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乾燥剤

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 いつものことながらお休みの日は雑用が多く、今日も日用品や工房で使うモノの買い物に追われました。 そんな中で、これは今日買ってきたものではなくAmazonで買って昨日届いたものなのですが、必要に迫られてこれを購入しました。 カメラのドライボックス用の乾燥剤です。 今使っているヤツがそろそろ交換時期を迎えるため、新しい乾燥剤を購入しました。 じつは私は工房で使っているカメラを3つに分けて収納していまして、ひとつはメインで使っているカメラのみを入れるボックス、そして残りの2つはレンズをしまっておくボックスです。 カメラ好きの方ならごご存じのことですが、カメラは湿気やホコリに弱いため、その辺にほったらかしにしておくことができず、特に革を削ったりする工房の中ではホコリが多いので必ず密閉された箱に入れておく必要があるのですが、 その箱の中で空気が動かないと湿気が溜まったりカビが発生してしまうリスクがあるので、使わない機材でも結構頻繁にボックスから取り出して動かしてあげるなど、定期的に空気を動かしつつ、そのボックスの中の湿気が上がりすぎないようにカメラ用の乾燥剤が必要なのです。 ちなみに、乾燥剤なら何でもよいという訳ではなく、たとえば海苔などに使う乾燥剤だと強すぎてしまうそうで、ボックスの中の湿度をだいたい30%から50%くらいに保てるカメラ専用の乾燥剤が理想なのだそうです。 それならカメラ専用の防湿庫を買ってしまえばよいという意見もあるかと思いますが、 これですよね、自宅に今使わないカメラやレンズを保管しておく防湿庫があり、これはこれで使っています。 これがあればそれでも良いのですが、こういう大きなモノがいくつも増えるのがあまり好きじゃなくて、これまで使ってきた密閉できるボックスがなかなか優秀なのでそのまま使っていこうと思っています。 カメラは精密機器なので、本当にホコリや湿気には気を遣いますが、じつは靴もホコリや湿気に気を付けていただきたいのです。 1日履いた靴は最低2日以上しっかりと休ませることや、保管する際には玄関のタイルの上など湿気が残るところに置かないということをお願いしています。 ただ、それでは湿気が全くなくなってしまえばよいかというとそういうわけでもなく、強制的に乾燥させてしまうと革がパサパサになってしまうため、靴の場合は強力な乾燥剤は好ましくないのです。 そのあたりのさじ加減は、だんだん慣れていくと思いますが、理想は靴を週に1度くらい履いて、履かないときには湿気が少ないところに保管する(日陰で風が通れば尚可)という感じです。 と言いつつ、私自身が結構ほったらかしなのですが、靴は時々履いてあげることも必要なので、適当なところで上手に付き合ってあげてください。 ★★★お知らせ★★★ ★カカトをお得に修理するプランは、2月末日までです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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repair

