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ポスター

明日から開催するイベントの準備のため、前日入りで一宮に来ています。 今朝、3時半に家を出て、かなりたくさん時間をかけて来ました。 途中、諏訪湖SAで日の出を見て、明るくなり始めた諏訪湖の景色を撮ってきました。 5年くらい前だったか、家族旅行で御神渡りの時期に諏訪湖に来たことがあり、そこそこ遠かったような印象がありましたが、 今回は1回目の休憩が諏訪湖で、ちょっと変な感じ。 諏訪湖SAでは、何をするでもなくただ写真を撮って出発。 その後、ちょっと大きなサービスエリアがあると仮眠をとり、結局はトータルの時間の3分の1くらいは寝ている時間でしたが、 予定よりもちょっと早めに一宮に到着しました。   そうそう、「一宮」のアクセントですが、私は「三宮」と同じアクセントだと思っていたところ、 会う人会う人すべての方が「ち」と「の」にアクセントがあって、 例えるなら「千代の富士」とか「カキツバタ」と同じだったので、これが正しいのかもしれません。 明日とあさって、一宮にお越しいただき方がたくさんいらっしゃると思いますので、正しいアクセントで地元の人っぽく発音してみましょう。   そんな一宮で、予定よりもちょっと早めに会場に行って、荷物を下ろしたりブースのコマ割りなどをし、 その後は一宮商工会議所のMさんにお会いして一宮のことを教えていただいたり、今後のことを打ち合わせして、 とりあえず今日の予定は終了です。 当初の予定では、駅の前でチラシを配ろうと思っていたのですが、駅前で演説している人がいたり、思っていたよりも早く日が落ちてしまって、チラシ配りはできませんでした(残念)。   暗くなってから、一宮の西口を散策してきました。 ちょっと離れたスーパーに行ってみたのですが、高々その数十分でこの土地の方々のことが少しだけわかりました。 というのも、例えば道を歩いていて誰かの邪魔になってしまったようなとき、東京だったら何も言わずによけるか、もしくはちょっと会釈をする程度だと思うのですが、 一宮ではみんながみんな「ごめんなさい」という感じではっきりと声に出して伝えていたのです。 私は歩くのが結構早いので、やたらと頻繁にそういう境遇になって、毎回毎回そうだったので間違いないでしょう。 さらに、消防署の前を歩いていたときには、署員の方が・・・、 「こんにちは~。」 って声をかけてくれて、これは間違いなくちゃんと声を出してコミュニケーションを取る土地柄なのだと思います。 皆さん、郷に入りては郷に従って、気持ちよくコミュニケーションが取れるように積極的に声を出してみましょう。   さて、明日は9時に会場に入って準備をし、12時オープンです。 お天気も大丈夫そうなので、ぜひ皆さんイベントにお越しください。 場所は、一宮商工会議所の建物の向かいにあるレトロなビル「Re-TAiL」です。 お気をつけてお越しください。 そうそう、クルマでいらっしゃる方は愛知県に入ったらZIP FMを聴いてみてください。 周波数は、77.8MHzです。 8時5分くらいからの番組で、このイベントを紹介して頂く予定になっています。 マイカさん、よろしくお願いします。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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イベントの準備

カテゴリー: Message:伝えたいこと

イベント

愛知県一宮市で開催するイベント「Handmation & Market」まであと2日。 私は、前日に行って諸々の準備をするので、明日の早朝に出発します。 そんなわけで、すでにクルマに荷物を積んだのですが、かなり大変なことになっています。 積み込んでいる途中で、 「全部入らないかも・・・?」 と思ったりしましたが、何とか全部積めました。   そうそう、今日の午前中に名古屋のFM局のZIP FM の制作会社の方からご連絡がありまして、 今回のイベントHandmation & Marketを番組で紹介してくださるとのこと。 原稿の確認をさせていただきまして、それほど長いものではなかったのでいくつかあるトピックの中のひとつという感じだと思いますが、 ZIP FMを聴くことができる方は、ぜひ聴いてみてください。 イベント初日の11月11日(土)8時05分~20分の空木マイカさんの番組で紹介してくださるそうです。   今回、このイベントは初開催ということで、どんな感じになるか全くわからないのですが、初回なので楽しくやってみたいと思います。 今回のイベントの私個人的な目標は、とにかくたくさんの方々の足を計測して、足や靴に関心を持っていただくことです。 計測代は500円(税込)となりますが、たぶんお値段以上の価値があると思います。 ぜひ、イベントへ足を運んでください。 そして、今回は関東や関西方面から来てくださるお客様もたくさんいらっしゃる予定です。 皆様、くれぐれもお気をつけてお越しください。 では、一宮でお会いしましょう。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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モンキーブーツ

