東京レザーフェアに行ってきました

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今日と明日の2日間、浅草の都立産業貿易センター台東館にて、第94回東京レザーフェアが開催されています。

東京レザーフェア

靴の業界に入って、会社勤めをしていたころは、上司から・・・

「行って勉強してきなさい。」

と言われ、しぶしぶ行っていました。

しぶしぶだったのが徐々に足が遠のき、何年間かは行かない時期がありましたが、独立してからは情報源として、もしくは交流の場として足を運ぶようにしています。

レザーフェア

 

今回は、春夏物をメインとした商品が展示されています。

春夏物は、主に女性ものの靴の素材が多いので、私としては収穫は少なめなのですが、普段からお世話になっている革問屋さんも出展しているので、ご挨拶をして近況を伺ってと、ここいわゆる情報交換をしてきました。

全体をざっと見たところでは、シュリンクや型押しの革が目につきました。

また、ワークブーツに使うようなアメリカ製の厚い革を出品している革問屋さんが以前に比べると多くなったように感じました。

色的には、深いグリーンや鮮やかなブルーが多かったように思います。

そんな話を、革問屋さんのいつもお世話になっている担当営業さんにしたところ、

いわゆるビジネスシューズなどに使うキレイなカーフやキップは、生地の不足で作れなくなってきているという状況もあって、華やかな色のカジュアルテイストのモノを前面に出しているというようなことを言っていました。

確かに、私はビジネスシューズ用キメの細かいキップの革を主に探していたのですが、思ったような革には出会えなかったので、担当営業さんが言うのは間違いではなさそうです。

 

そうそう、このレザーフェアですが、各出展者は来月上旬に開催予定の個展(各会社のショールームで独自に開催する展示会)にスケジュールを合わせていて、このレザーフェアには新たな革が間に合わないけれど個展には新しい商品を並べるという会社も少なくないようです。

なので、本番は個展の方ということになります。

それでも、ビジネス用の革は難しいかもしれませんね。

そんな、ビジネス靴用の革がなくなるわけがないじゃん・・・と思っていらっしゃる方、確かにビジネス靴用の革はなくなりませんが、良い革は確実に少なくなっていて入手が困難になってきています。

その代わりに、ステアなどの成牛の革を上手に加工して、表面をきれいに仕上げたような革が出てきています。

新しいうちはとってもキレイな革で、キップとの違いをほとんど感じないように思いますが、履きこんだ時のシワの入り方は全く違います。

将来的に購入を検討されている方は、早めのご検討をお勧めします。

この下の方に表示しているような革は、今後はもう入荷しない可能性は十分にあります。

革問屋さんの倉庫での発掘作業を頑張るつもりですが・・・。

 

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