Archives

モンキーブーツ

昨日(12月10日)まで長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催しておりまして、閉店後に埼玉に戻りましたが戻った時間が遅かったので昨日はブログをお休みさせていただき、今日改めて昨日の様子をお伝えしたいと思います。 12月8日(金)の夕方からワークショップのイベントを開催しまして、この3日間はこの時期にしてはとっても暖かく、昼間は大変快適でした。 とは言え、やはり長野市は埼玉に比べると朝晩は冷えます。 イベントが終わって宿に戻る時には結構寒く、その時だけもう1枚上に羽織りたい感じでした。 12月10日(日)のイベント最終日、ふと窓の外を見ていると見覚えのある顔が・・・。 間違いなくよく知っている方なのですが、長野にいると長野の知り合いの方だと思い込んで、誰だったか思い出せず、バグります。 その方は、普段埼玉の工房によく来てくださる都内在住のTTさんでした。 そう言えば、以前に神戸のSUNさんにいた時にも、普段は埼玉の工房に来てくださっているお客様が突然にいらっしゃって、でも神戸でお会いすると神戸の知り合いだと思い込んで誰だか思い出せずにバグりました。 TTさんは、私が長野に来ていることを知って、ちょうど時間があったので観光がてらに、そしてIVYさんにも興味を持ってくださって、はるばる長野まで来てくださったのでした。 TTさんの靴は、こげ茶のギリーシューズ(フルブローグ)です。 しばらくお話しして、その後長野市の観光にお出かけになりました。 TTさんが観光に行く少し前に、こちらも私たちシューリパブリックで長野県在住のHTさんが来てくださったので、シューリパブリックのお客様同士ということでTTさんにHTさんをご紹介しました。 こちらは、HTさんのモンキーブーツ。 工房にいる時には、なかなかお客様同士がお会いすることがないのでご紹介できませんが、イベントの時にはお客様が来てくださることがけっこう多いので、ご紹介するようにしています。 特に親しくなる必要は全くありませんが、私たちシューリパブリックのお客様ってなかなか個性があって興味深い方が多いので、ついつい紹介したくなっちゃうんですよね。 今回のイベントでは、久しぶりにワークショップを開催したのでどうしても話の中心がワークショップになってしまいますが、それ以外でもお客様とお話しする機会がたくさんありまして、初めてお会いした方に靴のことをご説明して実際にサンプルの靴を履いていただき、持った時の重さと履いた時に感じる軽さのギャップに驚いていらっしゃったり、ハンドソーンの靴の独特の履き心地を感じていただくことができました。 また、足の計測でご自身ではあまり気付いていなかった足の形や特徴についても知っていただくことができ、まぁまぁ充実していたかと思います。 基本的に私の長野出張は①長野に行くことと、②長野の皆さんにお会いすることと、③新しいお客様に靴についてお伝えすることで成り立っていまして、今回はしっかりと目的を果たしてきました。 工房に引きこもっていたらなかなかお会いできない方々にお会いして、それもわざわざワークショップに来てくださって、こうしてお話ができるのはとても幸せなことです。 お世話になった皆さま、今回も本当にありがとうございました。 長野から埼玉に戻る途中で、前回も立ち寄ったインドカレーのお店にまた今回も寄ってきました。 私は基本的に一人で外食をするのがとっても苦手なのですが、なぜかインド料理だけは大丈夫のようです。 このお店の情報は先ほど登場のHTさんにうかがっていまして、前回私が訪れた後に店舗のリニューアルがあり、店舗だけではなくオーナーさんやスタッフさんまでもリニューアルされているとのこと。 当然ながら、出てきたカレーは前回とは全く別物で、前回はターメリックいっぱいのマトンカレーだったのが今回は玉ねぎとスパイスいっぱいで、えらく辛いマトンカレーが出てきました。 それに、ちょっと高くなっていましたねぇ。 まぁ、何に関しても値上げなので仕方ありませんが。 マトンカレーは、辛かったけれどおいしかったです。 次回もまた寄ります。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