今年も立冬を過ぎ、暦の上では冬になりました。 まだ昼間は温かな日差しがある日も多く、冬を感じるのはもう少し先かと思いますが、着実に空気は乾いてきています。 そして、これからの季節に気を付けていただきたいのが靴のメンテナンスです。 お客様には・・・、 「靴クリームは塗り過ぎないようにしましょう。」 とお伝えしていてその理由をご存知の方も多いかと思いますが、そのあたりのおさらいも含めてお伝えしたいと思います。 まず、日頃の靴のメンテナンスで心がけていただきたいのが、履いたらその日のうちにブラシをかけて埃を落としていただきたいことと、メンテナンスの際に靴クリームを塗り過ぎないことです。 その理由は、靴についた埃は革の湿気を奪うなどのダメージを与えます。 そして、ブラッシングで埃を落としていただくことで表面をきれいにしていただくと同時に、革の表面の状態の確認ができ、必要に応じて保革のメンテナンスをするきっかけにつながります。 さらに、靴クリームを塗り過ぎないというのは、靴のクリームは少しずつ革に浸透していきますので、塗り過ぎてしまうとクリームが劣化して硬くなった時に革の表面も一緒に硬くなって割れてしまう可能性が出てきます。 そんな理由から、靴のクリームは基本的にごく少量(片足につきコーヒー豆ひとつ分くらい)を塗るように(ちょっと足りないくらいで十分です)し、さらに数ヶ月に一度くらいはしっかりと落としていただくようにしてください。 また、これからの季節は特に革に水分を与えてあげる必要があり、おすすめとしてはデリケートクリームを適度に塗っていただきたいと思います。   私もデリケートクリームを塗りました。 こちらは、私が普段履いているギブソンブーツです。 普段、なかなか忙しくて靴の状態を細かくチェックできない方もいらっしゃるかと思いますが、このような屈曲する部分のシワはほったらかしにしていると知らないうちに割れていたなんてこともあります。 定期的に革の状態を確認し、これからの季節には最低でも月に一度くらい、できれば2週間に1度くらいデリケートクリームを塗って保革をしてあげるのが良いと思います。 私のギブソンブーツは、まだ大丈夫でしたが、でもこのままだったら割れてしまったのではないかという状態でした。 こちらはモンキーブーツです。 こちらの方が古いのですが、こちらもまだ大丈夫でした。 まだ大丈夫というのは、ちょっと良くないですね。 将来の靴の状態は、それに至るまでの過程の結果ですから、今しっかりとメンテナンスをしてあげることで今後良い状態を保ってくれることになります。 乳化性の靴クリームにも保革の成分は入っているそうですが、できれば保革を目的としたデリケートクリームを使っていただき、良い状態を保って安心して履いていただきたいと思います。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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革のご案内

