Archives

オックスフォード

少し前に初めてのシューリパブリックを納品させていただいたお客様のUさんから、その後のレポートが届きました。 納品させていただいたのは、黒のオックスフォードです。 納品して数ヶ月が経ち、今はこんな感じに成長したそうです。 Uさんからのコメントは、 「スニーカーと革靴どちらが歩きやすいかという話をフェイスブックで拝見しましたが、革靴の方が良いですよね。 私もシューリパブリックで靴を購入するまでは、スニーカーの方が歩きやすいと思っていましたが、 今はそう思いません。 私の靴はとても歩きやすく、どんどんカッコよくなってます。」 と、そして・・・、 「シューリパブリックで靴を買って良かった事として、時間とお金の節約があります。 店頭に並べられたとてもとても高い靴も、雑誌で語られる(それも高尚な(笑)、時に難解な言葉)で美しく語られるその靴も履いて痛くなる靴には関心が湧かないからです。 シューリパブリックで買う前はそういった雑誌や高価そうな靴を見ることも多かったです。 結局良い革靴を見つけるには、良いお店を見つけて、作るのが一番ですね。」 とのことでした。 スニーカーが歩きやすいのか、革靴が歩きやすいのかという話に関しては、その人と靴との相性もありますから、必ずどちらと言えない部分もあるかもしれませんが、 大方の場合、足にちゃんと合っているのであれば革靴の方が長時間の歩行に向いていると私は思います。 それにしても、鈴木スポーツ庁長官のあの白いスニーカーは、もしかしたら似合わないのをわかっていたうえで、 「革靴にスニーカーかよ!」 と、あえて話題になることを狙っていたのかもしれないと思いました。 もしそうであれば、私たちはまんまと乗せられてしまいましたね(笑)。 そして、足に合わせて靴を作ることは、初期投資が大きいのは否定できませんが、それによって得られる時間の節約や快適に履けるということが、非常に大きなメリットになるのは間違いありません。 オーダーメイドの靴は、単に足の形に合っている靴ではなく、その方が靴を履いて歩く際に良い状態になることを狙って作ってあります。 なので、足に合うから既製品で問題なしということよりも、さらに深いところにメリットがあるのです。 Uさん、次のブーツを楽しみにしていてください。 今月中に完成する予定です。     ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

セミブローグシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのYAさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 YAさんは、今回が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 履いていただいたご感想は、 「指が動かせますね。」 とのこと。 私たちシューリパブリックの靴の基本的なフィッティングは、甲とカカトでしっかりと押さえて、そのうえで足の指がストレスなく動かせることです。 歩くときにしっかりと指まで使って歩くことで、足全体が機能するようになります。 YAさんは、足の前の方の幅がやや広めで、これまでいろいろな靴を履いてこられましたが、なかなか足に合うものがなかったとのこと。 そんなことから、YAさんは靴の前の方の幅が足に合わせて広くなっていると気にされていましたが、私が見たところでは気にするほど広がっていないと思います。 「家にある幅広の靴に比べると、スマートに見えますけどね。」 とのこと。 足のバランスにおいては、前の方が広い割にはカカトが標準サイズなので、全体的に幅が広い靴ではカカトのホールドが不十分になってしまいます。 なので、今回完成した靴のかかとのホールドも気に入っていただけたようです。 ともあれ、暫く履いていただけば靴が馴染んでもう少しカカトの食いつきも良くなりますので、上手に育ててあげてください。 今日はありがとうございました。   靴のスペック デザイン:セミブローグシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド     ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