長野

タイトルの通り、昨日に引き続き今日も夕方からIVY PRODUCTSさんでワークショップ開催の日です。 ですが、その前にIVY PRODUCTSさんのオープンの11時から恒例のオーダー会&足の計測会のイベント開催を開催します。 昨晩は長野市内に泊まったので、IVY PRODUCTSさんまで歩いていくことができますし、時間もかなりゆっくりなので善光寺のあたりを散歩してからの出勤になります。 ここは、善光寺からまっすぐに伸びる中央通りの途中にある新田町の交差点。 こんなところからもうしろに山が見えて、長野はなんてステキなところなんだろうって思います。 でも、私みたいに山に囲まれた場所に憧れを持つ人間もいれば、今日お会いした長野県内に住む方は移住するなら埼玉とおっしゃっていて、蓼食う虫も好き好きという言葉を思い出しました。 もしくは、人はないものねだりなのでしょうか? そのまま善光寺方面に進んだ大問の交差点。 ここからも三方に山が見えて、写真は東の方を撮ったもので、うっすらと山が霞んでいるのがこれまたキレイです。 これは善光寺の山門のはず。 青すぎる空がこれまたキレイ。 善光寺に来ると毎回お金を使うところが決まっていまして、ひとつがこの香炉です。 100円でお線香を買って火をつけ、大きな香炉の中に入れて煙を浴び、少しでも賢くなれますようにとお願いします。 そしてもうひとつは善光寺のお賽銭。 毎回来ていて毎回200円しか遣わないので、ちょっと申し訳ないような気がしなくもないです。 毎回毎回同じ景色をこうして写真に残していますが、春に来たとき、夏に来たとき、そして今回と少しずつ雰囲気が違うので、これはこれで味わいがあって好きなんですよね。 IVYさんまでの道はなるべく今まで通ったことのない道を行くようにしています。 とはいえ、もうさんざん来ていて市街地周辺ならだいたい地図無しでめぼしいところなら行けるくらいになってしまっているので、すぐに知っているところに出てしまいますが、この喫茶店は初めてでした。 レトロな喫茶店、とても味わい深し。 今回の展示の一部。 靴は普段工房に置いているものを持ってきているので、別段目新しさはありません。 さてさて、今日のワークショップは昨日に引き続きブラッシング講座と称しましてブラッシングに関することをお話しながら参加されたみなさんに実際にブラッシングをやっていただきました。 馬毛のブラシを使いまして、靴のホコリ落としから革をもみほぐすようなブラッシングまで、ブラッシングの目的などをお話しつつ、加えて靴のメンテナンスの話や靴を良い状態に保つためのポイントなどをお話しさせていただいて、なかなか充実した一時間だったと思っています。 こういうメンテナンスにしても、靴に限らずhow to的なことって、伝える人によって何が良いとかどうしたら良いみたいなことがまちまちだったりして、You Tubeを見てもやはり何が正しいのか何をどうしたら良いのか混乱してしまうこともあるのですが、基本的に靴はどうあるべきなのか、もしくはメンテナンスに使用するブラシやクリームはどういうものなのかを正しく理解しておけば、おおよその方向性がわかって自分なりに解釈できるのではないかと思っています。 そういう面からも、適度にこういうワークショップ的なものは上手に活用していただけると良いですね。 さて、明日はIVY PRODUCTSさんでのイベントの最終日です。 時間は11時オープンの19時クローズという予定で、靴のオーダー希望の方だけではなく、足を計測してご自身の足について正しく理解しておきたいという方にもお越しいただいきたいと思っています。 よく耳にするのは、普通に靴を買ってきて履いているけど、それが本当に合っているのかどう判断したら良いのかわからないということ。 ずっと昔からおそらく自分なりのサイズ選びで靴を選んでいる方がほとんどだと思うのですが、こんな機会にぜひ専門家にご相談いただき、本当に合っているサイズを知って気持ちよく靴を履いてみていただけると嬉しいです。 靴を見に来ていただいたり、話を聞きに来ていただくのも歓迎です。 皆様のお越しをお待ちしております。 明日は帰宅が遅くなると思いますので、ブログの更新はお休みさせていただきます。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

