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講演してきました

カテゴリー: @ Work:アットワーク

講演

今日は、地元加須市の市民プラザで開催された「第一回笑顔咲く咲くフェスティバル」で講演をしてきました。 このイベントは、一般社団法人笑顔咲く咲く協会が主催し、地元加須市の行政を巻き込みつつ健康寿命埼玉県一を目指して笑顔咲く咲く体操をしつつ、今日11月9日が「いい靴の日」であることからいい靴の日記念として靴を含めて健康を意識することを目的としたものでした。 お話をうかがったところでは、市内で靴の関係の仕事をしているということで私たちシューリパブリックに白羽の矢が立ったとのこと。 ステージ上で、「足に合った靴の大切さ」というテーマで話している私。 時間を1時間ほどいただき、その中でテーマに沿ったお話をしたわけですが、さすがに1時間分のスピーチを暗記できるわけもなく、カンペを見ながらお話しています。 今回は、靴屋目線で足に合った靴の大切さだけではなく、靴に関する情報など作り手だからこそお伝えできることをじっくりとお話してきました。 足の計測もやったり、質問を受けたりして、なかなかバタバタな感じでしたが、これが思いのほか楽しかったです。 ただ、人前に立つのはあまり得意ではないので、もういいかなって思っています。 基本的に、私は裏方なので。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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シューツリー

一度は入荷が難しくなって販売を中止していたシューツリーですが、少し前から再開しましてまたご注文をいただいています。 今日は、再開して初めてのラスト加工です。 販売を再開したシューツリーは、表面にニスが塗ってあるため加工で削った部分が一時的ですがこんなふうになります。 以前のシューツリーと比較して、私にとって良いところよ良くないところですが、 良いところは使用している木材がカバからブナになったことで、しっかり感が増して見栄えも良くなり、削りやすさが向上しました。 そして、形状が理想的なものに近づき、削らなくてはいけないところが少し減りました。 良くないところは、ニスが塗ってあるので削った後に改めてニスを塗ってその後にサンドペーパーをかけなくてはいけないことと、仕入れの価格が結構高くなりました。 そんなわけで、ニスを塗ったところ。 まだ乾いていない状態なので、結構ツヤツヤしています。 乾燥したらサンドペーパーをかけるのですが、見た感じこれは二度塗りをしないといけないですね。 お客様が楽しみに待っていてくださるので、しっかりと丁寧に仕上げます。 ちなみに、今回使ったニスはこちら。 普通にホームセンターで買ったものです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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シューツリー

以前に販売していたシューツリーは、製造工場の都合でもう入手することができなくなり、販売元の会社からご提案いただいた新型のモデルに切り替えることにしまして、試験的にご注文をいただいているところです。 新しいシューツリーは、こんな形状です。 以前のものと比べると、形状が全く違っていたり、底面に関しては以前のものは凸になっていたのが今回の新しいものは凹になっていること、それと素材が以前のものはカバの無塗装だったのに対して新しいものはブナに無色のニスが塗ってあるなどの違いがあります。 この新しいシューツリーを扱うに当たって心配だったのが、削ったところにニスを塗ってキレイに仕上げることなのですが、ともあれまずは試しに削ってみました。 削った印象は、以前のものに比べて素材がやや硬い感じがしました。 ただ、心配していた塗装に関しては、以前に自宅の作業台を作った時に似たような塗装をしていて、何とかなりそうな感じなので、大丈夫かなと思っています。 ニスも前回買ったヤツと今回買ってきたヤツがあり、お客様にお渡しする前に一度しっかりと仕上げてみたいと思います。 写真で見ると、このシューツリーの塗装がツヤありに見えますが、実際にはほとんどツヤはありません。 またやってみて、改めて結果をお知らせします。 できないことはないと思いますが・・・。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾は終了しました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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修理