スウェードの季節

カテゴリー: Leather:革入荷情報

スウェード

10月に入り、まだまだ暑い日もありますが、季節は秋になっています。 暑い日でも朝夕は心地よく感じられる季節ですよね。 もう少し経つと朝晩が少し寒く感じられるようになり、そうなってくるとスウェードの靴を履きたくなります。 じつは、スウェードは好き嫌いがあるかもしれませんが思っているよりも扱いやすい素材で、クリームを塗って磨く必要もありませんし、基本的なメンテナンスはブラッシングだけ。 それに、生地のしっかりしているスウェードなら、耐久性の心配もありません。 もし、表面の色が褪せてきたなら、補色スプレーで簡単にキレイにしてあげることもできます。 それに、スムースの革に比べてとてもカジュアルで、服の合わせ方ではとても上品に見えます。 なので、スウェードの靴は何足か持っているととても便利だと思います。   今日ご紹介するのは、キャメル色のスウェードです。 まず先に色をご確認ください。 こんな色です。 デジカメって、つい手を抜いて撮ろうとすると色が引っ張られてしまいます。 AEをロックすればよいのですが、私のカメラはAEロックスをすのがちょっと面倒な仕様になっていて、 そんなわけで先にほぼ正しく写っているであろう革の色を見ていただきました。 こちらの革は、以前から扱っていますスコッチスウェードで、そろそろ生産が終わると言われた時に革問屋さんであるだけ買ってきまして、 もうそろそろ在庫も終わりそうとなった時に、運よく革問屋さんの倉庫で見つけてきました。 でも、もうこれで終わりのようです。 革自体はとてもクオリティが高く、毛足が短くて仕上がりもきれいです。 そんな素晴らしい革だったのに、それを生産するための生地が入手できないという理由で生産が終わってしまったという、今となっては非常に貴重な革です。 こんなに厚くてとってもしっかりしている生地ですので、確かに入手できなくなったというのもわかる気がします。   でも、まだ少しですが在庫がありますので、気に入った靴を作りましょう。 キャメル色のスウェードは、デニムに合わせても格好良いですし、チノパンに合わせても良いですよね。 デザインだって、チャッカブーツでも良いですし、ベーシックなギブソンシューズも格好良いです。 もしくは、クタクタになったときに格好良さそうなギブソンブーツも良さそうです。 ご希望の方は、まず実物をご覧になってみてください。 今なら、まだ寒い時期の完成に間に合います。   ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ドッグテイル

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ドッグテイル

なかなかまじまじと見るようなところではありませんが、多くのイギリス靴の後ろのトップはこんな感じになっています。 ドッグテイルという名前は、見ての通り犬のシッポのようだからだそうです。 ドッグテイルという名前、なかなか愛嬌がありますよね。 そもそも、どうしてこのドッグテイルがあるのかと言いますと、 もし、このようなデザインで下から上までずっと縫い割りでドッグテイルがなかったとしたら、脱ぎ履きの際に力がかかったときに糸が切れて裂けてしまうかもしれないからです。 革は、じつはとっても丈夫なため、これくらいのドッグテイルがあるだけで、かなり強度が上がるとのこと。 では、どうしてドッグテイルの尾の先がが内側に向かっているのかと言いますと、なるべくなら補強だのつなぎ目だのは目立たない方にあったほうが良いので、そんな理由からシッポは内側に向いているわけです。 まぁ、そんな難しい話ではありませんから、わざわざこんなブログのテーマにするほどのことでもないかと思います。 ちなみに、私たちシューリパブリックではシューズのみならずブーツにおいてもドッグテイルがついています。 世の中の一般的なブーツの多くは、バックストラップと言って上から下まで15ミリ幅くらいのテープ状の革をパッチのように縫い付けて補強していますが、 私たちシューリパブリックは、機能的な理由からブーツの履き口を少しフレアにしていて、それがキレイに見えるようにあえてドッグテイルにしています。 作る上では、クォーターのパターンを内側と外側とそれぞれ作らなくてはいけないというデメリットもありますが、すっきりとキレイに見えることは非常に大きなメリットですのでこんなふうにして製作しています。 あまり知られていないかもしれませんが、このドッグテイルは強度的に見たときにも、じつはとっても優れている補強なのです。     ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

フルブローグ

今日のお客様は、東京都にお住いのTHさんです。 ご注文を頂いてうぃた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 THさんは、もう永いお付き合いのお客様です。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、フルブローグのブーツです。 それも、あのイルチアボックスを使って製作したものです。 パッと見た感じも、ちょっと独特の雰囲気があって格好良いと思います。 THさんは、これまでもデザインや仕様に関してマイブームがあり、今は穴飾りのあるものがブームなのだそうです。 かつても穴飾りのあるデザインがブームだった時がありまして、結構続けてそのような仕様の靴をご注文いただいた記憶があります。 それでも、やはり色が違えば全然雰囲気も違いますし、それこそスムースの革とシュリンクの革とでも全く違います。 それよりも、「シューリパブリックの靴」という括りの靴を履いていただいて、そこでTHさんらしさを出していただければいいなぁって思います。 スムースの革の場合、履き初めのしばらくの間はまだまだ革が馴染まなくて、多少ぎこちないシワが出たりしますが、これから履き込んでいただくととっても格好良くなります。 実際に、これまでたくさんのブーツを履いてくださっているTHさんも、履き込んだブーツは格好良いとおっしゃっていました。 私も同感です。 そういうブーツが似合う大人って、さらに格好良いです。 今日もありがとうございました。   靴のスペック デザイン:フルブローグブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