余談ですが、まだ2月なのに我が家では夏休みの計画の話が出始めています。 昨年は、奈良、京都、福井、そして富山を4日間で回って来るという、ちょっとわけのわからないプランで、一昨年は京都、岡山、彦根を同じく4日間で回ってくるプランでした。 どちらもトータルで1400キロ近く走り、普通に考えてクルマで行くプランではないのですが、ついついクルマで出かけることに慣れ切ってしまっているので、我が家で出かけるとなるともうクルマ一択になってしまっています。 そんなことを踏まえて、今年はどんな夏休みにしようかと話していたのですが、毎年夏に出かけるとどこに行っても暑いので、今年は暑くないところに行きたいという声も出ています。 いや、夏なのでどこに行っても暑いのではないかと思いますが・・・。 じつは私は昔から旅が大好きで、高校生の時は旅行をする部活に入っていたり、修学旅行委員をやっていたりするほどで、高校一年の時から気ままに一人旅をしています。 当時の愛読書は、JTBの時刻表とツーリングマップ。 そんな私が、今年の我が家の旅行のプランを考えてみました。 まず、毎回費用の半分近くを占めるのが宿代なので、今回は宿代がほとんどかからずに、そのぶんを食事や観光に回すということを考えました。 どのようにするかというと、たとえば昨年のコースの①奈良、②京都、③福井、④富山をそのまま関東に持ってきて、①館山、②いわき、③軽井沢、④日光というコースを仮に作ったとします。 出発はもちろん自宅で、館山を観光したのちに1日目の夜には外で食事をしてから自宅に帰ってきて、風呂に入ってゆっくり寝ます。 2日目も自宅を出発していわきで観光し、また自宅に帰ってきます。 このようにすると、一日の移動距離はさほど変わらないのに宿泊を自宅にしておくことで、宿泊費がかからずに自宅でゆっくりと休むことができます。 予約などをしていないので、ちょっと疲れたという時には予定を一日ずらすこともできます。 なんと素晴らしいプランなのでしょう! まぁ、途中で1泊くらいはどこかで泊っても良いかもしれませんね。 ちなみに、私がいま行ってみたいところは、千葉県の勝浦でおいしいお魚を食べ、同じく千葉県の佐原で水郷を堪能し、あとはどこでも良いので行ったことの無い街に行って一日ゆっくりとその街を散策したいです。 どこか良いところないかなぁ・・・? なんていう時に、もうほとんど行ってしまったからと思っても、じっくりと地図を眺めてみるとけっこう近くでも行ったことの無いところがたくさんあるものです。 いつも行くスーパーでだいたいわかっているような気になっていても、商品をひとつひとつじっくり見てみると全然気にかけたことがないものがたくさんあったりするようなもので、知らず知らずに同じものに目が行ってしまうために意外と気づいていなかったモノやコトがあるんですよね。 私が住む加須市の隣のさらに隣の町は、どんなところなのか改めて考えてみると結構わからないことだらけです。 まだ夏休みまでには時間があるので、家族とじっくり話し合って決めたいと思います。 さて、今回のカカトのトップピースをお得に交換する企画も大変ご好評いただいておりますが、そろそろ終了の日が見えてきました。 今日もお預かりした靴を修理させていただきました。 このbuy 2 get1 free の企画は、2月末日までです。 詳しく言うと、お客様が発送する場合には2月末日の消印があれば有効で、ご持参いただく場合には2月末日までにお持ちください。 改めて確認してみると、もう20足以上のカカトの修理をさせていただいているようです。 その中には本当に久しぶりにお会いするお客様もいらっしゃって、これをきっかけに久しぶりにお会いできて本当に良かったです。 修理をする予定の方は、お早めにお願いします。 ★★★お知らせ★★★ ★カカトをお得に修理するプランは、2月末日までです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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コロニル

少し前のこのブログで、靴のメンテナンスの際に少しオイルも塗った方が良いということを書きましたが、お客様から具体的にどんなものを塗ったら良いのかというご質問をいただきましたので、そのお答えを兼ねてレポートをお伝えします。 もうすでにタイトルで書いておりますとおり、私個人的にはコロニルのシュプリームクリームデラックスが良いのではないかと思っています。 革製品がお好きな方だと、すでにお持ちの方も多いのではないかと思うのですが、結構メジャーなクリームですよね。 私がイベントなどでお世話になっている長野市のIVY PRODUCTSさんでも、よく使っているとのこと。 写真の中で、向かって右側の左足の方にこのクリームを塗ってみました。 ツヤもさることながら、うっすらとオイルの膜ができたような感じで、特に乾燥している時に使っていただいたり、先日の記事でも書いたとおりアッパーとウェルトの隙間にブラシを使ってうすく塗っておいてあげると、革をより良い状態に保つことができそうです。 この塗った時の感じが何かに似ていると思ったら、私たちの工房でも少し前から取り扱っているWREN’Sのクリームのようでした。 いわゆる靴クリームとは異なり、プルプルした栄養成分がたくさん入っているような感じです(あくまでも感覚ですが)。 WREN’Sのクリームに関しては、確かにツヤというよりも何か栄養を補給しているような感じがあったので、実際に似ているのかもしれません。 ちょっと気になったので、近いうちにWREN’Sのニュートラルのクリームも入れておきたいと思います。 靴のメンテナンスは、よかれと思ってやってきたことが実際にはあまりよくなかったりなんてこともありますので、できるだけ情報を集めて正しいメンテナンスをしたいところです。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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シューツリー

