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ハンドソーンウェルテッドであること

カテゴリー: Message:伝えたいこと


余談ですが、いよいよ私も明日の夕方に、1回目の新型コロナのワクチン接種をしてきます。

実際にはもう少し早く予約ができたのですが、ワクチン接種後の副反応のこともあって、お休みの日との兼ね合いで明日になりました。

噂では、結構深刻な副反応が出ている方もいるようで、私は結構たくさんアレルギーがあるのでちょっと心配なのですが、データ的に見ればこれは打っておいたほうが良いと思いまして接種するということにしました。

ただ、私個人レベルでは接種しようかどうしようかという感じで悩んでいましたが、国レベルではそんなことよりも少しでも感染者を抑えて早く収束に向かうべきということだと思うので、ここはみんなと足並みをそろえていきたいと思っています。

そんなわけで、とりあえず今のところはそんなに心配していませんが、もし明日の夜になって熱が出て動けないようなことになったらブログをお休みさせていただくかもしれませんので、その際はご了承ください。


さて、ここ数日はウェルティングの作業をしています。

作る側にしてみれば、とっても手間がかかり、見た目ではその手間をほとんど感じられないわけで、靴に興味がない方からすれば、

「どうしてこの靴がそんなに高いのか?」

とか、

「なぜそんな高い靴を買う人がいるのか?」

と思われるのも仕方ないなって思っています。

ウェルティング

でも、実際にはハンドソーンウェルテッドの靴は既製品のセメンテッドの靴と比べると何倍も高いのに、その価格以上の価値を理解してくださっている方がたくさんいること、そしてそんな靴を必要として下さている方がたくさんいることを本当にありがたいと思っています。

実際に、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴と、世の中の多くを占めるセメンテッドの既成靴との違いは大きく分けていくつかあって、

1つ目として、靴そのものが足に合っているか否かということ(オーダーメイド靴の足との合わせ方は作り手によって異なりますが、それは置いといて・・・)、

2つ目として、ラスティングは手作業によるものか機械で行ったものかということ、

3つ目として、アッパーとソールを縫って取り付けているか貼り付けているかということ、

と、ややザックリですがこの3つになると思っています。

それでは、これらの中のどれが一番大切なのかというと、これが実はどれも大切で、足に合っていなければ履きやすい靴にはなりませんし、なんとなく近いサイズのものでも微妙な調整を施したものとそうでないものとでは全く履いた印象が異なります。

また、意外に思うかもしれませんが、ラスティングにおいても機会と手作業では全く履き心地が異なりますし、革の特性を理解してベストな状態に仕上げていないと心地よさを感じられません。

さらには、アッパーとソールを貼りつけたものとウェルトを介して手縫いで縫ったものとでは、これまた全然履いた印象が異なります。

実際に、私たちの工房にいらっしゃって靴のご注文をしてくださるお客様のほとんどが、靴のオーダーは初めてという方なのですが、完成した靴をしばらく履いていただくと、ほとんどの方がそれまでの靴とは全く違うということをしっかりと感じ取ってくださっているので、

特別すごい知識や感覚を持っていなくても、その違いは実感できるほどだと思います。

ハンドソーンウェルテッドというと、一般的にはスーツを着てパリッとした雰囲気に合わせる靴であることが多いのですが、やっぱり心地よく履けるものはどんなときにも履いていただきたいので、私たちはビジネス用の靴だけではなくもっとカジュアルな雰囲気の靴もハンドソーンウェルテッドで製作し、普段の生活の中で履いていただきたいと思っています。

確かに価格だけ見れば安くはないですが、このような靴を履けるうちに、ぜひ履いていただきたいと思っています。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

期間&足数限定 出張計測費用かかりません☆プラン を試験的に実施します。

これは、新型コロナウィルスの影響で多くのお客様が靴のご注文のために私たちシューリパブリックの工房にお越しいただくのが難しくなってしっまったため、先にオンラインで打ち合わせをおこない、新型コロナウィルスが多少落ち着いたころにお客さまの元へお伺いし、足の計測をさせていただくというプランです。

今回は試験的に特別な費用はナシで実施させていただきます。

あまり頻繁に工房を空けられないので、足数が限定となります。
ご了承ください。

今のところ、お伺いするエリアは関東の一都六県を予定しておりますが、スケジュール的に都合がつけば多少遠くても行けることもありますので、ご興味をお持ちいただいたお客様は是非お問い合わせください。

福島や長野、新潟も比較的行きやすいので、場所によっては可能になります。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【お知らせ 5 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 









 

 

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