仕事の合間を見計らって、サンプルの靴を作っています。
前回、ステッチダウン製法で作った靴は私的には納得がいかず、今回はマッケイ製法でチャレンジです。
基本的にどの製法にも言えることですが、靴のラスティングの時には必ず多少の凸凹が生じるもので、それをきれいに成形する必要があります。
こんなところや・・・、
こんなところにうまく成形されていない部分が残っています。
そのような凸凹をきれいにするときには、この工具を使います。
靴用のハンマー。
今だからこそこんなふうに「使いますよ~」なんて言っていられますが、初めて靴をハンマーでたたくということを知った時には、かなりの衝撃でした。
でも考えてみると、イギリスでは日本ほど靴づくりの際にハンマーを使わなかったような気がします。
そりゃ多少は使いましたが、日本では何かというとハンマーでポコポコと叩きますから。
そんなわけで、靴用のハンマーの叩く面は、革に傷がつかないようにちゃんときれいにしてあります。
このハンマーで、ちょっとくらいのシワや凸凹はきれいにしてしまいます。
革は、このように叩くことによって締まりますので、靴自体がパリッときれいに仕上がります。
特に、つま先やカカト周辺は芯が入っているため、しっかりと叩いて芯の凸凹もきれいにします。
じつはハンマーのほかにも凸凹を消す工具がありまして、
そのひとつがこのローラーです。
これは、ハンマーとは違って面できれいにしていきますので、状況によって使い分けます。
さらにこのほかにも、以前にブログでご紹介した熱ゴテという道具もありまして、革という素材の特性に合った工具で靴をきれいに仕上げていきます。
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