カテゴリー: Leather:革入荷情報

Brazil

余談なのですが、先日東京モーターショーが幕を閉じました。 昔は、モーターショーといえば世の中がこぞってその情報を伝えたものでしたが、最近のモーターショーは何となく寂しい感じがします。 流れの中心はEVやら自動運転やらで、それらがドライバーにとってワクワクすることではないからかもしれません。 クルマに乗る楽しみは、少しでも運転が上手になることや、クルマに乗ってどこか遠くに行くことだったと思いますが、 前者はすでに感じることができなくなっています。 いやいや、私の運転が上手くなったのではなく、クルマがそつなくこなしてくれるので、うまくなる必要がないというか、うまくなる余地がないというか、 このオートマが中心の世の中で荷重移動だのトラクションだの言ったところで、そんなことはすべてクルマがやってくれることですから要らない情報です。 それに、どんなクルマでも必要以上に速いです。 つまり、運転が上手になる必要もないし、ほとんどのことをクルマがやってくれるのなら、クルマを運転する楽しみがなくなってしまうのも当然と言えます。 例えるなら、自動で制御してくれるスノボやスキーがあって、それに乗っているだけで上手にもならない、誰でも早く滑ろうとすればいとも簡単に滑れてしまうというようなものです。 魅力ないですよね。 なので、私のクルマの楽しみは、どこか遠くへ行くときの景色と、行った先で食べるその土地のモノです。 クルマである必要があると言えば、荷物が多少多くても大丈夫ということと、駅じゃなくてもどこでも止まれることくらいですね。 みんな、マニュアルのクルマに乗ればよいのにって思います。 ブレーキとアクセルを踏み間違えることもないでしょうし。 元気なうちに、マニュアルのクルマに乗っておきたいと思います。 それも、ちっちゃくてちょっとダメなくらいのヤツが良いです。   さて、今日は革のご案内です。 今週末に愛知県の一宮市でイベントを開催するのですが、その準備として持って行く革のチェックをしていたところ、 すっかり忘れていた革が出てきました。 「Brazil」という革です。 タンナーさんの名前を聞いていなかったのですが、IncasとかConceria800とか、そのあたりのトスカーナにあるタンニンなめしを得意とするところだったはずです。 黒の革で、多少シボがあるのですがVacchetta800ほど強いシボではなく、かと言ってスムースとも違います。 ただ、靴になった時にはつま先のシボはほとんどなくなってしまうので、雰囲気的に見ればスムースの方が近いかもしれません。 この革の特徴として、黒い革ですがフォーマルではなくカジュアルの服に適した革であること、 そして生地がとってもしっかりしていること、 さらに革自体の雰囲気がとっても素晴らしいことが挙げられます。 以前からお勧めしているような、服の雰囲気は黒系なのに、黒いスムースの靴を履くと全体的に重々しくなってしまうような時に、ぜひ履いていただきたいと思います。 なので、この革でプレーンのチャッカブーツやプレーンのギブソンブーツなどを作って、カジュアルな要素を含みつつもブリティッシュの雰囲気というスタイルになります。 裏もキレイです。 そんな革ですが、残念ながらあと1足分しかありません。 冬の間はメルトンのコートやツイードのジャケットを着るという方、もしくは春から夏にかけてはスーツは着ないけれどあまりだらしない恰好はしたくないという方、 ぜひこんな革で作ってみてください。 ご希望の方は、お早めにメールでご連絡ください。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ラスト調整

今日は、ご注文いただいたお客様のラストの調整をしていました。 ラストの調整とは、お客様の足の計測結果を元にして、最も近そうな足長・足囲のラストを木型屋さんに作っていただき、それをさらに肉付けしたり削ったりする作業です。 参考までに、実際の足の数値がラストの数値になるわけではなく、ラストはある程度締めた数値になるように調整します。 どれくらい締めるのかは、そのお客様の足の状態などによって変わってきます。 同じような足の形状をされている2人のお客様でも、出来上がるラストは全く違うということも十分に考えられます。 この辺りのロジックは、以前にも書きました通り作り手の考え方による部分で、それが履き心地につながったり、疲れにくさにつながったりすることになります。   足の形状は人それぞれ違うので、足に合った靴を履くことがどれだけ大切なのかは何となくイメージしていただけることと思いますが、 それでは人の足はどれくらい違うのかということも重要な要因になります。 ほんのちょっとくらいなら、そんな細かいことを言わなくたっていいじゃない・・・ということになります。 でも・・・、 こちらが今日ラストの調整をしたモノです。 足長がちょっと違うので一概に言えない部分もあるのですが、 左のラストの方は、計測結果ではウィズ(足囲)がDでした。 真ん中の方が3E、 そして右の方がFでした。 C ⇒ D ⇒ E ⇒ 2E ⇒ 3E ⇒ 4E ⇒ F ⇒ G という順番でウィズが大きくなっていくわけですが、仮に同じ足長の場合、上の表記で右にひとつ進むと足囲は6ミリ大きくなります。 ということは、足長が同じ方同士の場合、ウィズがDの方とFの方では計算上では30ミリ違うということになります。 30ミリがどれくらいかというと、とっても極端なたとえではありますが、ちょうど手元にあったPROCKEYマーカーの1本分の太さ分が増える感じです(本当に極端ですみません)。 でも、こうして比べたり数値にしたりすればすぐにわかることですが、子供のころからずっと見ている自分の足が標準とされている数値に比べてどうなのかということをご存知の方はあまり多くないように思います。 足の幅が細いと思っていた方が、計測してみたらじつは単にサイズの大きい靴を履いていただけということもありましたし、 足がたくさん汗をかくと言っていた方が、計測してみたら足の特徴からして合わないタイプの靴を履いていたことが原因だったということもありました。 そのほか、靴下にすぐに穴が開いてしまうのはカカトが細くて靴と合っていなかったなど、いろいろな原因が見えてきます。 足の計測をすることは、必ずしも靴をオーダーするということではなく、ご自身の足を正しく理解することです。 足の計測をして、足に合った靴を選んで、こんなに快適に歩けるのか!と実感していただきたいと思います。 オーダーメイドの靴屋は、そんなところでもお役にたてるはずです。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

