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旅チャッカ

今日のお客様は、東京都にお住いのTAさんです。 ご注文いただきました靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、もうお馴染みの企画商品である「旅チャッカ」です。 一応ご説明しておきますと、この旅チャッカとは通常の靴と違いインソールを取り外して交換することができ、そうすることで立て続けに何日も靴を履き続けることができるというものです。 通常の靴だと、1日履いたら3日くらい休ませなくてはいけないので、3日間の旅行や出張では3足の靴が必要になりますが、この旅チャッカではそんなときでも1足でまかなえるというわけです。 旅行や出張の際に荷物が減ってメリットがあるわけですが、そのほかにもブラックラピド製法で作ってあるのでとにかく丈夫なのです。 ハンドソーンウェルテッドの靴に比べて、より道具的に履くことができます。 そんな旅チャッカですが、TAさんは以前からいつか注文しようと思っていらっしゃったそうで、いつまでも先延ばしにしていてこの企画自体が無くなってはいけないとのことで、今回ご注文してくださったそうです。 履いていただいたご感想は・・・、 「これ、イイですね。」 とのこと。 インソールが取り外しになっているものの違和感が全くなく、革の質感も上質な感じで大変気に入っていただけたようです。 じつはこの革は、私が一めーじしていたよりも厚みがあってふっくらしていて、そしてとってもしっかりしていました。 なので、しっかりと足を包み込んでくれて優しい履き心地になっているようです。 こうしてデニムに合わせていただいてもとっても加工良いですね。 TAさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:チャッカブーツ レザー:  ステア ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ブラックラピド製法 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★★シューリパブリック創業20年を記念して、20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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20周年記念モデル

早いもので、今年2023年は私たちシューリパブリックがスタートしてから20周年になる年です。 これを記念しまして、20周年記念モデルを発売いたします。 でも、ただ20周年だからといってウケの良さそうなものを作るのではおもしろくないので、今回はかなり早いうちから計画を立てまして、しっかりと考えてこの記念モデルでしかできないような仕様で製作することにいたしました。 聞くところによると、スバルのインプレッサ、もしくはWRXというスポーツモデルでは、これまでにS203とかS208などスペシャルチューンドモデルを不定期で発売していまして、それらは量産モデルではできないような手の込んだ特別なチューニングをそのわずか数百台の為だけに施して、持てる技術のすべてを注ぎ込んで最高のものを作ったのだそうです。 実際にモノづくりをしていると、コストの問題以外でもパーツの入手が困難とか、そこまで手をかけられないとか、もしくはメリットはあるけれどお客様に実感していただけるかどうかはわからない作り手にしかわからないチューニングや手法などがあり、通常の生産ではあまりやらないことがあります。 そういうことを、今回の記念モデルでは思いっきりやってみたいと考えています。 例えば、少し前にこのブログでお伝えした革をもむ加工もそのひとつで、この加工を施すことでデメリットなしに驚くほどやさしい履き心地になり、快適に履いていただけます。 この加工も、今回の記念モデルで取り入れます。 その他には、靴のスティフナー(カカトの芯)に関して少量ならこの材料を使うことができるというものがあり、よりカッチリと仕上げることができるので、今回の記念モデルで使う予定です。 さらには、靴の補強材においてもちょっと手間がかかるけれど少し改善できる部分があったり、クロージング(ミシンをかける作業)においては数足ごとに新しい針を使ってもっとパリッと仕上げたいこともあり、さらにもっと他にも細かい部分で手をかけることがたくさんありますが、今回のモデルではそういった少量生産でしかできない特別な仕様で製作する予定です。 そうすることで、通常のモデルに比べてよりプレミアムでより心地よいものに仕上がります。 そして、今回お選びいただけるデザインは、以下のものになります。 ①ギブソンブーツ ②チャッカブーツ ③ギブソンシューズ(5穴仕様) ④ギブソンシューズ(3穴仕様) ⑤ギリーシューズ ⑥モンキーブーツ 以上6デザインです。 また、今回お選びいただける革は、Virgilio Conceria Artigiana社のMARGOT(マルゴー)の型押仕様のもので、色は以下の4色です。 1.セピア(黒に限りなく近い) 2.ダークブラウン(やや赤みがかっている) 3.コバルト(鮮やかな青) 4.グリーン(ちょっとおもしろいグリーン) 以上の4色ですが、先ほどのお伝えしました通りこれらの革に手もみ加工を施しまして革を少々柔らかくほぐしてから裁断して使います。 今回の20周年記念モデルの仕様は以下の通りです。 ● デザイン: ギブソンブーツ、チャッカブーツ、ギブソンシューズ(5穴)、ギブソンシューズ(3穴)、ギリーシューズ、モンキーブーツの6デザイン。 ● 革は Virgilio Conceria Artigiana社のMARGOT(マルゴー)の型押仕様で、セピア(黒)、ダークブラウン、コバルト(青)、そしてグリーンの4色。 ● 製法はハンドソーンウェルテッドで製作します。 ● お客様の足に合わせて製作するオーダーメイドです。 ● 標準の仕様では使えない特別なパーツや作業をふんだんに使って、履き心地を重視したものに仕上げます。 ● ご注文いただいた靴と同じ革を使って製作したカードケースをプレゼント(下の写真参照)。 ● 予定数は合計で20足で、シリアルナンバーを入れさせていただきます。 ● 価格は 119,900円(税込み)です。 ● ラストをお持ちでないお客様は、別途ラスト製作費用(28,600円、税込み)が必要です。 ● オプションを追加される場合は別途オプション費用がかかります。 ● インソックには専用の焼き印を押させていただきます。 今回プレゼントするカードケースはこんな感じになります(試作品なので革は異なります)。 カードが3枚入ります。 お客様の足に合わせてラストを製作して靴の製作をいたしますので、ご注文時には私たちシューリパブリックの工房(埼玉県加須市)にお越しいただくか、私どものイベントにお越しいただてご注文ください。 予定数に達しましたら、受付は終了となります。 今回の商品は、お客様に感謝の意味を込めてなかなか採算度外視の大変お値打ちの企画商品ですので、ぜひこの機会にご検討ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。 デザインに関しては、キャップをつけるとか親子穴を開ける(オプション扱い)などはOKです。 ウェルトの形状は、平ウェルトorLストームウェルトで、色は黒かこげ茶のみになります。

