今日は、首都圏でもお昼過ぎから雪が降り始め、4年前の大雪の日を思い出すようなお天気になりました。
私たちシューリパブリックの工房の前は、こんな感じで道路にもしっかりと雪が積もり始めていました。
この写真を撮ったのは、まだ積もり始めて間もないころでしたが、私が帰る頃にはクルマの上に約20センチほどの雪が積もっていて、今でもまだ雪が降り続いています。
この部屋の窓から見たところ、クルマの屋根には25センチ以上の雪が積もっているように見えます。
こんな日にはどんな靴を履いたら良いかと言いますと、長靴、もしくはスノーブーツに限ります。
ただ、午前中はまだ雪が降っていなかったので、それにどれだけ雪が降るのかわからない時には、長靴を履いて仕事に行くのはちょっと勇気が必要ですよね。
であれば、雨や雪にも強いブーツをお勧めします。
間違ってもレザーソールの靴は危ないのでお勧めできません。
私が今日履いて行ったのは、このブーツです。
オーストラリアの「ブランドストーン」というブランドのモノですが、
国やブランドはどうでも良くて、見ていただきたいのは革と製法です。
この革は、オイルをたくさん含んでいるグリッシーレザーですので、雨や雪に濡れても全く問題ありません。
そして、このブーツの製法はインジェクションモールディング製法というもので、
簡単に言ってしまえばつり込んである状態のアッパーをソールの型にセットし、その型の中にウレタンなどを流し込んで型を外せば靴が出来上がっているというものです。
なんでもそうですがメリットとデメリットがありまして、
メリットは、製作コストが安いことと、ソールが柔らかいこと(好みもあります)、さらに隙間から水が入ってこないこと、
デメリットは、ウレタンなので素材にもよりますが加水分解して修理ができなくなってしまう可能性があることと、フィッティングはあまり望めないこと。
長靴のつもりで履いているので、機能的でゴム長よりも履きやすければOKだと思っています。
あまり上質な靴とは言えませんが、雨や雪の日にきれいな革の靴を履いてシミだらけになってしまうのは嬉しくないですし、
だからと言って合皮やビニールの靴は何となく履きたくない時には、
アッパーに革を使っているインジェクションモールディング製法の靴がお勧めです。
また、このインジェクションモールディング製法の耐久性にはちょっと不安があるという方には、L.L.Beanのハンティングブーツのようなゴムのブーツという選択もあります。
あまりスーツには合いませんが、最近のスノーブーツはとってもスタイリッシュになっているので、いろいろと見て用意しておくのも良いと思います。
ちなみに、私は雪国に行くときには「TEVA」のブーツを履いて行きますし、うちの家内は「KEEN」のブーツを履いて行くようです。
革靴を作る仕事をしていても、何でもかんでも革靴ということではなく、状況に応じていろいろと使い分けるようにしています。
★★★お知らせ★★★
①3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。
②4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。
③4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。
どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。