この数日間、来週末の一宮でのイベントに持って行く革小物の製作をしていて、メインの靴製作の作業が思いのほか進みませんでしたが、やっと片付きました。 キーホルダーやらパスケースやらとりあえず必要な数が完成して、やっと明日から通常の作業に戻れます。 とはいっても、いつもと違うことをしていると、なんとなく遊んでいるみたいで罪悪感があるものの、ちょっと楽しかったです。 あとは、出発の前日に荷物をまとめてクルマに積み込めば完了です。   さて、今日のお客様は、東京都にお住いのNUさんです。 ご注文を頂いていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 NUさんは、今回の靴が2足目になります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のシュリンクの革を使ったギブソンブーツです。 「ブーツはもしかしたら履いた時に違和感があるかもしれない・・・。」 とおっしゃっていましたが、実際に履いて歩いていただいたところ、 「大丈夫そうです。」 とのことでした。 まだまだ履き初めで、靴自体も馴染んでいないため、結論を出すのはちょっと早いかもしれませんが、見た感じでは大丈夫ではないかと思いました。 以前は、ちゃんと足に合う靴に出逢えなかったために、スニーカーの方が履きやすいと思っていらっしゃったそうですが、 前回納品したこのオックスフォードを履くようになってから、考え方がガラリと変わったそうです。 「革靴は、スーツを着たときのみ履くものだと思っていました。でも、こうして履いているとスニーカーよりも履きやすいですし、履く頻度がとても高くなりましたよ。」 とおっしゃっていました。 ともあれ、ギブソンブーツはこれから履き込んでいただくととっても足に優しい履き心地に成長していきます。 足首をしっかりとホールドしてくれて、その安定感が病みつきになるかもしれません。 ぜひ、たくさん履いてあげてください。 今日はありがとうございました。   靴のスペック デザイン:ギブソンブーツ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ガラコ

イベントがだいぶ迫ってきていて、今日はちょっとした小物の制作をしてました。 靴以外のことにこんなに時間をかけるつもりはなかったのですが、いざ作業を始めると納得のいくまでとことんやってしまうので、ちょっと簡単に・・・では済みません。 曲がりなりにも、製品として代金を頂いて販売するものですから、当然といえば当然です。 こんな機会じゃないと販売できないパスケース。 靴を作る際に残った革を使って作りました。 靴にはあまり適していなかった革や、何となくパスケースの方が適している革もあります。 お楽しみに。   さて、つい先日のことですが、ウチの家内が突然・・・、 「自分のクルマの窓をキレイにしたい。」 と言い出したので、私はほとんど使わないこれらを買ってきました。 全くクルマに関しては無頓着で、ワックスがけもタイヤの空気圧のチェックもオイルのチェックもすべて私がやっているのに、いったいどうしたことか。 きっかけは、お友達にガラスコートをしておくと良いと聞いたことのようですが、 いずれにしても、全く関心がなかったところから、多少でも関心をもって自分で何かをやろうと思ったことは、非常に良いことだと思います。 やはり知らないよりも知っていた方が良いと思いますし、関心を持つことから始まってそれがきっかけで得ることも多いはず。 ちょっとしたバージョンアップです。   私は靴屋なので靴に関して言うと、靴も同様に関心をもっていただきたい事柄のひとつです。 どんな靴が足に合うのか、良い靴を履くメリットは何なのかなど、私たちの身体や健康に多少なりともかかわりのあることですし、知らなかったことに後悔をする方も多いことなので、 方向性を間違わないようにして、靴に関心を持っていただきたいと思います。 いくら高い靴を履いていたとしても、サイズが合っていなかったり、形が足に合わないようなものでは、それだけの価値を生かすことができませんから、 まずは専門の知識を持ったスペシャリストに相談しながら知識を増やしていくことをお勧めします。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギリーシューズ