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ラスト#SRE

今年になってモンキーブーツやモンキーシューズが大変人気です。 コロナによる在宅ワークから以前のような通勤のスタイルに戻りつつあり、しかしながら以前のような堅いスタイルが要求されなくなってきたので、カジュアルなスタイルに合うイイ感じのデザインということで、モンキーブーツなのかもしれません。 ただ、私たちシューリパブリックでモンキーブーツをご注文いただく際には、ラストとの相性に関しても気を付けていただきたいと思います。 モンキーブーツです。 モンキーブーツは、私たちシューリパブリックで製作している靴の中でもカジュアルなデザインであり、全体的な雰囲気をカジュアルな感じにしているので、その特徴を生かすためにもラストの形がカジュアルな形であるほうが全体的にイイ感じにまとまります。 この青いモンキーブーツは、#SREというラストを使って作ったものです。 モンキーブーツを作るのなら、足の幅が標準~細めの方はこの#SREというラストのモンキーブーツがキレイにまとまります。 もうひとつは、こちらのラストです。 このラストは#SRCというモデルで、このラストでもモンキーブーツを作ることができます。 ただ、#SREに比べるとややつま先が細めなので、ちょっと紛らわしいのですが足の幅が標準~広めの方に向いています。 一方でこのようなビジネス用のラストの場合は、モンキーブーツなどを作るのはちょっと難しむなります。 こちらは#SRFですが、#SRDも似たような感じになります。 これらのラストでモンキーブーツを作ると、デザインがカジュアルなのに変にビジネスっぽい雰囲気になってしまってちぐはぐな感じになるので、基本的にはお勧めできません。 ご注意ください。 せっかくご注文いただいて靴を作るのであれば、永く愛用していただけるようなものが良いので、仕様などはちゃんとこだわっていきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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GB