コバ磨き

11月に愛知県の一宮市で開催するイベントまで、あと5週間となりました。 もうだいぶ前から少しずつ準備は進めてきましたが、やはり間近になるとあれもやりたいとかこれもやりたいと欲が出てくるものです。 私たちシューリパブリックは、主にグッドイヤーウェルテッドのシューズ(ネイビーのシュリンク、カントリーテイスト)と黒のチャッカブーツ(カジュアル)の2デザインを販売するのと、 これまで同様にハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文を承ります。 そのほかには、先日神戸のSUNさんでも販売しましたブックカバーと、何年か前に販売したパスケースを少しずつ用意する予定です。 当たり前のことですが、靴を作るのは靴屋ですからそう難しいことではないものの、靴以外の革製品は本職ではないので思った通りにスムーズに進みません。 特に革小物の場合、コバの処理がなかなか面倒で、専用のワックスを塗って専用の棒で磨くというなかなか面倒な作業をしていましたが、 これでは効率が悪いと思いまして、新たなツールを入手しました。 それがこちらです。 正式な名称はわかりませんが、いわゆるコバ磨きです。 それも、動力に頼るタイプで、ルーターに取り付けて使います。 形状は2つあります。 私、昔からこういうタイプで、例えばバーベキューで炭に火をつけるときにはガスバーナーを使い、木工をやるときにはまず電動工具から揃えます。 いわゆる道具に頼るタイプ。 ということで、入手したコバ磨きをルーターの先に取り付けて試しに使ってみました。 試しに作ってみたキーホルダーのコバを磨いたところ、 あっという間に作業終了です。 キーホルダーは、こんな感じ(あくまでも試作です)。 これはスバラシイです。 これなら、ブックカバーやパスケースのコバを磨くのも、そう大変ではありません。 むしろお休みの日に楽しみながらやりたいくらい。 これで、製作の目処が立ちました。 革小物に関しては、使う材料が靴製作で残った半端な革を使い、さらにこのコバ磨きで効率よく製作できるため、なかなかのお値打ち価格で販売できそうです。 ご興味のある方、ぜひ当日会場で実物をご覧になってください。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 】 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ウェルティング

昨日のこのブログの記事で書いた「スニーカー通勤など歩きやすい服装」の件に関しては、たくさんの方とお話をするきっかけとなりました。 スポーツ庁からすれば、論点はそこじゃないんだけど・・・ということになるのでしょうけれど、靴屋からすれば長時間歩くのであれば革靴の方が疲れにくいということを知っていただきたいと思ったわけです。 いずれにしても、これをきっかけにたくさん歩くことや靴のことにより多くの方が関心を持っていただけると良いかと思います。   さて、今日はウェルティングをしました。 月ごとのルーティーンなので、だいたい毎月同じようなスケジュールで作業を進めています。 ウェルテッドの靴って、とっても深いです。 上手な人が作ってもハンドソーンウェルテッドの靴ですし、若葉マークの人が作ってもハンドソーンウェルテッドの靴です。 外国のあまりこのような靴を履かないような人が作ってもハンドソーンウェルテッドですし、意図的に簡略化されたハンドソーンウェルテッドもあります。 コシヒカリだったらだいたい大ハズレはないですし、ハイブリッド車だったらそこそこ燃費が良いのに、ハンドソーンウェルテッドは確かに手間のかかる製法には違いないものの、だからと言ってすべてがちゃんと作られているかというとそうではないこともあります。 ハンドソーンウェルテッドはブランドではありません。 それこそ、見えない部分の問題になりますから、作り手や販売しているショップを信頼するしかないのです。 ときどき、グッドイヤーウェルテッドのリブに手作業でウェルトをかけて「ハンドソーンウェルテッド」と言っているような製品もあると聞きますので、 ハンドソーンウェルテッドという言葉をあまり信用しすぎるのは良くないと思います。 ハンドソーンウェルテッドのメリットは、少量生産がゆえに手作業で丁寧にラスティングをされていることや、厚いインソールの裏側にリブ加工をしてそこにウェルトを縫い付けていることで、優しく包み込まれるような履き心地が得られること。 単にハンドソーンウェルテッドだから良いというわけではないのです。 結局は、作り手と使い手の直接の信頼関係がキーになるということなのでしょうか。 お客様には、しっかりと作られている製品を選んでいただきたいと思います。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 】 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