今日のお客様は、栃木県にお住いのSさんご夫妻です。 ご注文を頂いていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 Sさんご夫妻は、これまでにもすでにたくさんの靴をご注文いただいています。 特に、ご主人が大変気に入ってくださっていて、いつも熱くシューリパブリックの靴のご感想をお話してくださいます。 今回完成したのは、ご主人がフルブローグのギリーシューズで、 こんな感じでてんこ盛りです。 いろいろ検討されているときに、以前から気になっていた靴+ギリーシューズということで、こうなりました。 結果、とっても格好良いと思います。 これは、目を引きますよ。 重厚感があって、とってもステキです。 そして、奥様は、 プレーンのオックスフォードです。 こちらは、シューリパブリックでは珍しくカーフが入荷したのでそちらを使い、カーフの質感を生かしてつま先はプレーンになりました。 色は、黒じゃないですよ、ネイビーです。 ちゃんとストッキングも色を合わせてくださっています。   Sさんご夫妻は、これまでにご注文いただいた靴を見ていると、ご主人は比較的ベーシックなものが多く、 奥様は結構攻めています。 お二人が今日履いていらっしゃった靴がこちら。 ご主人のギブソンブーツと、 奥様のギリーシューズ(グリーン)です。 女性は、ストッキングやスカートとあわせてアヴァンギャルドな色の靴も履けますから、そんなところがいいなぁって思います。 Sさん、我々も派手に行きますか。 来週、一宮でお待ちしております。 お気をつけてお越しください。   靴のスペック(ご主人) デザイン:フルブローグギリーシューズ レザー: キップ(型押し) ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   靴のスペック(奥様) デザイン:オックスフォード レザー: カーフ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRLA+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

ここのところ、一宮のイベントの話ばかり書いているような気がしています。 もう、イベントは来週末に迫っていまして、おおよその作業は完了しましたが、あと少しだげちょっとした革小物の製作をしなくてはいけないといったところです。 そして、今日のこりのグッドイヤーウェルテッドのギブソンシューズが完成しました。 Vacchetta 800を使って製作したネイビーのギブソンシューズです。 そうそう、この革に関して1点訂正です。 このVacchetta 800はTempestiの製品だとばかり思っていましたが、確認したところ同じイタリアのConceria 800社のものでした。 すみません。 とにかく、そのVacchetta 800を使ったギブソンシューズは、まぁなかなかの雰囲気に仕上がっています。   靴を作っていると、「木を見て森を見ず」という言葉を思い出します。 既製品の靴を見ると、本当にキレイに仕上がっていて、先日ちょっと立ち寄ったある靴メーカーのアウトレットショップでは、ほんの少しだけ革に問題があるからということでB品になっていました。 もちろん、作り手はできる限り良いモノを作ることは必要ですが、天然由来の素材を使って製作するうえでちょっとしたトラ(仔牛の身体にあるスジ状の柄)まで検品ではじかれる要因となっています。 その程度があまりにもひどいモノは確かに検品ではじかれてしまいますが、それをはじいていたら靴を作れなくなってしまうと思うような印象も受けました。 かつて聞いた話では、日本の靴の企画では、革の味と言えるようなまだらな部分も検品ではじかれてしまうために、それを嫌ってまだらにならないようなベッタリと顔料を塗った革を使うようになったらしいです。 昔の話ですが・・・。 裁断する前の革を見ていただくと、部位によって色味が全く違うモノもあったり、シュリンクの質感が全く違っていたりということはザラです。 そういう条件の中で見栄えばかりを優先してモノづくりをしていては、良いモノなんてできません。 靴は天然由来の素材を使っているからこそ履きやすいということを理解して、全体の雰囲気を見ていただきたいと思います。   そんな基準で見ると、なかなかの雰囲気に仕上がっているギブソンシューズです。 こまかい部分はザックリですが、つくりの部分や仕様においてはけっこう良いと思います。   もう、イベントに持って行く予定の16足は、みんな靴箱に入りました。 このほかに、ハンドソーンウェルテッドの靴のサンプルを10足ほど、そしてイベントで使うテーブルやイス、ポップやパネルを立てるイーゼル、その他こまごましたものを持って行かなくてはいけないので、 全部クルマに積めるのかがかなり心配です。 そんな心配は積み込みの時にすればよいとして、 今回のグッドイヤーウェルテッドの靴は、いわゆる普通の既製品とは違う、オーダーメイド靴屋が作った既製品です。 ラストの形状もかなり複雑ですし、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴と同じ素材をたくさん使っています。 オーダーメイドの世界へ足を踏み入れるステップとしても良いですし、普通の既製品ではちょっと物足りない方にも良いと思います。 サイズ表記がUKサイズですのでちょっと迷ってしまうかもしれませんから、なるべくお客様の足を計測して最も良さそうなサイズのモノをお渡しできるようにしたいと考えています。 シューリパブリックの靴の特徴は、優しい履き心地、真夏でも蒸れにくいつくり、長時間履いていても疲れにくいといったところでしょうか。 皆様のお越しをお待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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革靴は育てる