つい先日、ウチの家内と娘が新しく布団を購入しました。 新しい布団は非常に寝心地が良いらしく、家内も娘もよく眠れると言っていました。 そう言えば、何年か前に何が理由だったか覚えたいないのですが私の布団を買い換えた記憶がありまして、ただその時買ったものは私の体に合わなくて朝起きると背中が痛くて本当に困ったという日が続きました。 新しいものを買って試してはダメで、結局試行錯誤の結果マットレスを2枚重ねにした上に布団を敷くというセッティングが一番良いという結果になりました。 その時のマットレスがだいぶヤレてきてそろそろ買い替えても良いかなという時期ではあるものの、買い換えたらまた前回と同じように自分の好みのセッティングに巡り会うまで大変な事になるのが嫌なので二の足を踏んでいましたが、今日思い切って2枚のマットレスの代わりとして厚めの敷布団を買ってみました。 今夜どうなるのかちょっと心配です。 私は出張などに行った時に泊まるホテルのベッドの相性も結構難しく、相性の良いベッドがあるホテルの時って本当に稀です。 好みとしてはふっかふかのヤツが好きで、どこまでも沈んでいきそうな寝心地の布団が好きです。 現実にはなかなかそんなふうにできないんですけどね。 今日ニトリに行ったら、快適な眠りのための布団の敷き方みたいな案内が貼ってありまして、それによると下から防カビシート、マットレス、敷布団、マットレストッパー、シーツだったかな、そんなことが書いてありまして、それくらいのものを敷いたらフカフカになるかもしれませんが、現実問題として出し入れに関しても布団を干すのに関してもかなり大変そうですよね。 布団の関しては好みがあるので、柔らかいのが好きな方は柔らかい布団で寝れば良いと思います。 ですが、靴に関しては状況が全く異なります。 靴は皆さんけっこうフワフワの履き心地が良いみたいに思う方が多いかもしれませんが、じつは靴はなるべく硬い方(ケガをした時やご年配の方を除く)が良いのです。 というのも、そもそもが人間は裸足で硬いところを歩けるようにできていて、それに似た条件の硬い靴を履いて歩くことで普段から足がしっかりと機能して自ら衝撃を吸収できるようになり、結果として鍛えられて良い状態になります。 でも、普段から柔らかいフワフワの靴を履いていると、足が機能しなくなり、怠け者になって足の能力が落ちてしまうことがあります。 靴屋としましては、なるべく足を使って普段から機能させて、良い状態を保つようにしていただきたいと思っています。 革靴でもじつは思っているほどコチコチで歩きにくいわけではなく、適度に衝撃吸収ができるようになっています。 初めのうちは慣れないかもしれませんが、革靴と上手に付き合っていただいて、日常に革靴を履いて足を良い状態に保っていただきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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唐沢山

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そして、2週間前に訪れた栃木県の唐沢山に、再び今回はウチの家内もつれて行ってきました。 ただ、ウチの家内は電車を降りて駅から数キロも歩くなんて言ったら絶対に行かないですし、歩いて山を上がっていくなんて言ったらその場でもう聞く耳を持たなくなってしまいそうだったので、今日はクルマで山頂の駐車場まで行くというプランで行ってきました。 唐沢山は、栃木県の佐野市の北部にあり、以前は田沼町という住所でしたがいつのまにか佐野市に合併して今は佐野市になります。 電車で行くのなら、東武佐野線の田沼駅からイイ感じのハイキングになります。 また、クルマで行くのであれば北関東道の佐野田沼から比較的近く、ほぼ山頂までクルマで行くこともできますし、山に差し掛かる前に駐車場もあるのでそこにクルマを止めてハイキングを楽しむこともできますので、その日の気分で決められます。 山頂の駐車場に止めたら、もう目の前が展望台です。 展望台から一段下がったところに足尾山神社があり、ハイキングで来られた方々がお参りしていましたが、私は今回が遠慮しておきました。 展望台からの眺め。 真ん中あたりに見えるのが北関東道です。 なかなかの長めなのでさぞかし標高が高いのだろうと思いきや、調べてみたら242メートルとのこと。 そうなると、2,000メートルや3,000メートルといった山からはどんな景色が見えるのでしょう? 山頂の展望台の近くには唐沢山神社があり、ここはかつて唐沢山城というお城だったそうです。 前回きたときもここをさらっと歩いて散策しましたが、ほぼ何も考えずに行ってしまったので、今回は多少の予備知識を得て行ってみることにしました。 このような階段を進んでいくと、 猫がたくさんいました。 そう言えば、展望台にあった茶屋に猫のポストカードが売っていました。 ここは猫が多いみたいです。 展望台から見える景色とは違う方角で、こちら側からもアプローチできるようです。 そして、最後の階段を登ったら唐沢山神社です。 今日もお参りは遠慮させていただきました。 また猫。 キミたちは、のんびりでよいねぇ。 木々に囲まれた道を進み、 時々景色が開けたりしながら、 また猫。 前回、駅から歩いてハイキングコースを歩いた時と比べると、疲れ具合は20分の1くらいでした。 これくらいなら、運動したくないという方も気軽に行けそうです。 ちなみに、私は今日はモンキーブーツを履いて行きました。 革靴で山にある神社の階段を上がって降りてきましたが、特別問題となるようなこともなく、イイ感じに足が疲れて心地よいです。 そう、スニーカーを履いて疲れる疲れ方と革靴を履いて疲れる疲れ方って全然違っていて、私は革靴の時の疲れ方の方がスポーツをやった後のようで心地よいです。 もし、ちょっと近場で気晴らしをしたいという方は、唐沢山を訪れてみるのも良いかもしれませんね。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革もみ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

