部分が切れそうという仮定で進めましょう。
靴のアッパーを縫っている糸は基本的にポリエステル糸で、下糸はビニロン糸です。
どちらも熱で溶ける性質のものです。
上糸でも下糸でも、糸が切れかかっているときの対処法はと言いますと、
それ以上傷口が広がらないように、ライターの火を近づけて切れている糸の先を溶かし、固めてあげるというのが一般的な方法です。
そのまま放置していると、どんどんほつれていってしまうこともあります。
このような処置は、専門家じゃなくとも簡単にできることですので、ぜひ覚えておいてください。
ポイントは、ライターの火を近づけて溶かすのであって、糸を燃やしてはいけません。
小ネタをたくさん覚えて、簡単な修理であればご自身でやっていただけると良いでしょう。
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