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ウェルトをかける作業

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


以前からハンドソーンウェルテッドの靴はスバラシイということをお伝えしてきました。

たぶん、それはこの先何年経っても変わることのない事実です。

構造と、その構造がもたらす履き心地や安心感、そして履いていて嬉しくなるのは、ハンドソーンならではのことです。

そのハンドソーンウェルテッドですが、これも以前からお伝えしている通り、ちゃんと作られていないと意味がありません。

何でも構わないからそれらしきものを作ったところで、本来のハンドソーンウェルテッドのすばらしさを感じることができないのです。

このことは、じつは一般の方には判断が難しいので、もうこれは専門の知識を持った方に相談するほかはありません。

何がそんなに難しいのかと言いますと、

ちょうど今日ウェルティングをしましたのでご覧ください。

ウェルティング

こんな感じでウェルトを縫い付けていきます。

ウェルティング

オウルで下穴をあけ、先端にブリストルの付いた糸を内側と外側から通し、ギュッと締めます。

ウェルティング

基本的には、その作業の繰り返しなのですが、

写真を見て気づいた方はいらっしゃいますか?

ウェルトを縫いつける位置は、何のマークもなく、まさに作り手の感覚に委ねられています。

下穴をあける位置やオウルを挿す角度も、縫うピッチも、糸を締めるときの力加減も、みんな作り手の感覚次第です。

なので、よほど素晴らしい感覚を持っている方でない限り、私の感覚で最低でもは7~8年くらいの経験を積まないとちゃんと縫うことができません。

たくさん作って、その作ったものを何年か後に確認して、そのうえで自分の作り方が正しいかどうか判断します。

作り手は、たくさんの経験を重ねることで、身体が精密機械のようになっていきます。

こんなふうに作ったら、履き込んだ時にこんなふうに変化するだろうということも見えるようになってきます。

ウェルティング

とっても深いです。

 

お知らせ

【お知らせ1】

11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。
日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。
詳細はコチラをご覧ください。

 

【お知らせ2】

Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。

大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時

名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時

となります。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

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