群馬県の草津温泉に行くと、「湯もみ」というのがあるのをご存知ですか? 湯もみとは、湧き出る温度が高い温泉のお湯を水でぬるくすることなく、板を使って湯をもみ、入浴できるくらいの温度まで下げることだそうで、 「草津よいとこ一度はおいで~」 という歌とともに湯もみをやっているのを見たことがあります。 その湯もみと直接的な関係は全くありませんが、革ももむことで質感を変わるということを以前に革屋さんに聞いたことがあります。 やり方は様々で機械を使って、やる方法もあればイメージする通りの手作業でやる方法もあります。 今回、私はちょっと試しに手作業でやってみました。 こちらの革は、元々の厚さが2.2㎜ほどありましたが、型押し加工をしたことでこの状態で2㎜ほどになっています。 結構硬くてこの状態のまま靴を作るのはかなり大変そうですし、こんな硬い革だと履く方も大変そうです。 こうして見てみても、もうゴワゴワです。 それを、 こんな風にもんでほぐしてみると、だいぶ革の質感が変わり、最初の状態からするととってもしなやかになりました。 革そのものがかなりの厚みがあるのでしなやかになったからと言って頼りないなんてことはありません。 イイ感じにしなやかになって、履く前から少し履き込んだような感じになっています。 それに、色味もとっても鮮やかになってキレイです。 これくらいの硬さなら、ラスティングに支障がありませんし、きっと靴になった時にイイ感じに包まれ感を感じることができそうです。 この革もみ加工ですが、どんな革でもできるもののやったところでメリットのない革もあります。 今回の革は、元々の硬さがあって厚さもあって、それがイイ感じに変化してくれたのでこの加工の意味があるわけですが、普通のスムースの革などは表面が汚くなってしまうこともあります。 硬くても薄すぎる革だと、ちょっと頼りない感じになってしまうこともあります。 なので、今回試した革は革もみに非常に適した革だったのでした。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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カードケース

ちょっと訳あってカードケースを作ってみました。 非常に簡単な作りで、カードが3枚入るタイプのものです。 決して日銭を稼ぐためのものではなく、販売する予定もありません。 ちょっとしたオマケですね。 5年前にpasmoケースを作りまして、あちらはカードと千円札が入るような作りにしたのですが、最近は現金をほとんど持たずにスマホと電子マネーのみで出かけるという方も増えてきているので、カードのみという仕様にしてみました。 試しにしばらく使ってみます。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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フルブローグチャッカ

靴が完成して、でもご都合ですぐに渡しできないというお客様の靴を、ちょっと早めにご紹介させていただきます。 今日ご紹介するのはこちら。 Aさんにご注文いただいたフルブローグ仕様のチャッカブーツ。 Aさんは、これまでに定期的にたくさんの靴をご注文いただいていまして、この靴は何足目なんだろう?といった感じのところ。 通常、チャッカブーツはプレーントゥという仕様が多いので、フルブローグのチャッカブーツはなかなかレアな仕様です。 あまり見慣れないためか、やや斬新な感じですが、こうしてよくよく見てみるとこれもなかなか格好良いですね。 ウィングキャップをつけた仕様は、視覚的にほっそりとして見えるので、もし足の幅が広めの方で少しでも細く見える靴が欲しいという方は、ウィングキャップ仕様という手もあります。 Aさん、お越しいただける予定が決まりましたらご連絡ください。 お待ちしております。 6月3日(土)と4日(日)は、神戸三宮のSUNさんにて恒例の足の計測&靴のオーダー会を開催いたします。 この時のために、スペシャルな革を用意しました。 お時間のある方は、ぜひお越しください。 詳細は、後日お知らせいたします。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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LBAMATT型押し

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 大人気の革です。 Tempesti社のELBAMATTの型押しバージョンで、色は黒です。 まずELBAMATTがどんな革かということですが、イタリアのトスカーナ地方にあるTepesti社で作られているタンニン鞣しの生地にオイルを多めに含ませた革で、比較的カッチリとしていますが履き込んでいくとしっかり感を感じながらもしなやかさも出てくるという特徴があります。 今回の革は、そのELBAMATTに型押し加工を施したもので、厚さは1.6mmnになります。 断面は、こんな感じ。 そして、型押し加工が施してあるので変なシワが入りにくく、ちょっとくらいのキズはほとんど目立ちません。 ただ、今回の革は残りが結構ギリギリで、作れるデザインが多少制限されます。 パターンを置いて確認してみたところ、プレーントゥという前提でチャッカブーツやギブソンシューズ、ギブソンブーツは大丈夫そうですが、極端に大きなサイズ(とっても幅広でsize10を超えるような場合)はちょっと難しい可能性もあります。 逆に、難しそうなデザインの代表格が、フルブローグやセミブローグ、そしてモンキーです。 これらはシューズもブーツも革をたくさん使うので、この革だけで製作するのは難しいと思います。 しかしながら、革の特性から考えればプレーンのデザインとの相性が良いので、この革で何か1足作ろうとお考えの方は、ぜひプレーンのでサインのものをお選びください。 3穴のギブソンシューズもOKです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は、完売いたしました。   ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革と環境のこと