昨年の途中で新しい形状のシューツリーが入荷するようになり、積極的にお勧めしています。 ただ、様子を見ながらのスタートだったので、よく出そうなサイズしか入荷していなかったため、特別大きいサイズの入荷は見合わせていましたが、思っていたよりもお客様からご要望が多いので、大きいサイズも入荷しました。 これまでは、おおよその目安として size 9 1/2くらいまでの対応でしたが、今回 size 10 1/2くらいまで対応できるサイズものが入っています。 写真のものは、今回入荷した中で一番大きいサイズのものです。 比較対象として並べているモンキーブーツのサイズが 8 1/2 なので、このシューツリーがとっても大きいことがおわかりになるかと思います。 けっこうたくさん入荷しましたが、考えてみたらこのサイズのお客様ってほんの数人しかいらっしゃいません。 もしかして・・・?と思ったあなた、そうですあなたです。 もし必要でしたらその旨お声がけください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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修理

ふと気が付いたら、もう2月も初旬が終わろうとしています。 つい先日、年が明けて新年だと思っていたら、もう2月です。 私の誕生日は8月なのですが、8月から2月までを往路、3月から私の誕生日までを復路ということにしていまして、往路の日々は比較的ゆっくり過ぎるものの、復路の日々は本当にあっという間に過ぎ去っていきます。 むかし、何とかもっとゆっくり時間が流れるようにできないかと考えた時に、毎月新しいことを積極的にやって、常に環境が変わっていれば良いのだろうと思い、実際に実行してみて、確かに時間の流れはゆっくりになったと感じたことがありました。 小学生の頃の1年間と大人になってからの1年間は、明らかに感じ方が違っていて、さすがに小学生の頃のようにするのは難しいまでも、もう少しだけゆっくりと流れていってほしいと思っています。 今からやってみるとすれば、新しい趣味を見つけてやってみるなんていうのが良さそうです。 あるお客様は、奥様と軽く登山に行っているそうで、私もウチの家内を誘ってみましたが、家が一番と言われてしまい、実現は難しそうです。 そんなに頻繁じゃなくても良いので、月に一度くらいはカメラを持ってどこかにハイキングに行ってみたいと思っています。 そうすれば、新しい趣味を楽しむことができ、写真も楽しめますし、行った先でおいしいものを食べたりステキな景色を見たりして、人生が充実するはずです。 さて、今日もカカトのトップピースの交換修理のご依頼をいただきました。 今やっている、buy 2 get 1 free のプランです。 Iさん、もう修理が終わっていますので、いつでも大丈夫ですよ。 お待ちしています。 ところで、このカカト修理のプランですが、本当にたくさんの方々にお越しいただいたり、靴をお送りいただいたりしていまして、先月の旅チャッカのプランに引き続き大変ありがたいことです。 時々お客様にどうしてこのプランをやっているのかを訊かれることがありまして、じつはこのプランをやることになった真相は次のようなことなのです。 私たちシューリパブリックは、昨年20周年を迎えまして、これまでにたくさんのお客様から靴のご注文をいただきました。 その中には、何足もご注文いただいたのに最近疎遠になってしまっている方もいらっしゃって、時々点検のご連絡をさせていただくものの、お返事がなく、それならいっそのこと必要としているであろうカカトの交換をお得なプランで実施すれば、もしかしたら久しぶりにお越しいただいたりご連絡をいただいたりできるのではないかと思ったわけです。 お客様の中には、ずっといらっしゃっていなかったので連絡しづらいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはありません。 10年以上ぶりにご連絡いただく方もいらっしゃいますから。 実際に、今回のプランで久しぶりにご連絡いただいた方もたくさんいらっしゃいまして、今のところプランは成功のようです。 オールソール交換+ウェルト交換などの私どもでないとできない修理もありますので、必要な時にはお気軽にご連絡ください。 また、よくあるご質問として、10年以上前に作ったラストがまだあるか否かということを訊かれますが、スタートしてからご注文いただいたラストはすべて保管してありますので、もしまた久しぶりに靴を作りたいという方は、以前のラストを使ってご注文いただけます。 ともあれ、しばらくお会いしていないお客様にも、久しぶりにお会い出来たら嬉しいです。 ぜひ、お得なプランをご利用ください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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チャッカブーツ