モンキーブーツ

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 午前中は、先日の出張の疲れをとるためにちょっとのんびりしていましたが、もうあと1か月後に迫った一宮の「Handmation & Market」の準備もしなくてはいけないので、 午後からはちょっとした買い物に走りました。 家に戻り、ちょっとだけ事務仕事をしていて思ったのですが いつの間にか寒くなってきているのです。 ちょっと前なら、暑いから部屋の窓を開けていたのに、数日前は心地よかったと思ったら、今日は寒い。 快適な時期はあっという間に過ぎ去ってしまいます。 寒くなってくると気にしなくてはいけないのが、クルマのタイヤの空気圧。 私も2か月ぶりくらいで測ってみたところ、ちょっとだけ不足でした。 ついでにウチの家内のクルマもみてみたら、信じられないような低い値でビックリ。 女性は運転していて気づかないのだろうなぁって思いました。 これからどんどん寒くなるので、半月に1度くらいは測らないといけないです。   さて、つい先日のことですが、スポーツ庁が2018年3月から「スニーカー通勤」など歩きやすい服装を推奨するキャンペーンをスタートすると発表したそうです。 そもそものいきさつは、働く世代が多忙のために運動不足に陥っているということで、その解消のために通勤時などにもうちょっと歩きましょうということらしいのですが、 確かに日々忙しくしている方々にとって、運動したくても運動する時間がないのは、何とか改善する必要があります。 通勤時にもうちょっと歩くことを奨励して、国全体でそんな流れを作ることも良いことだと思います。 ですが、「スニーカー通勤など歩きやすい服装」というのは、ちょっと納得できません。 「走る」ということなら、それはスニーカーの方が間違いなく適していますが、ある程度の時間をかけて距離を歩くとなると、スニーカーよりも革の靴の方が歩きやすいのです。 スポーツ庁にケンカを売るつもりは全くありませんが、一般的な考えの中で革靴よりもスニーカーの方が歩きやすいとされているのは、正しい情報を伝えなくてはいけませんし、靴屋も頑張らなくてはいけません。 極論は別として、比べると革靴の方がソールがしっかりと作られていますから、長時間歩いた時に足が正しく機能的な動きができるのに対し、 普通のソールが柔らかいスニーカーを頻繁に履いていると、その柔らかいソールに助けてもらって足が怠けてしまい機能が低下してしまうのです。 ハイキングのブーツだって、登山のブーツだって、ちゃんと歩く必要があるときのブーツは、革靴と同様にしっかりと作られています。 革靴を履いていて疲れるとか足が痛いとか蒸れるとか言っているのは、サイズ選びが正しくないか、靴がちゃんと作られていないなど、革靴であることとは違うところに問題があるのではないかと思います。 全ての方がオーダーメイドの靴を履く必要はありませんが、もう少しちゃんと作られた革靴を履いても良いように思います。 私は、こんな革靴を履いて普通に10キロくらい歩きますよ。 足の裏とかカカトとか、変なところが痛くなることなんてありません。 運動は必要ですので、ぜひちゃんと歩ける革靴を履いて通勤しましょう。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 】 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのYTさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしました。 ここ最近は、女性のお客様が増えていて、YTさんもそのお一人です。 YTさんは、とても足の幅が狭く、なかなか合うような靴が少ないのではないかと思うほどの足をされています。 そして、じつはYTさんのお兄さんが私どものお客様で、お兄さんのご紹介で私たちの工房にお越しいただきました。 楽しみにお待ちいただいてやっと靴が完成したのですが、なかなかスケジュールが合わなかったため、発送による納品とさせていただきました。 今回完成したのは、 こちらのギブソンブーツです。 バイオレット色のアッパーに生地色のLストームのウェルトという組み合わせで、なかなか目を引きます。 まだ新しいからウェルトの色が目立ってしまいますが、少し履いていただくとウェルトが少しずつ焼けてきて、落ち着いたイイ感じになりそうです。 男性だとバイオレットなどの紫系の色は、オシャレな方じゃないと履きこなすのが難しそうですが、女性の場合は少しハードルが低くなってサラリと履きこなしてしまいそうな印象があります。 女性の場合、スカートという手もありますので、ちょっとずるいですよね。 ですが、私個人的にはこんな紫色系の靴ってとってもステキだと思います。 世の中には黒や茶系の靴が多い中、気品ある紫の靴を上品に履いている方を見ると、やっぱりステキです。 私は黒い靴ばっかり履いているので、時にはそういった色にも挑戦してみても良いですよね。 ちなみに、この革はまだ少しありますので、気品ある紫の靴にご興味のある方は、その旨お知らせください。 YTさん、ぜひ今度靴を履いているところを見せてください。 ありがとうございました。 靴のスペック デザイン:ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 】 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