カテゴリー: Message:伝えたいこと

環境

ここ最近の世の中の動きとして、特に欧米の感度の高いセレブの中にはレザーのものを持たないといった風潮があるようですが、まぁ確かに革というと今の世の中の流れに対して良くないともいえる部分もあります。 具体的に言うと、生きている動物の革を使うこと、そして革を作るうえで環境負荷になること、大きく言えばこの2点だと思います。 生きている動物を殺してその革を使うと言ってしまえば、そうとられてしまうのかもしれませんが、革のことをよくよく知っていくとそれほど目の敵にするべきものではないことがわかってきます。 たとえば、牛の革は私たちが牛肉を食べた残りの部分を使う、いわゆる廃物利用です。 牛肉を全く食べないで革だけ使うということなら、それはちょっとどうかと思いますが、おそらく多くの方々がスーパーや肉屋さんに行って牛肉を買ってきて食べていると思いますし、基本的にはその食用の肉以上の皮は出てこないはずなので、このことをまず知っておいてほしいです。 肉を食べることそのものを悪と捉えることもありますが、それに関してはいろいろな考え方があることを理解したうえで、私個人的には人間が肉を食べることは世の中の食物連鎖に則っていることだと思うので、それはあっても悪いことではないと考えています。 ただ、むやみやたらに生き物を殺すことには賛成できませんし、食用としていただく命はムダにすることなく有効に使うべきだと思っています。 ちなみに、皮と革の違いですが、皮の方はなめす前の状態を意味します。 そして、革はなめした以降のものを意味します。 話を戻すと、私たちが牛肉を食べている限り、材料としての皮は発生するわけですし、それらを有効に使うということで革を作るのは理に適ったことになります。 そしてもうひとつの環境の問題ですが、これに関しては詳しい情報がないのであまり詳細をお伝えすることができませんが、聞いたところでは昔に比べるとだいぶ改善されているそうです。 一方で、革はじつは非常に理に適っていると言える面もあります。 ひとつは、先ほどお伝えした食肉の副産物であること。 廃物として出てくるものであり、すばらしい材料であるので、使わない理由がありません。 そして、革は大変耐久性に優れているという点が、これまた重要なポイントになります。 例を挙げると、革で靴を作る場合と合皮などの素材で靴を作る場合、将来的に合皮のクオリティが上がっていくことは考えられるものの、それを考えても革の耐久性は全然比になりません。 革靴を作って履いた場合、普通にメンテナンスをしてソールが減ったら修理をするとしたら、一生とは言わないまでもだいたい20年くらいは履き続けられるはずです。 20年も履ける靴を他の素材で作ろうとしたら、環境面で考えた場合、革に比べてもっと大きな負荷になっているはずです。 それも、ただ耐久性が高いだけではなく、蒸れないことや足に馴染んでくることなど、革だからこそ可能な部分がたくさんあり、革を使って靴を作ることに大きなメリットを感じられます。 これは靴ばかりではなく、革小物と言われるモノにおいても同様のことが言えるはずです。 ただ、そういう私もどこまで革の環境における負荷を知っているのかと言われれば、たかが知れていますが、時代の先端を走っているらしき人が「革は悪だ」と発信したからと言ってそれをすべて真に受けて同調するのは良くないと思っています。 Aという意見があればBという意見もあり、もしかしたらさらにCという意見もあって、それらの真相では自分が思っていたのと全く違うということだって十分に考えられます。 私が伝えたいのは、革は廃物利用であることと、耐久性を考えれば素材として十分に優れていることです。 先日、レザーフェアの招待状が届いた時に一緒に入っていた冊子にそんなことが書いてあったので、私の考えも添えてお伝えしてみました。 私たちシューリパブリックでも、たくさんの革を使っていますが、購入した革はできる限りムダなく有効に使いたいと考えています。 そのためにも、時々企画としてお伝えしている「幸運のラストワンプラン」にご協力ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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