長野

明日、12月9日(土)と明後日10日(日)は、長野市のIVY PRODUCTSさんで恒例のイベント開催ですが、それに先駆けて今日12月8日(金)と明日12月9日(土)の夕方に、ちょっとしたワークショップ開催です。 そのため、私は朝ゆっくりと自宅を出発しまして(これがとっても幸せなのです)、のんびりと長野にやってきました。 何がどう幸せなのかと言いますと、まず私は早起きが苦手でとにかく早起きをするために全力を尽くさなくてはならず、早起きをしただけでほぼ一日ぶんの体力を使います。 大人なんだから、それくらいちゃんとやらなくてはいけないのはわかっていますが、わかっているからこそちゃんと起きなくてはいけないと重い責任を感じ、殆ど寝られず、中途半端な睡眠で朝を迎えるのです。 今回はそれがなく、普通にいつも通りに起きて、朝工房に行って少しだけ仕事をして、それから長野に向かうという、何も無理のない大変幸せなスケジュールなのです。 それでも少し早く着きまして、道の駅でりんごを買って、途中でお昼ご飯を食べて、IVYさんに荷物をおろして最低限の準備をして、まだ時間があったのでちょっと散歩に行ってきました。 向かったのは、JR長野駅。 新幹線が通っている駅なので、少なく見てもしょぼいわけがない。 とってもステキな駅です。 IVY PRODUCTSさんから長野駅まで、普通にゆっくり歩いても15分あればかなり余裕で着きます。 駅ビルの中には無印良品を始め、たくさんの店舗が軒を連ねており、旅行できたときにはここでお土産を買ったりおやつ・お弁当を買ったりすることができます。 ちなみに、お弁当の候補として東京から長野方面に来るときには横川の峠の釜めしがありますが、長野ではすぐ向かいのながの東急で買うことができるようです。 私は長野駅を後にして、ゆっくりIVYさんに戻りました。 途中、夕日が綺麗だったり、 いたるところから山が見えたりして、平野に住んでいる者からすれば長野はパラダイスです。 そして、今日のワークショップですが、思っていたよりも沢山の方々が集まってくださって、ブラッシングというテーマでお話をさせていただいたり、皆さんに実際にブラッシングをやっていただいたりして、なかなか良い感じで終えることができました。 明日の夕方6時から、またワークショップを開催します。 明日起こしいただく予定の方、お待ちしております。 急に参加したいと思った方、まだ参加枠があるようなのでIVY PRODUCTSさんにお申し込みください。 明日は、11時からいつも通りのオーダー会&足の計測会を開催しますので、足や靴にご興味のある方、正しい靴のサイズを知っておきたいという方、靴をオーダーしたいのだけどとりあえず話を聞いてみたいという方、お気軽にいらっしゃってみてください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