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ハンドソーンウェルテッド

つい先日、9月なのに暑いと言っていたと思ったら、もう11月。 冬に向かっています。 私たちシューリパブリックでは、お取引先のショップなどで定期的にイベントを開催しているため、次のイベントをにらんで作業などのスケジュールの調整をしていると、あっという間に数ヶ月が経ってしまいます。 今は、もう来週に迫った愛知県一宮市で開催するイベント「Handmation & Market」の準備をしていて、それまでにあれをやってこれをやってという感じで動いていると、いつもよりも毎日がすぎて行くのがとってもはやく感じます。 今日も浅草に仕入れに行った帰りにホームセンターに立ち寄ってちょっとしたモノを買ってきたのですが、 こまごまとした準備がとっても多くて、とにかく忘れ物をしないように毎日メモを確認しています。   さて、そのHandmation & Marketでは、おそらくたくさんのお客様にお会いすることになるだろうと思っているのですが、もしご興味があってイベントにお越しいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ革靴の予備知識としてこのブログをご覧になってください。 一般的に革靴は、履きにくくて疲れて足が痛くなるという認識があるようです。 全くウソではないにしても、やはりそれはちょっと違うなぁって思う部分もたくさんあります。 まず、正しいフィッティングで足に合ったサイズのモノを選んでいるかどうかということがひとつ問題になります。 革靴は、スニーカーに比べて素材が硬いため、足が厳しい条件と感じるかもしれません。 確かに、スニーカーは履いたその日から柔らかくて快適に履けますが、革靴は硬くて場合によっては靴ズレを起こしてしまうこともあります。 革靴の場合、サイズが足に合っていないと、それがほんのハーフサイズだったとしても履きにくくなってしまうという、とってもシビアな面があります。 さらに面倒なのは、革という素材の都合で履き始めたその日から快適に履くことはちょっと難しいということです。 革は、荷重がかかって沈むところや、折れ曲がる部分、押される部分などがある程度使い込まれて落ち着く(馴染む)まで変化していきます。 言い換えれば、その変化し終わる状態で足にピタリと合っているように作る、もしくはフィッティングをするわけですので、馴染むまではもしかしたらどこかが当たったり擦れたりすることもあるのです。 本当に面倒くさいと思う方もいるかもしれません。 だったら、スニーカーで良いじゃんとい方もいるかもしれませんが、 革靴は履き込んで馴染んでくると、優しく足をホールドしてくれるようになり、本当に履きやすくなります。 既製品の靴の場合は、そのスタート地点が少し後ろの方にあるので、しっかりと馴染むまでオーダーメイドのモノに比べて時間がかかりますが、それでも物理的に足に合っていないモノでない限り劇的に履きやすくなります。 製法の違いに関しては、これはもう根本的な違いなので、履きやすさを追求するならばその製法における限界もあります。 それでも、履き込んで靴が馴染んできて履きやすくなる革靴は、馴染んでから修理しながら永く履けるので、スニーカーよりも履きやすさに関してはアドバンテージがあると言えるでしょう。 そんなスニーカーとの比較もさることながら、 革靴はしっかりと履き込んで馴染ませて初めて、本来の革靴の機能を発揮するということを知っておいてください。 そのことを革靴を育てるとか、革靴が成長すると言います。 育てるというくらいなので、間違った育て方はいけません。 靴ヒモはしっかりと締め、必要なメンテナンスをしてあげることも大切なのです。 私が普段履いている靴たちも、だいぶ成長しました。 今では、長時間履いていても全く問題ありませんし、むしろスニーカーよりもずっと履きやすいほどです。 まだまだこれからもずっと付き合っていく靴たちです。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 一宮はモーニングサービスの発祥の地です。 イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。  シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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