余談ですが、私が住む埼玉県北部はガソリンスタンドが多く、いわゆる激戦区だそうで、最近高騰しているガソリン価格も全国平均に比べると結構安い印象があります。 今日もちょっと用事があって出かけた帰りにいつも行くガソリンスタンドで入れてきたのですが、ハイオクの会員価格で173円でした。 少し前に比べるとやや下がってきているようです。 こうしてガソリンなど日常に使うものが安くなるのは嬉しいことなのですが、靴を作るために必要な材料が驚くほど高くなっていて、革なんて発注するたびに目を疑うほど値上がりしていたり、年に数回買っている接着剤やその他の消耗品も知らないうちに結構高くなっています。 こういうのって為替の影響もあるのかもしれませんが、少しでも安くなってくれることを願っています。 そんなこともあって、詳細は後日また改めてお伝えしますが、来年から靴の価格などを改定する予定でおります。 オーダーを考えていらっしゃる皆さまは、なるべく年内にご注文ください。 それから、私たちシューリパブリックの20周年記念モデル第2弾の受け付けは、明日(10月9日)までとさせていただきます。 ご注文を考えていらっしゃる方は、明日までにその旨ご連絡ください。 ご予約をいただければ、期限を延長させていただきます。 さて、先日もご紹介しましたお客様のオールソール交換修理(ウェルトも交換)をしたダブルモンクストラップですが、こんな感じに仕上がりました。 こうして見る限りでは、殆ど新品と変わらないのではないかと思うほどです。 このお客様が丁寧に履いていらっしゃるということもありますが、それにしてもウェルトから下を交換するとこんな感じにキレイに仕上がるのです。 ウェルトを交換すると、シャンクやボトムフィラーなどもすべて交換することになり、結果的に靴の剛性がよみがえり、コルクも新しくなるので、足の形に馴染んでいる状態のままシャキッとすることになります。 まさに良いとこ取りです。 当然ながらソールも新品で、またガシガシ履いていただけます。 実際のところ、その真相は私だけにしかわからないことではありますが、履き込んだ状態の靴はインソールが馴染んで適度にリブが痩せているため、この状態から新たにウェルトをかけることで、靴が完成したばかりの時よりもしっかりとウェルトが締まり、より良い状態になっているのです。 なので、私は初めてのオールソール交換はウェルトやボトムフィラーなども一緒に交換してしまうことをお勧めしています。 これは、実際に履いてみないと実感できないことなんですよね。 このお客様は、来週お越しいただく予定なので、そんなお話もさせていただこうと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はそろそろ終了になります(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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長野2日目

昨日は長野から帰宅したのが遅かったため、ブログの投稿はお休みしました。 なので、改めましてイベント2日目の様子をお伝えします。 イベント1日目の土曜日は、ちょっと涼しくて急に秋の到来を感じましたが、2日目は多少日差しが戻り歩いていると汗ばむくらいの気温になりました。 それでも、暑いというほどではなく、適度に心地よいといったところ。 朝、少し余裕を持って宿を出て散歩がてらに善光寺の方に向かいました。 途中、中央通り沿いにあるセントラルスクウェアではラーメン博が開催されており、この日が最終日ということもあってかなりの人が集まっていました。 ラーメン1杯950円・・・、やっぱり最近はそれくらいの価格なのでしょうかねぇ。 ここは、毎回善光寺に向かう途中で写真を撮る大門の交差点で、これは西側を見たところ。 この交差点から西側にも東側にも、そして北側の善光寺の裏手にも山が見えて、山好きにはたまらない場所です。 このまま進むと・・・、 善光寺の仁王門があります。 毎回善光寺を訪れる度に思うのは、周りを山で囲まれてとっても清々しい気持ちになれること。 浅草の浅草寺とはまたちょっと違った趣があります。 そして、これがみんな大好き善光寺。 来るものを拒まない姿勢がステキです。 早々にお参りを済ませ、来た道を下っていきます。 長野の市街地はいたるところに公衆トイレがありまして、もちろん善光寺の入り口にも大変キレイなトイレがあるのですが、私がこれまでで一番きれいだと思った公衆トイレが先ほどの大門の交差点から東に向かってすぐの左側にあります。 