スウェード

今日から浅草の東京都立産業貿易センター・台東館にてレザーフェアが開催されています。 私は明日から長野出張の為、今日行ってきました。 今回は革屋さんと打ち合わせの約束をしていまして、いくつかの新しい革を見せていただいたり、新しい情報を教えていただくということでしたが、やはり思っているような革はなかなか見つかりません。 革に関しては以前からお伝えしている通り、いわゆるビジネスシューズ向きのスムースの革、特に黒が本当になくて、革屋さんにも・・・、 「今後はどんどんなくなっていくと思いますよ。」 なんて言われてしまうほど。 黒い革がなくて茶色の革があるというのはおかしいじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、キメ細やかな革において茶系のものなら色で何とかごまかせても、黒はごまかすことができないのだそうです。 なので、最初に入手が困難になるのはキメ細やかな黒のスムースの革であり、今がそのタイミングなのです。 今回は、デュプイとかアノネイなどの有名タンナーも出展していましたが、日本向けに売る気はなさそうと言っている人がいたほどで、マーケットとして日本はイマイチなのだとか。 そのほか、イルチアも出展していましたが、以前のイルチアと比べるとちょっと違う気がしたりしなかったり。 それから、トスカーナに拠点を置くタンナーがたくさん出店していて、私が普段から使っているELBAMATTを作っているTempestiなども出ていました。 時間は十分にあったので、普段見ないようなブースも一つ一つ丁寧に見せていただいて、タンナーの皆さんもとっても苦労しながら新製品を作っているんだと改めて実感させられました。 そんな中で、ひとつ興味深い会社があり、詳しく話を聞いてきました。 このような革を作っているタンナーさんで、これらの色+黒の5色はすでに製品として生産しているものなので少量でも購入することができ、さらに10枚くらいからなら新たな色のものも製作してくれるとのこと。 この革はギン付きベロアと言いまして、私たちが以前に使っていたスウェードは成牛よりは少し若いくらいの牛の革の、表面の一層目をスムースとして使った後の2層目で作る革だそうですが、対してこれは成牛の革の一層目の裏側を表面として使うもので、この革の裏側はギン面になっているもので、厚さは十分にあり、期待値が大きめのものです。 ただ、成牛の革なのでややキメが粗かったりすることもあり、ポテンシャルはいかなるものか一度購入して使ってみないと何とも言えないところです。 また、こげ茶の革の表面がかなり粗かったのでこのレベルのものが上がってくるのかと訊いてみたところ、このサンプルの革は首回りをカットして持ってきたものであり、牛の革はお尻周りや背中周りがキレイで、一般的に首回りは実際にはほとんど使わないため、その心配はいらないとのことなので、まぁとりあえず心配するほどではないようです。 色としては、右のグリーンもキレイでしたし、こげ茶も実物はもう少し深みがある色でしたのでキレイですし、もう一色キャメルあたりがあれば3色セットでそろえてみたいところですね。 ちょっと相談してみたいと思います。 入荷できるようでしたら、また改めてお知らせします。 ちなみに、今現在の私どもの在庫として黒のビジネスシューズ向きのスムースのキップは、Russo di CasandrinoというイタリアのタンナーさんのKing MPという革があり、この革がとってもおススメです。 この革に関しては、黒のみ今後の入荷がなく在庫限りとなってしまっているので、ビジネスシューズを作っておこうと考えている方はお早めにご検討ください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

pentax kp

私は、もう10年以上ペンタックスのカメラを使っています。 被写体は大方が靴なので、そんなにすごいカメラが必要という訳ではないのですが、ペンタックスは何年使っても、何台使っても魅力が褪せません。 私の初めてのペンタックスはK-5というモデルで、何かのきっかけで目にしたペンタックスのカメラの発色に惹かれ、それまで使っていたキャノンの50Dというモデルから買い換えました。 K-5で撮る写真は、最新のモデルに比べるとローパスフィルターというフィルターが付いていることもあって、絵がややもっさりとしているようにも見えるのですが、それがまた味があるように思えて、今でも手元に置いて大切にしています。 その後、K-3、KPを使い、今年は念願のフルサイズであるK-1 markⅡというモデルを購入し、主にブログ用の靴の写真を撮るのに使っているのですが、単に靴を撮るのにフルサイズのカメラが必要なのかというと、確かにそこまでじゃなくても用は足ります。 腕がある人なら、それこそ一眼レフじゃなくてもステキな写真を撮ることができるでしょうけれど、私くらいだとどうしても機械に頼らなくてはいけないこともあり、技術を補ってくれる機材を使うようにしているという訳です。 じつは、私はこれらのペンタックスのカメラのほかに、作業工程の写真を撮るようにキャノンの小型のミラーレスカメラと、出張の時や動画を撮るために富士フイルムのカメラも使っています。 キャノンのミラーレスは、小さいのにスキがないというか、言ってみればまんべんなく平均点をちょっと超えてくるような性格で、富士フイルムのカメラはさらに平均点をだいぶ上回る実力を持っていて、困った時にはこれを使えば何とかなるという信頼感すらあります。 それに比べて、ペンタックスのカメラは、動画は殆ど撮れないし、動くものを撮るのはあまり得意ではないですし、時々ピントが合わないで行ったり来たりしたりして、例えるならある得意分野だけずば抜けて凄い子みたいで、なかなか使いこなすのが難しいところもあるのですが、これがその得意分野にうまくはまるとすごい結果を出してくれるという、本当に欠点も魅力のうちともとれるカメラなのです。 なので、余裕がある時には必ずペンタックスのカメラを持って行くようにしています。 機械でありながら、なんとなく生き物のようにも感じられるこのカメラって、とっても不思議ですよね。 たぶん、もっと古いライカなどを使っている方も同じように感じているのではないかと思うのですが、機械だってクルマだって靴だって、しっかりと向き合って付き合っているとその性格が見えてきて、なんとなく家族のような存在になってくるものだと思っています。 機械は、特にデジタルのものはいつか壊れて使えなくなってしまう時が来るわけですし、それがアナログのものに比べて早いと言われているので、しっかりと使ってあげて一緒に過ごす時間を楽しみたいものです。 私たちシューリパブリックが作る靴も、家族のような相棒のような存在であってほしいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ブラシ