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 ただ、お休みとは言えそうそうゆっくり休んでいるわけにもいかず、午前中には発送する荷物を隣町の佐川急便さんの営業所まで持って行ったり、普段できない買い物をしたりして、あっという間に午前中が終わってしまいました。 その途中、市内のドラッグストアに行ったのですが、そこでとってもステキな年配のご夫婦を見かけました。 お二人で買い物に来ていて、彼らが乗ってきたクルマがあまりご存じの方は多くないかもしれませんがボルボC30という、かなりマニアックというかレアというか、ちょっと古い、でもとってもステキなクルマだったのです。 そのご夫婦が乗っていたC30はフォードが親会社だった2010年以前の前期型のもので、もう15年くらい乗っていることと思いますがとってもキレイにされていて、お二人とも慣れた感じで買った荷物を積み込んでいました。 ちなみにこのボルボC30(前期型)はこの時代のフォードフォーカスやマツダアクセラと同じプラットフォームを使っていて、小さなボディの割には比較的大きなエンジンを積んでおり、すごく速いわけではなかったものの余裕を持った走りができ、P1800ESを彷彿とさせるリアガラスハッチがとってもオシャレなモデルでした。 日本では、この当時のボルボというとV70に代表されるようなごっつめなモデルが中心で、コンパクトなボルボ、それもフォードとマツダと一緒に作ったプラットフォームのモデルとなると、ボルボ好きというよりはそのデザインやちょっと珍しいモデルに乗りたいという方が選ぶようなモデルだったのではないかと思います。 じつはその当時私も後期型のC30が好きで、さらに同じプラットフォームのフォードフォーカスも好きで、真剣に買おうかと迷っていたこともあります。 つい先ほども改めてボルボC30の後期型を買いたいと思って探してみましたが、比較的安くて今なら買いやすいタイミングかもしれません。 ただ、最も新しいモデルでも10年以上たっており、持病と言われるエンジンマウントの劣化の問題もあり、ある程度金銭的にゆとりがある方で、このデザインが好きな方じゃないと難しいかなって思います。 そんなこともあって、今回私はこのボルボC30の購入は見送りますが、でももしとっても好きなモノ、もしくは欲しいものがあったなら、入手できなくなる前に買っておくべきだと思います。 私が昨年PENTAXのK-1 markⅡというカメラを買ったのもそのような理由で、とっても素晴らしいカメラなのに買わなかったら将来絶対に後悔すると思って頑張って買いまして、本当に買って良かったと思っています。 それに関連することで言えば、靴の革の中でもビジネスシューズに使うようなキレイなスムースの黒が入手困難になってきています。 工房にいらっしゃるお客様にはお伝えしていますが、今ある在庫が無くなったら次の入荷のめどが立っていません。 黒のスムースのキップと言えば、最も靴らしい靴を作るための革なので、まだお持ちでない方はお早めにご検討ください。 ちなみに、こちらの革はもうすでに完売してしまいましたが、やはり黒のスムースのキップで作ったチャッカブーツです。 私が履いているもので、作ってからおそらくもう10年以上たちます。 黒のスムースのキップの代表と言っても良いような革で、10年経っても良い雰囲気を出しています。 ちなみに、この写真はペンタックスのsmc-a 28mm f2.8というオールドレンズで撮りました。 最近のレンズに比べてちょっと柔らかい雰囲気を感じませんか? このレンズも、一昨年に私がどうしても欲しくていろいろと探し回って、程度はあまり良くなかったのですが一度メンテナンスに出してキレイに仕上げていただいたものです。 このレンズも、今思うと本当に買っておいてよかったと思っています。 昨今は時代が変わっていくタイミングで、もちろん新しいものも良いものがたくさんありますが、古いモノの方が良かったということも結構ありまして、だんだん入手が困難になっていくものも増えてくるでしょうから、欲しいと思った時に買っておきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