知らなければトイレとは気づかないような建物で、中に入ってもトイレだとは思えません。 東司公衆トイレというところなのですが、良かったらぜひ一度行ってみてください。 毎回こんな感じで開店前に長野市内を散策し、開店の直前にIVYさんに到着します。 イベント2日目、じつは今回2日間を通してお客様がとても少なかったのです。 いつもなら、通りがかりにフラ~っと来てくださる方も多いのですが、今回は通りがかりという方は殆どいらっしゃらなくて、その代わりと言ったら何ですが顔なじみのお客様がたくさん来てくださいまして、その分ゆっくりとお話をする事ができました。 こちらは、その中のお一人のAさんのギブソンブーツです。 靴が完成して1年以上たつと思うのですが、 「なかなかまだ履きこなせていなくて・・・。」 とおっしゃっていました。 こうして長野でゆっくりと過ごして、たくさんのお客様にお会いしてお話をうかがって、それはそれで大変貴重な時間です。 次回は、12月の前半頃の開催を予定しています。 ちょっと参加型のイベントにしてみましょうかという話が出ていまして、楽しいイベントにしたいと思います。 決まりましたらお知らせします。 今回もお世話になりました。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はまだまだ受付中(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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年に3回くらいのペースでお邪魔している長野市のIVY PRODUCTSでのイベント初日です。 これまでは、朝4時くらいに自宅を出発して高速を使って長野まで来て、ちょっと早めに着いてどこかで時間を潰すというスタイルでしたが、今回はイベントの初日が祝日ということと途中の上信越道が工事による車線規制で渋滞が予測されることから、前の日に長野に来まして宿泊した宿から向かうということで大変余裕を持った移動をすることができました。 今回は、入口正面のショウケースをお借りして靴を展示しています。 また、こちらの台もお借りしてこんな感じで展示しました。 長野は昨日から急に涼しくなりまして、朝晩はちょっとなにか上に羽織りたいような気温です。 そんな秋の気配を感じられるようになったタイミングですが、今日もわざわざ私達シューリパブリックのお客様が遊びに来てくださって、その中の靴の写真を取らせていただいた一部のお客様と靴をご紹介させていただきます。 こちらは、昨年の春に靴をお渡ししたMさん。 前回はデニムに黒のギブソンブーツを合わせていらっしゃったと記憶していますが、今回はワンピースにギブソンブーツというスタイルで、全く雰囲気が違っています。 周りの方からもこのギブソンブーツのことで声をかけていただくこともあったり、それよりも何よりもこれまでの革靴のイメージと違って革靴なのに歩きやすいというのがとっても気に入っているとおっしゃっていました。 こちらはTさん。 はじめの頃はわざわざ埼玉県の私達の工房までご注文のために来てくださっていましたが、最近はIVY PRODUCTSさんでも同じようにご注文いただけるため、もっぱらこちらでご注文いただくことが多くなりました。 Tさんは、はじめからこんな靴がほしいと行った計画があり、このフルブローグで計画の靴すべてが揃ったとのこと。 今後は趣味の靴として必要があればご注文いただくかもしれないとのことでした。 この他にも、千葉県から靴の革に合わせて同じ革でベルトをご注文のために来てくださったIさんや、ちょっと前に納品させていただいたYさん、さらには納品のためにお越しいただいたMさんやHさんもいらっしゃいますが、納品の客様は後日改めてご紹介させていただきます。 こうして長野にも少しずつ知り合いの方が増えてきて、私個人的にはとっても嬉しいです。 さぁ明日はイベント最終日、引き続き皆様のお越しをお待ちしております。 明日は帰宅が深夜になりそうなので、明日のブログの投稿はお休みさせていただきます。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はまだまだ受付中(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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コバインク