余談ですが、皆さんはテレビドラマって観ますか? 私は、大体そのクールに2つくらい楽しみにしているドラマがありまして、今期だとムロツヨシさんと平手友梨奈さんが出演している「うちの弁護士はてがかかる」と、吉岡里帆さんと永山瑛太さんが出演している「時をかけるな、恋人たち」を楽しみにして、毎回欠かさずTVerで観ています。 リアルタイムに見るのはちょっと難しいので、TVer様様なんですよね。 毎期とても楽しいドラマがあってとっても嬉しいのですが、私はこれまで観たドラマの中で断トツでひとつ好きなものがあります。 それは、菅田将暉さんが出演していた「コントが始まる」です。 皆さん、ご存知ですか? このドラマは2021年の春に放送されたものですが、20代後半の若者たちが悩みながら成長していく様を描いたもので、本当にステキなドラマです。 毎回毎回しっかりと作り込んでいるのがうかがえて、とっても心に響きます。 DVDが発売されているので買おうかと常に迷っているのですが、もうすべてしっかりと覚えていますし、ステキな記憶として残しておきたいので、今のところは買わない方向で考えています。 もしよかったら、時々TVerで放送したりすることもあるので、気を付けて観てみてください。 さて、長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントまであと数日となりました。 今回のイベントは、いつもの土日だけのスケジュールとはちょっと異なり、金曜日の夕方と土曜日の夕方にちょっとした講座を開催します。 ブラッシングをテーマにしたもので、ブラシの種類や使い方、そのほかブラシに関するお話をさせていただきつつ、参加される皆さんにもブラシを使いこなしていただけるようににと考えております。 参加費は1,100円(税込み)ですが、2,000円近いブラシが参加特典としてついてきますので、なかなかお得だと思います。 人数制限がございますので、ご参加される方は事前にIVY PRODUCTSさんにご連絡をお願いします。 8日(金)、9日(土)とも18時スタートで、両日とも10名を予定しています。 IVY PRODUCTSさんの詳細はこちら。 open 11:00-19:00木曜定休〒380-0836 長野市南県町1070TEL / FAX 026-477-2530 お車でお越しの方には、駐車場がございませんので、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。 私も楽しみにしています。 >★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

