蒸れないメカニズム

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先日のRifare大阪店さんでのイベントで、私たちシューリパブリックの靴の特徴のひとつとしてお客様に説明をさせていただいたのが、靴の中が蒸れないということです。

ブログではすでに何度も書いていることなのですが、最近になってこのブログをご覧になってくださる方もいらっしゃるようなので、改めて書かせていただきます。

初めてお会いしたお客様にブーツをお勧めすると、真夏には暑くて履けないという理由で却下されることが多いのですが、実際には真夏でも真冬でも季節に関係なく快適に履いていただけるものです。

そもそも、靴の中が蒸れるのには理由があって、その問題を解決すれば快適に履いていただけます。

私は、蒸れる理由は大きく分けて3つあると考えています。

ひとつ目は、靴の中で足がズレて動いてしまって、その時の摩擦で熱が発生して、足が汗をかくこと。

二つ目は、上記の摩擦熱や足がズレていることででストレスを感じ、それが原因で足が汗をかくこと。

三つめは、上記の理由で発生した汗を、靴のインソールが十分に吸収できないことで、さらにストレスになって足が汗をかくこと。

そのような問題を解決するためには、

ひとつ目と二つ目の理由に関しては、靴の中で足が動かないようにしっかりとホールドすることで防ぐことができます。

三つ目の理由に関しては、汗を吸収できるキャパシティの大きなインソールを使うことで、防ぐことができます。

leather insole

元々ハンドソーンウェルテッドの靴は、インソールの裏側にリブ加工をする必要があることから、グッドイヤーウェルテッドの靴のインソールに比べてはるかに厚いものを使うのですが、私たちの場合はさらに厚い革を厳選して使っています。

handsewnwelted

こちらの作りかけの靴は、先日のRifare大阪店さんのイベントで使ったものです。

実際に私たちシューリパブリックのブーツを履いてくださっていお客様からは、

「本当に真夏でも蒸れないので、快適に履ける。」

というご感想をいただいています。

もちろん蒸れないのはブーツだけではなく、私たちが製作するウェルテッドの靴すべてに共通のことです。

leather insole

靴の中が蒸れなければ、単に足が快適なだけではなく、ストレスが原因で発せられる臭いの元となる汗もかなり抑えられます。

足の疲れ方も全然違いますので、私は働くすべての方に履いていただきたいと考えています。

今週末には、恵比寿のRifareさんにサンプルの靴を持て行きますので、ぜひ実物をご確認ください。

お知らせ

【お知らせ1】
#SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(数量限定)。

oxfordshoes

【お知らせ2】
イベントの予定が決まりました。

イベント@Rifare恵比寿店 4月16日(土)~17日(日)
恒例の計測会&オーダー会を開催します。
埼玉の工房へお越しいただくのが難しい方は、ぜひこの機会に恵比寿でお会いしましょう。

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

今週末のスケジュールはこちら
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

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