少し前にご注文いただいて、今製作中のお客様の靴のサイズが大きく、さらにご指定いただいたウェルトがLストーム仕様だったこともあって、私たちが在庫で持っているダイナイトのトップピースでは大きさが足りなくて、ちょっと慌てました。 イギリスから取り寄せるとどんなに急いでもらっても1週間くらいかかり、さらに結構な送料がかかるのでどうしたものかと考えていたところ、時々お世話になっている材料屋さんが在庫として持っていたので、発注して送っていただきました。 こちらが今回送っていただいたもので、サイズでいうと3 7/8というダイナイトの中でも一番大きなサイズです。 このサイズは普段はほとんど使う必要がなく、これまでも結構大きなサイズのお客様はいらっしゃいましたが、ひとつ下の3 5/8で十分足りていました。 今回も大丈夫だろうと思っていたら、幅が2㎜ほど足りなくて・・・。 こうして見てみても、結構大きいです。 比べてみると、左が今回購入した3 7/8で、対して右が私たちの在庫で一番大きい3 5/8です。 幅で5㎜くらいの違いなのですが、5㎜はさすがに大きいです。 ダイナイトのカカトのトップピースはサイズがいくつかありまして、小さい方はこれよりももっと小さいものもあります。 そこそこ細かいピッチで揃っているので、ムダに時間をかけてたくさんゴミを作ることもなく、大変合理的です。 今回は、念のため黒とこげ茶を2足ずつ購入しましたが、次にこのサイズを使うのはいったいいつのことだろうか。 ★★★お知らせ★★★ ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むお客様のMさんからお預かりした靴のオールソール交換+ウェルト交換修理が完了しました。 当然ながら、ソールは新しくなっています。 この靴は、1か月くらい前にお預かりしまして、通常ならもう少し早く修理が終わることも多いのですが、私たちの場合はオーダーをいただいて製作している靴たちと一緒にだし縫いに出すという都合上タイミングが良くないと今回のように1か月くらいかかってしまうのです。 逆に、25日ころにお預かりすると半月くらいで修理が完了するということもあります。 ところで、ざっと靴を見まわして気になったことがひとつありました。 それが、これ。 つま先の部分の光り方がちょっと鈍いというか、下地が荒れているというか、おそらくこれは靴クリームを塗り重ねてしまっているのが原因だと思うのですが、このままだと亀裂の原因になりかねません。 わかっていて放っておくのは良くないので、おせっかいなことですがちょっとだけ補修をさせていただきました。 違い、わかっていただけますか? 下地の凸凹が無くなっていて、さらっとキレイにツヤが出ています。 Mさんの靴は、明日発送させていただきます。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は、地元加須市の市民プラザで開催された「第一回笑顔咲く咲くフェスティバル」で講演をしてきました。 このイベントは、一般社団法人笑顔咲く咲く協会が主催し、地元加須市の行政を巻き込みつつ健康寿命埼玉県一を目指して笑顔咲く咲く体操をしつつ、今日11月9日が「いい靴の日」であることからいい靴の日記念として靴を含めて健康を意識することを目的としたものでした。 お話をうかがったところでは、市内で靴の関係の仕事をしているということで私たちシューリパブリックに白羽の矢が立ったとのこと。 ステージ上で、「足に合った靴の大切さ」というテーマで話している私。 時間を1時間ほどいただき、その中でテーマに沿ったお話をしたわけですが、さすがに1時間分のスピーチを暗記できるわけもなく、カンペを見ながらお話しています。 今回は、靴屋目線で足に合った靴の大切さだけではなく、靴に関する情報など作り手だからこそお伝えできることをじっくりとお話してきました。 足の計測もやったり、質問を受けたりして、なかなかバタバタな感じでしたが、これが思いのほか楽しかったです。 ただ、人前に立つのはあまり得意ではないので、もういいかなって思っています。 基本的に、私は裏方なので。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むこれに関しては、正直なところ何が正解なのかなんとも言えないということがあって、自分はこう思うという表現になってしまいます。 それを踏まえて、私が靴のアーチサポートについて思うのは、基本的に不要ということです。 ちなみに、アーチサポートとは何かということですが、靴のインソールで土踏まずの部分が盛り上がっているタイプのものがありますよね、あれです。 基本的に不要というのは、誰でもどんな条件でもという訳ではなく、ある一部の人には必要ですが一般的な人には不要ということです。 では具体的にどんな人に必要なのかということですが、ハンディキャップのある方、足に問題を抱えていて医療面でアーチサポートが必要な方、足が特殊な形状をしていてアーチサポートがないと不具合が出る方などです。 それに対して、健康な方においてはアーチサポートは不要、もしくはあるかないかくらいの極めて最低限でよく、もし必要以上にアーチサポートが付いていると足の自然な運動を制限してしまうばかりか、機能を阻害して筋力を減少させ、柔軟性を損なってしまう可能性があります。 私が学んだ考え方では、足を機能させて鍛えることで健康を維持することができるわけであり、アーチサポートでアーチを持ち上げてしまうと足が機能しなくなり弱ってしまうことにつながるということでした。 