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メンテナンス

昨日の雪は思っていたよりも早く溶けてしまい、工房の周辺はもうほとんど雪がなくなってしまいました。 ざっと降って早々に溶けてくれるのが生活する上では嬉しいので、このあたりの今回の降り方はある意味理想的だったのかもしれません。 今回は、事前に雪が降ることが知らされていたので、突然降られて靴が大変な事になってしまったということは少ないかもしれませんが、どうしても通勤したり日常生活を送るうえでは思いもよらぬタイミングで雨に降られてしまったり、時にはゲリラ豪雨なんてこともありますよね。 予期せぬことで靴が濡れてしまうのは仕方ないことなので、濡れてしまった時のメンテナンスについてひとつ追加でお知らせしておきます。 きっとほとんどの方は、靴が濡れてしまったらまず水分をふき取り、十分に乾いたらアッパーにデリケートクリームなどの栄養を補給するということをしていると思います。 それが基本ですので、ぜひそれを続けてください。 ただ、忘れがちなのがこの部分。 アッパーとウェルトを縫っているところの隙間です。 この部分は何かと忘れられてしまうことが多く、ウェルト交換修理でお預かりした靴を見てみると、この部分がカサカサになってしまってたり、色が剥げてしまっていることが多いのです。 確かに縫っているところをどうにかしようとしても、分解できるわけではないのでできることに限りはありますが、できることが無いわけではありません。 靴屋がお勧めするこの部分のメンテナンスは、まず靴が乾いている状態という前提で、しっかりとブラッシングをしてここにたまっているホコリやごみを取り除きます。 その次に、古い歯ブラシなどを使ってデリケートクリームを塗ります。 その時の量は少なめにしましょう。 どうしてもこの部分は栄養が行きわたらないので、栄養補給のためにデリケートクリームを塗って乾燥状態から脱却させます。 基本的にはこれでひとまず大丈夫なのですが、より良い状態を保つのであれば、オイルが入った栄養補給のクリーム(ミンクオイルではありません)を塗っても良いかもしれません。 あまり気にしすぎる必要はありませんが、靴のメンテナンスの際には簡単にでもこの隙間のブラッシングはぜひやっておくことをお勧めします。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラスト

先日、あるお客様から興味深いお問い合わせがありましたので、これはぜひ皆さんにもお伝えしておきたいと思いました。 それは、靴のつま先の形とラストのつま先の形の関係です。 ちょっとこちらをご覧ください。 左の黒い靴は、右にあるラストを使って作ったものです。 もちろん、ラストは左右同じ形のものを使っています。 ここで見ていただきたいのが、ラストはそれほどつま先が丸くないのに、どちらかといえばやや細いという印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、そのラストを使って作った靴はつま先が結構丸くなっています。 これって不思議じゃないですか? 靴を作る際に、つま先にはライニング、トーパフ(つま先の芯)、そしてアッパーの革が乗るわけで、厚さにしてそのままだと約5㎜強、ラスティングの際に叩いて締めるのでそれでも4㎜以上になります。 それがラストの周りにくっつくと、ラストは結構シャープな形だったとしても出来上がる靴は、ラストに比べるとそこそこポッテリとした形になるのです。 違う角度から見たところです。 この角度から見ると、ラストは結構薄く見えますが、靴はなかなか厚みがあるように見えます。 これも、靴はインソールの厚みが加わるため、ラストだけの見え方よりもかなり厚くなるのです。 ということは、シューツリーを選ぶときには思っているよりもずっと薄いものである必要があり、ラストから靴のつま先の形をイメージする場合は、思っているよりもポッテリとすることを知っておくとよいと思います。 私たち作り手は、普段からラストを見慣れているので、このラストからこんな靴が出来上がるというのはわかりますが、ご存じない方だと思っていたのと違うということになりかねないので、知っていることはとっても大切です。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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モンキーブーツ

