今日の作業は、ラスティング。
ラスティングは、たくさんの集中力と体力を必要とするので、あまりたくさんをまとめてやるのではなく、半日だけにするようにしています。
今日ラスティングをした靴のうちのひとつ。
ちょうどツヤのある革でしたので、蛍光灯の光が映って、どんな感じにつられているのかがわかると思います。
ラスティングのポイントはたくさんありますが、完成度を上げるときに大切なのが、センタリングと甲のつき方と、そして土踏まず周辺の引き方です。
センターが曲がっていてはキレイな靴になりませんし、甲が浮いているようでは正しい成形ができていません。
さらに、土踏まずがちゃんと引いていないようでは、作り手が靴作りそのものをちゃんと理解しているのかと疑われてしまいます。
こうして見てみると、靴のラスト(木型)は凸の部分と凹の部分とがあって、どちらにもアッパーの革がピタリと付いて成形されつつ、
型くずれしにくいように正しい力と正しい方向に引くことで、ちゃんとした靴が出来上がります。
どこの部分をどちらの方向に引くのかは、ちょっとずれてしまっただけでアッパーに変なシワが出ることもあります。
ともあれ、ラスティングは引く力加減もとても大切ですし、引く方向も大切ですし、更にはどの部分を引くのかということもとっても大切です。
ほとんど平らな革を、あっちこっち引いて立体の形にするのですから、そりゃ技術も要るわけです。
次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。
さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
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