通常、私たちシューリパブリックでは革靴のコバのインクはウェルトの色に合わせるのが普通で、生地色のウェルトの場合のみ無色のインクを塗っています。 こんな感じに。 この靴は、黒のウェルトなのでコバには黒いインクが塗ってあります。 ところが、以前にお取引先である神戸のSUNさんでこんな仕様のリクエストをいただきました。 黒いウェルトに対して無色のインク仕様。 これはなかなかオモシロいですし、メリットもあります。 たとえば、スウェードの革や明るい色の革を使って靴を製作して、それでいて黒やこげ茶のインクを塗った場合、このインクがアッパーについてしまう可能性があるので、それが嫌な場合はこのように無色のインクを塗ることで汚れることを回避できます。 実際に世の中にはこのような仕様の靴も無いわけではありませんが、敢えてカチッとした靴でこのような仕様にしてみることで、靴そのものの雰囲気を柔らかくすることができます。 なので、時々その仕様を選ばれるお客様もいらっしゃいます。 これができるのなら、コバインクではなく革用のネイビーとか黄色とかあり来たりではない色のインクを塗ったうえに無色のインクで仕上げるという方法もOKですね。 手間はかかりますが、オモシロそうです。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はまだまだ受付中(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革をもみほぐす

少し前のウェザーニュースの発表によると、今年2023年は台風が発生する数が多くなる見込みということでしたが、今日本列島に近づいてきている台風7号の進路が気になります。 今日の予想では、東海から近畿のあたりに上陸するとの予想ですが、どこに上陸するにせよそれなりに被害が出てしまうでしょうから本当に心配です。 数年前にも台風の影響で、私の地元を流れる利根川が危険水位を超えるとのことで、その地域の方々がクルマで避難することになり、夜中なのに道路が大変な渋滞になったということがありました。 結局、大きな災害は起きずに済んだのですが、水害は一度起きると規模がとっても大きいので冷や冷やです。 今回の台風に関しては、まだ進路が定まっていないので、とにかく食料の確保や電源の確保を今のうちから進めておきたいところです。 さて、少し前にご注文を受け付けていた私たちシューリパブリックの20周年記念モデルですが、初めの頃にご注文をいただいたお客様の靴から製作を進めています。 この20周年記念モデルは、これまでになく厚くて硬い型押しの革を使用するため、手作業でもみほぐすという作業が入るのですが、これが思っていた以上に大変でなかなか時間と手間がかかっています。 写真は革をほぐしているところですが、この前にひとつ工程がありまして、パターンを革の上に並べてギリギリ必要最小限の革を粗断ちし、その後にこのようにほぐす工程に進みます。 あまりにも気前よく大きく切ってしまうと、使わない半端な革が残ってしまって結局ムダになってしまいますし、逆にギリギリを攻めすぎると足りなくなってしまうわけですから、緻密に計算してギリのことろを攻めていきます。 このほぐす作業は一方向ではなく、あちらからもこちらからもそれも何度も何度もほぐしてあげて、革がしなやかになるまでほぐします。 無心になってしばらくの間やっていたので、手のひらがかゆくなってしまいました。 まだこの状態ではほんの一部がほぐれただけですが、これが全体的にほぐれて柔らかくなるまでほぐしていきます。 このシリーズの靴の完成がとても楽しみです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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トントンコロコロ

カテゴリー: @ Work:アットワーク

ラスティング

靴のラスティングにおいて、日本ではとにかくたくさんハンマーを使ってパリッと成形していくという印象があります。 イギリスでも確かにハンマーを使って形を整えることはしましたが、ここまで頻繁に、それもここまで徹底的にやったという記憶はありません。 それだけ日本人のモノづくりは徹底しているのだと思います。 カカト周りのラスティングにおいては特にスティフナーの形をしっかりと整えるためにハンマーを使います。 ホントにこれでもかと言わんばかりにたくさん叩きます。 さらに叩きます。 時々訊かれるのは、ハンマーで革を叩いて革にキズが付かないのかということなのですが、もちろんキズはつきません。 ハンマーの面は凸の形になっていて、さらに作り手は常にこの面にキズが付かないように気を付けているのです。 ハンマーはこんな感じで使うのですが、どうしてもポイントの連続ということになってしまって、確かに最終的にはキレイに仕上がりますができることならもっと効率よくキレイに仕上げたいと思うのです。 そんなときに使うのがこちら。 ゴロゴロのローラーです。 こんな形状をしています。 こちらは、ハンマーに比べると圧が弱くなるため、ハンマーほどパリッと仕上げるのはやや難しいのですが、靴の表面に多少の凸凹があるようなときにはこれを使うと一気に平らになるのです。 なので、一長一短ということで上手に使い分けてキレイに仕上げるようにしています。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラスティング

余談ですが、ここ最近はとっても暑くて夏らしい日が続いているので、工房の屋上に行って夏の空を撮ってみました。 使ったレンズは、もう今から40年近く前の古いレンズで、SMCペンタックスA28 F2.8というものです。 いわゆるオールドレンズというヤツで、最新のレンズと比べると解像度は結構落ちますが、オールドレンズ独特の柔らかい雰囲気に撮れてなんとなく優しい画になります。 使ったカメラが比較的新しいモノなので、多少画の硬さが出ていますが、もっと古いローパスフィルターがついているようなカメラで撮ると、もっと柔らかい雰囲気になってオモシロイです。 工房の屋上は、夏の暑い時期にはとても暑くて厳しいのであまり行きませんが、少し涼しくなったらビールを片手に(私は飲めませんが)なんていうのも気持ちよさそうです。 よくドラマなどで屋上でワイワイ楽しくやっているシーンを目にすることもありますが、屋上ってとっても夢があって楽しいですよね。 さて、今日はラスティングを進めました。 ラスティングとは、いわゆるつり込みのこと。 ミシンの終わったアッパーにつま先とカカトに芯を入れ、それをラスト(木型)に載せて引っ張って靴の形にする作業です。 今日は特につま先のラスティングをご覧ください。 これは、厳密に言えば一度ラスティングが終わっていて、再度つま先の部分をキレイにラスティングする作業になります。 つま先から順に革を引いてクギで仮留めをするのですが、 こんな感じに引いて、 引いたところの周りに凸凹が残らないように叩いて平らにし、くぎを打って留めます。 そしてその繰り返し。 靴づくりでは、上側の見える部分がキレイになっていることももちろん大切ですが、フェザーエッヂと言ってインソールのカドになる部分もパリッとカドがいることがキレイに見える秘訣です。 いかがでしょうか、端にしっかりとカドが見えると思います。 これを出すために、結構長いこと叩く必要があるのです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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