セミダブルソール仕様

余談ですが、ここのところ朝晩はとっても寒くなりまして、私はもうロングコートを着て通勤しています。 朝は、もう私が行く頃はそこそこ暖かくなっているのでそれほどの防寒は要りませんが、帰りは結構寒いので今日なんか手袋までして帰ってきました。 そして、ここ何日か違うコートを交代で来てみて気が付いたことがあります。 というのも、ポリエステルの防風のものだったり、メルトン風の生地でライナーとの間にサーモライトが入っているものであったり、さらには超厚いメルトンであったり、今日なんて厚手のツイードのコートだったのですが、まずビッグシルエットなどという肩が落ちるようなパターンのものよりも普通にしっかりと肩の位置が決まるものの方が温かく、化学繊維よりもウールの方が温かいということを実感しました。 私の印象では、サーモライトはとっても温かくて真冬には重宝すると思っていたのに、いやいやどうしてウールの方がイイ感じに温かいですし、それに加えてちょっと古いデザインの肩の位置が決まっていて隙間のないヤツがとっても温かいじゃないですか(個人の感想です)。 私が持っている中では一番古いツイードのコートが一番温かかったような感じです。 コートなんて、風を通さなくて保温性があれば良いと思っていたのですが、パターンが自分の体に合っているということも思いのほか大切なのだということを実感しました。 さて、今日はソールの話です。 私たちシューリパブリックでは、ダブルソールまではいかないけれどちょっとソールを厚くしたいという時にお勧めするセミダブルソール仕様というオプションがあります。 こんな感じのもので、 この、ウェルトとソールの間に2㎜厚の革をはさんでいます。 これがセミダブルソール仕様です。 何もはさんでいない標準仕様のシングルソール(赤いほうの靴)と比べると、 まぁ違うと言えば違いますし、たいして違わないと言えばたいして違いません。 そんなセミダブルソール仕様ですが、この靴を履いてみるとこれがけっこう安定感があって良いとおっしゃる方も少なくないのです。 よく私が例えるのが、駅などの点字ブロックを踏んだ時の突き上げがマイルドになるということです。 これは履く方のお好みなのでどっちが良いとか悪いとかという話ではなく、よりしっかりとした感じを好むのであればそんなオプションがありますということです。 ちなみに、見え方はこんな感じ。 私自身は、カッチリとしているものが好きなので、自分で履く靴はセミダブルソール仕様にしているものが多いです。 よく質問として訊かれるのが、セミダブルソール仕様にすると屈曲が硬くなりますかということですが、さほど影響はありません。 なので、ご注文の際にはお好みの方をお選びください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

トップピース

こちらは、今日お越しいただいたお客様がカカトのトップピース交換をした際に取り外したものです。 ダイナイトに限らず、カカトはまだ大丈夫と思っているといつの間にかガッツリすり減っていたりして、ビックリすることがあります。 横から見たところですが、一番薄い部分で残りがあと1ミリちょっとでした。 ダイナイトの場合、お勧めする交換のタイミングとしては残りがあと2㎜くらいという時です。 というのも、それよりもまだたくさん残っている場合はもう少し履いていただきたいのですが、2㎜よりも薄くなってしまうと、ゴムがまだ残っているのにもかかわらず積み上げにもダメージが及んでしまうことがあるためです。 なんとなくイメージしていただけると思いますが、トップピースのゴムが薄くなるとその衝撃がゴムだけで受け止められずに積み上げまで影響を及ぼしてしまうことがあります。 積み上げにダメージが及んでしまうと、修理がけっこう厄介なことになってしまいますので、そうならないうちにお早めに修理をしておきましょう。 私たちシューリパブリックでは、その場で修理をする場合は2足までとさせていただいていまして、それ以上の数をまとめて修理する場合はお預かりとさせていただいています。 もし、カカトがもうそろそろ交換かなという場合は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