こちらは、先日もご紹介した納品待ちのお客様のモンキーブーツです。   じつはこのお客様はシューツリーも一緒にご注文いただいていて、こんな感じのものが出来上がっています。 シューツリーに関して私が考えるところでは、ちゃんと靴に合っているものがあれば間違いなくあった方が良いと思っていますが、合うものがないのであれば新聞紙などをしっかりと固めたものを入れておくのが良いと思っています。 何も入れないと、どうしても履いていてつま先が反ってきてしまい、その後は大きなシワが入ってしまったりして靴に対して悪い影響が出てしまう心配があります。 では、シューツリーを入れないのと合わないものを入れるのではどちらが良いかと言いますと、私個人的には入れない方がまだ良いと思っています(その時にはぜひ新聞紙などを固めて入れてください)。 そんなシューツリーですが、ではどういうものが靴に合っているのかということで、こちらの写真をご覧ください。 奥側の右足はシューツリーを入れていない状態で、手前側の左足にはシューツリーを入れています。 つまり、シューツリーを入れても靴の形がほとんど変わらないというのがひとつの理想で、さらにもう一つ言うと反ってしまった靴をしっかりと伸ばしてくれるくらい張っているということも必要です。 こちらが今回調整して作ったシューツリーです。 靴自体の厚さはもっと厚いように見えますが、それはインソールやそのほかのものを合わせた厚さであり、足の厚さもラスト(木型)の厚さはこれくらいなので、シューツリーもおそらくイメージしているよりずっと薄くなっているはずです。 今現在、私たちシューリパブリックで販売しているものは、昨年の途中からリニューアルしていまして、バネが比較的強く、そのためラストに比較的近い形で靴に面で接するような仕様になっています。 以前のものに比べて削る際に更なる精度が要求されるようになり、作業の時間が多くかかるようになったため価格を改定させていただきましたが、靴とラストを計測しながら現物合わせで作っているので、しっかりと効果を発揮するシューツリーになっています。 靴を永く良い状態で履いていただくために、ぜひご検討ください。 シューツリーの数は、靴を1足だけお持ちの方は1足分、靴を2足の方も1足分、3足以上の方は足数マイナス2ということで、5足お持ちならシューツリーを3足分ご用意いただくのが理想です。 シューツリーだけのご注文も承っています。 メールやお電話でOKです。 ご注意として、このシューツリーは私たちシューリパブリックで製作した靴専用となります。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ダイナイトソール

昨年の12月に発注していたダイナイトソールが、今日入荷しました。 今回入荷したのは13箱。 このダイナイトの製造元であるイギリスのHarboro Rubber(ハーバララバー)とは、もう20年近く取引をしていることや、ウチの貿易担当さんが抜け目なくしっかりとやってくれているので、海外からの輸入であっても比較的心配なく買うことができています。 毎回ダイナイトが届くと、発注通りに商品が届いているか確認する必要があり、箱を開けて数量の確認をします。 今回も無事に発注通りに届きました。 さて、たくさんダイナイトが届いたので、今回はダイナイトのカカトのトップピースをお得に交換修理する企画をやってみたいと思います。 詳細は以下の通り。 ① 2足分の料金で3足修理するプラン → 海外でスーパーなどに行くとよく目にする「buy 2 get 1 free 」的なもので、その名の2足分の料金で3足部修理しますというプラン。 条件は・・・、・ダイナイトのカカトのトップピースの修理に限ります。・カカトを修理する靴を3足お送りいただくか、ご持参ください。・私たちシューリパブリックで製作した靴に限ります。・料金は、8,800円(税込み)です。・修理する靴は、一度お預かりさせていただき、翌日以降の完成になります。・靴を発送でお返しする場合、別途送料がかかります。・ご夫婦などでまとめて3足でもOKです。 このプランだと、1足分の修理費用が約2,930円になるので、大変お得です。 ② 2足だけの場合は私たちシューリパブリックが送料を負担しちゃうプラン → 修理する靴が3足は無いけれど2足だけならあるという場合は、お得度合いはちょっと下がりますが2足だけの修理でも少しお得なプランです。 条件は・・・、・ダイナイトのカカトのトップピースの修理に限ります。・カカトを修理する靴を2足お送りいただくか、ご持参ください。・私たちシューリパブリックで製作した靴に限ります。・修理する靴は、一度お預かりさせていただき、翌日以降の完成になります。・料金は、8,800円(税込み)ですが、靴をお返しする際の送料を私たちが負担します。 新年度を迎える前に靴をキレイにしておきたいという方には、とても良いタイミングかもしれません。よほど忙しい時を除き、靴た到着したら翌日に発送する予定です。 そろそろカカトがすり減ってきたという方、ぜひこの機会にご検討ください。このプランは、2月末日発送分まで有効です。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。シューリパブリックが

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