帰り道

一昨日と昨日の2日間、神戸三宮のSUNさんにおいて恒例のオーダー会のイベントを開催しました。 初日はお客様の数がやや少なかったのでちょっと心配しましたが、2日目にはいつものイベントの雰囲気になり、 顔なじみのお客様もたくさん来てくださって、いつも通り楽しく過ごすことができました。 もう真っ先に革のサンプルを見始めるお客様や、以前に納品した靴を見せてくださるお客様もいらっしゃって、 知っている方ばかりでしたのであれやこれやと話が弾みました。 こういう流れは、私としては気心知れている方ばかりなので楽と言えば楽なのですが、 もしかしたらまだSUNさんに来たことのないお客様や、私たちにとって全くのご新規のお客様にすると、ちょっと来にくいのかもしれないと気になった部分もあります。 私たちシューリパブリックの埼玉の工房は、都心からだいぶ離れているので、ここに来るのならほぼオーダーするぞって決めてお越しいただくことが多いと思いますが、 恵比寿や大阪のRifareさんや、今回お邪魔したSUNさんのようなショップさんの場合は、もちろんオーダーしなくても全く気まずいことなんてありませんし、帰りにくいこともありませんし、 むしろそのお客様のご希望に合うのか合わないのかしっかりとリサーチをしていただくきっかけになるのではないかと思っています。 さらに、作り手である私と直接会ってお話しすることで、私の考え方も伝わるでしょうしお客様の疑問点や考え方を私が理解することもできます。 もちろん、その場にある製品を見ていただくことだってできます。 そうして、良ければ買う候補として考えていただき、思っていたものと違ったり、もしくはお客様の考え方と違う時には、そこで金銭的なリスクを負わずにもっと合うものを探すことに専念していただけます。 私たちシューリパブリックの商品に限らず、誰かが作ったものは、必ずコンセプトや個性がありますから、それが全ての方に合うとは思いません。 そのための情報を得るために、もしくは今後のための参考のために、このようなイベントにお越しいただければ良いかなって思っています。 当たり前の話ですが、お越しいただいた方全員がオーダーしてくださるわけではありませんし、むしろオーダーされない方の方が圧倒的に多いわけですから、 自動車のディーラーさんに行くよりももっと気軽に来ていただきたいと思っています。   そして、今回のSUNさんのイベントにお越しいただけなかった方には、次回は11月11日(土)と12日(日)の愛知県一宮市で開催するイベントがあります。 こちらは、会場をお借りしてクリエーターが8チーム集まり、買っていただくというよりはむしろ興味を持っていただくことを目的としています。 もちろん商品の販売やオーダーの受付もありますが、作り手とのコミュニケーションをとっていただきたいイベントです。 イベントのページがありますので、ご覧いただいてぜひいらしてください。 入場は無料です。 ちなみに、オーダーメイドなんてお金持ちの道楽だとか、マニアのためのモノって思っている方、それは違いますよ。 昔から作られるモノはどんどん進化していまして、製品のクオリティが進化した次は、いかに身体に合うかという方向に進みます。 誰でも身体に特徴があって、それはどうしても既製品ではカバーできないということがたくさんあります。 それをカバーできるのは、使う人に合わせて作るということになるのです。 今回のイベントの目的は、正しく理解していただいて、関心を持っていただくことです。 ぜひ、お越しください。   さて、今日は三宮から新幹線を使わずに、途中までJRの新快速などを使って帰ってきました。 写真は、米原で乗り換えたときのものです。 新神戸から新幹線を使っても、途中から新幹線を使っても、特急料金に関してはさほど大きな違いはないのですが、 時間があるのならビューンとあっという間に到着するよりも、こうしてたくさんの駅に止まったり、のんびりと車窓を眺めたりして旅情を楽しむ方が楽しいと思います。 結局、名古屋まで新快速を乗り継ぎ、途中下車して味噌煮込みうどんを食べてから帰りました。   さて、明日から通常営業です。 ちょっと落ち着きましたので、そろそろ靴がほしいなぁって考えていらっしゃる方、ぜひお越しください。     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 】 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

<<    |   >>

↑トップへ