フルブローグシューズ

余談ですが、時々お客様から・・・、 「今年は企画が多くて楽しみです。」 というご意見をいただきます。 そりゃ、今年は私たちシューリパブリックの20周年の年なので、これまでにお世話になったお客様に恩返しを兼ねていろいろな企画で楽しんでいただきたいわけです。 また、企画はどうやって考えるのかということを訊かれることもあるのですが、基本的には私がこんな靴格好良いとかステキだなぁって思うもので、流行りとか在庫があるからということではありません。 あまりマーケットに媚を売らなすぎるのもどうかと思いますが、なるべく多方面に向けて企画を打ち出したいと考えていますので、ご興味をお持ちいただいた企画に関してはぜひお気軽にチャレンジしていただきたいと思っています。 では、今回の企画ですが、 タイトルの通り「白いフルブローグを作る」というものです。 フルブローグとは、ウィングキャップと穴飾りがついたデザインのものを言います。 デザインの参考としてこれまでに製作したお客様の靴をご覧いただくと、 こんな感じです。 タイトルにフルブローグと書いていますが、セミブローグもOKとしたいと思います。 セミブローグとは、ストレートキャップと穴飾りがついているデザインを言います。 ただ、今回は革の雰囲気からギブソン(外羽)ベースのデザイン限定とさせていただきます。 そして、今回この企画で使う革がこちら。 今年の4月にご案内した白い革の企画の時のものとは違う革で、こちらの方が少し厚くてしっかりとしたものになります。 また、色味は今回の革の方がわずかにグレーがかっています(写真だとよくわかりませんが)。 また、表面には小さなシボがあります。 ただ、このシボに関してはつま先やカカト周りはラスティングで引っ張られてほとんどスムースのようになってしまうでしょう。 つま先やカカトはスムースで、そのほかの部分はシボが残るというグラデーションのような感じで仕上がると思います。 革の裏側はこんな感じ。 今回の革は成牛の革のステアなので、裏側がとてもキレイという訳ではありませんが、革の厚さは十分です。 こんな革を使った企画になります。 企画の詳細は以下の通り。 *デザインはフルブローグ、もしくはセミブローグのブーツorシューズでギブソン(外羽)がベース。 *使用するアッパーの革は上記の白い革です。 *ウェルトは平ウェルトorLストームのどちらでもOKで、色は黒・こげ茶・生地色の中からお選びさい。 *セミダブルソール仕様にする場合は、オプション費用として2,200円がかかります。 *ラストをお持ちでない方は、別途ラスト製作費用(28,600円、税込み)がかかります。 *ソールはダイナイトソールになります。 *お客様の足を計測して製作するオーダーメイドで、製法はハンドソーンウェルテッドで製作いたします。 *価格は、110,000円(税込み)となります。 *予定数は3足(先着)です。 *受付期間は12月10日(日)まで。 仕様に関しまして、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。 私個人的には、白いフルブローグブーツをイメージしています。 冬に白いブーツを履いてみるのもとっても格好良さそうですし、春や秋にもまた格好良さそうです。 老若男女問わず、みなさまにご興味をお持ちいただけると嬉しいです。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

cellington

先ほどちょっと興味深い映画を発見しました。 今日から公開だそうですが、残念ながら私が住んでいる埼玉県での公開はありませんでした。 主演は、私も大好きな蓮佛美沙子さんで、映画のタイトルは「女優は泣かない」です。 脇を固める役者さんたちは、若干クセが強めな方々でこれまた楽しそうですね。 トレーラーも公開されているので、興味をお持ちになった方はぜひご覧になってみてください。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 イタリアのTRUSTというタンナーさんの製品で、チェリントンというグレージング仕上げ(だったと思います)のキップです。 永いお付き合いのお客様は、この革をご覧になったことがあるかもしれませんね。 これくらいの色の革は、デジカメやPCを通して見ると正しい色が出ないことがあるので、黒い革を置いてみましたので参考にしてみてください。 それほど明るい色ではなく、ツヤのある茶色といった感じの色になります。 この革は、仕上げでツヤを出していて、靴になった際にはとても上品でキレイな雰囲気に仕上がります。 何というか、キレイに履きたいといった雰囲気ですね。 だからと言っていつもピカピカにしておかなくてはいけないわけではなく、履き込んでイイ感じのシワが入ってそれが味になっていくので、最低限のメンテナンスをしてあげれば全く問題ありません。 この革のもうひとつの特徴として、生地がとってもしっかりしていてシワの入り方もキメの細かい上品なシワが入ることが挙げられます。 革の裏側はこんな感じで、やはり生地の良さが感じられます。 キップと言っても仔牛なので、背中から脇腹にかけてトラが入っています。 これを嫌う方もいらっしゃるようですが、私は仔牛の革の証として結構好きです。 革の厚さは1.4㎜でした。 感覚的にはもう少し厚そうですが、それは生地がパリッとしっかりしているからかもしれませんね。 この革で作った靴は、スーツに合わせても格好良いですし、カジュアルな雰囲気で履いても格好良さそうです。 どんなデザインにしようかというところですが、ツヤがある革なのでひとつのパーツが大きいチャッカブーツやプレーンのギブソンブーツ、もしくはプレーンのギリーシューズなどが合うのではないでしょうか? みなさまのお好みでデザインを決めてみてください。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

<<    |   >>

↑トップへ