たぶん、多くの方がそういうことをご存じなくコンフォートシューズなどを履いて、土踏まずが支えられて気持ちイイと言っているんだろうなぁって思っています。 元気なら機能させて鍛えるというのが基本的な考えです。 私たちシューリパブリックの靴も、基本的にはそのような考え方で設計していまして、おそらく初めて履くお客様はちょっと足が疲れると感じることもあるはずです。 それが慣れてくるといつの間にか足が鍛えられていて、ちょっとやそっとじゃ疲れない足になっていきます。 私たちの靴を選んでくださったお客様に、健康でいていただきたいですからね。 設計段階のコンセプトって、なかなかオモシロイものです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む靴が完成して、でも納品が少し先になるというお客様の靴をご紹介しています。 今回ご紹介するのは、こちら。 Yさんにご注文いただいたオックスフォードブーツです。 それも、オレンジ色のKUDUの革を使って製作しています。 KUDUの革は、一般的なスムースの革と違って革の厚さが厚めなのにしなやかで、でもコシがあってしっかりとしているので、安心感のある優しい履き心地になります。 このオックスフォードブーツの特徴は・・・、 Yさんのご要望でアイレット横の穴飾りをナシになっています。 履き口を少しだけフレアにしているので、オックスフォードブーツにしては脱ぎ履きが多少楽なのではないかと期待しています。 普通に街中でこんな靴を履いていたら、どう見てもオシャレさんですよね。 Yさんに履いていただくのが今からとっても楽しみです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むひとつお知らせです。 先日アップしたラストワンプラン(30)ですが、お客様の都合でキャンセルになりましたので引き続き受け付けを継続中です。 とってもキレイな深いワイン色の革なので、ぜひご検討ください。 さて、先日倉庫の中でラストワンプランに使う革を探していたら、いろいろと懐かしい革が出てきまして、その中でも今回ご紹介する革はとっても味があるというか個性的というか、とにかくとっても興味深いものです。 それがこちら。 一見すると普通の黒い革なのですが、じつは全然普通の黒い革ではなく、牧歌的というかのどかというか、ちょっと力が抜けているような革です。 写真だと伝わりにくいのが残念なのですが、きっと皆さんも実物をご覧になると納得していただけるのではないかと思います。 たとえば、 断面は芯通ししていないので生地の色が見えるのですが、その生地の色がいわゆるクロム鞣しの白っぽいグレーっぽい色ではなく、段ボールのようないかにものタンニン鞣しの色で、革の表面にもこのザックリな雰囲気がにじみ出ているのです。 普段はこうやってシワの入り方を確認していただいていますが、今日の場合はシワの入り方よりも光の反射の加減で質感を確認していただくのが目的です。 ちょっとおもしろいですよね。 そもそも、この革はそれ細ツヤが出ていないので、靴になった場合でもツヤの出ないクリームを使うとこの独特のゆるーい雰囲気を維持することができ、黒い靴なのに全然フォーマルじゃなくて、なんとなくいい感じの変化を遂げていくのではないかと思います。 なので、この革に適しているデザインはプレーンのギブソンブーツやチャッカブーツ、フルブローグのブーツ、モンキーブーツなど、フォーマルにしたくないデザインなら何でもOKです。 とってもステキな靴になりそうです。 今のところ、革は3足分ほどありますので、ぜひこの革で靴を作ってみたいという方はその旨ご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日ご紹介するお客様は、神奈川県にお住いのMFさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、フィッティング確認&靴のお渡しのためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、私たちシューリパブリックの20周年記念モデルのギブソンブーツです。 この靴で使った革は結構硬めなので初めて履くときはなかなか大変なのですが、MFさんは全く問題なく、スッと履いていらっしゃいました。 MFさんは、前回製作したチャッカブーツを履いて海外旅行に行かれたとのことで、たくさん歩かれたそうですがとても快適だったとのこと。 今回のギブソンブーツもとても気に入っていただけて、お帰りの際にこのまま履いて行かれました。 グリーンの靴というと、どんな服に合わせようかと迷ってしまう方もいらっしゃるのではないかと思いますが、MFさんのようにデニムに合わせるのも良し、黒いパンツに合わせるのも良し、グレーのパンツに合わせるのも良し、そう考えると結構いろいろな色に合いそうな感じです。 完全に馴染むまでにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、ゆっくりじっくりとお付き合いをお願いします。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:ギブソンブーツ レザー: 型押し ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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