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チャッカブーツ

今日ご紹介するお客様は、新潟県にお住いのNKさんです。 ご注文いただいたチャッカブーツが完成いたしました。 NKさんは、こちらが初めてのシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドになります。 残念ながら今回は発送による納品となりました。   NKさんは、とても靴がお好きな方です。 これまでにたくさんのブランドの靴を履いていらっしゃいますが、NKさんの足が非常に細いため、既製品ではなかなかちゃんとフィットするものが少ないようです。 そんなこともあって、ご注文を頂きました。 本日発送しましたので、明日には到着するはずです。 履いていただいて、ぜひご感想をお聞かせいただきたいと思います。 ちょっと華奢な足のNKさんに合わせて、ラストの調整やセッティングの調整をしてあります。 スウェードは比較的早く馴染むので、すぐに快適に履いていただけるようになることでしょう。   ところで、関東近郊では今年の夏はどこへ行ってしまったのだろうというのがもっぱらの挨拶になるほど、お天気がパッとしません。 8月に入ってから東京では毎日雨が降っているようですし、例年の35度超えのニュースはほぼ聞かれません。 私たちの工房がある加須市は、厚くて有名になった熊谷市や群馬県の館林市に近いので、真夏には結構な気温になることが多かったのに、今年はそれ以前にあまり太陽を見ていない気がします。 この後、多少夏らしさが戻ってくるようなことも聞きましたが、やはり夏は夏らしくあってほしいと思います。 そんな季節ですが、あと少しすればもう秋の気配が感じられるようになるはずです。 秋はオシャレを楽しめる季節。 夏の間にTシャツばかりだった方も、そろそろ秋のファッションに目を向けてみるのも良いかもしれませんね。 そして、季節の素材というわけではありませんが、この時期にチャレンジしていただきたいのが、NKさんもお選びいただいたこげ茶のスウェードです。 一般的なスウェードは、その素材の特性からクタクタなものが多いようですが、私たちシューリパブリックでお取り扱いしているスウェードはすでにデッドストックになってしまって在庫限りなのですが、非常にしっかりとしていてコシのある素材です。 懐が深く、非常に優しい履き心地でありながら、カチッとしっかりしています。 例えるなら、オイルを含んだシュリンクの革のような感じですね。 スウェードは、スムースの革とはまた違った素材的な特徴があり、カジュアルテイストだけれどもちゃんと気品があります。 もし、食わず嫌いの方がいらっしゃいましたら、これは一度試してみても良いかと思います。   靴のスペック デザイン:チャッカブーツ レザー: キップスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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クロスポロ

少し前からクルマのエアコンの調子が良くなくて、まだ今年はそれほど暑くないから良いのですが、 それでも雨が降ったりして除湿をしたいときにしっかりと働いてくれないと困ってしまいます。 どんな状態なのかと言いますと、時々ちゃんと動くこともあるのですが、 普段はエアコンをONにして最も低い温度に設定しても生ぬるい風が出てきたり、 そうかと思えば一昨日あたりからはエアコンのスイッチをOFFにしても冷たい風が出てきたり、暖房にしても冷たい風が出てきたりといった具合です。 先週のキャンプの移動の時は、大雨が降って湿気がすごかったのでエアコンのスイッチを入れたら、見る見るうちにフロントガラスが曇りました。 そんなわけで、これはさすがにまずいと思い、あらかじめ予約を入れておいて、今日の午前中にディーラーさんに行って修理をお願いしてきました。 私の乗っているフォルクスワーゲンは、最近のモデルでは比較的故障が少ない方なのですが、私は今年に入ってメーターパネルの故障による交換に続いてトラブルは2件目。 日本では、クルマは壊れないモノという考え方が一般的で、私もそれに越したことはないと思っていますが、やはり機械ですから壊れることだってありますし、仕方がないと言えば仕方がない。 でも、だからと言って壊れることが当たり前だとか、外車はそういうものだというのはちょっと違うと思います。 ちゃんと設計されていて、十分な耐久性を持たせていれば、数年で壊れることなんてありませんが、100%壊れないことは難しいというだけの話です。 私もモノづくりに携わっていて、どうしても普段使っていれば想定もしないような環境に遭遇したり、予期せぬことが起こったりするかもしれないことは理解しているつもりです。 そんな時に、どこが真っ先に壊れるかということも、しっかりと計算に入れておく必要があります。 もちろん、壊れるのは簡単に修理ができるところであり、修理をしにくいところに於いては多少ほかの部分を犠牲にしてでも守らなくてはいけません。 靴で言えばインソールです。 ここが壊れてしまったら修理ができませんから。   ともあれ、クルマを修理に出して、そして代車としてお借りしたのが、このクロスポロというモデルです。 クルマのことに関しては、プロの方がいろいろとコメントを出しているのでそちらを検索してみてください。 私が思ったのは、フォルクスワーゲンはどのクルマに乗っても(一部の特別なモデルを除いて)、まじめな作りというか保守的というか、すごくとがっている部分がない反面、大きな欠点もありません。 なので、すごく面白いわけでもないけれど、永く乗っていても特に飽きるという要素がないのかなぁって思いました。 実用面を考えると、必要にして十分の働きをしてくれます。 もしこれがとっても速いクルマだったとしたら、次から次へともっと速いクルマが出てくるでしょうし、最新型でとっても速いと言っていられるのはほんの一時です。 なので、そこを求めたらどんどんあらぬ方向へ行ってしまって、楽しくありません。 私みたいに、高速道路を走れるくらいのスピードが出て、必要なだけ荷物が積めて、長距離を走ってもさほど疲れないということを求めるのなら、ワーゲンはまぁ選択肢としてアリかなぁと思いました。   ところで、先日からご注文を受けている「雨の日&出張用の靴」ですが、すでに何足がご注文を頂きまして、 こげ茶の革のほうは残りがあとわずかになりました。 検討されているか方は、お早目のご注文、もしくはご予約ください。 こちらは、ご注文を頂いている中の1足をちょっと作ってみました。 全くどんな風なものなのかイメージもないのでは、ご注文しにくいかと思いまして。 履き心地に関しては、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴に比べると、接地の時にやや硬い印象を受けるかもしれませんが、 捉え方としては、より安定していると見ることもできます。 ですので、特に雨の日だとか出張だとかいうことよりも、単にオーダーメイド靴のエントリーモデルとしてご注文いただくのも良いかもしれません。 足のホールドに関しては、なかなか良いです。 革がなくなったら、期間中でも受付を終了させていただきます。   そして、9月納品予定の靴たちが完成しました。 これらの靴をご注文いただいたお客様には、すでに昨日のうちにご連絡をさせていただいております。 今回は、半分くらいが遠方にお住いの方で、発送による納品となってしまうのが残念なのですが、機会を作ってそのうちフィッティングを確認させていただきたいと思っています。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ブラインドアイレット

私たちシューリパブリックでは、靴のご注文を頂く際に表から打つアイレットか、裏から打つブラインドアイレットかの選択をしていただいております。 表から打つものは、どちらかと言えば今ではカジュアルな位置づけで、裏から打つものはすっきりとして見える分フォーマルな印象を与えます。 これらは一長一短で、表から打つものは見た目がカジュアルになりますが、アイレットも周辺の革のへたりが少なく、 反対にブラインドアイレットは、すっきりとした見た目が人気ですが、アイレット周辺の革が比べればへたり易く、強度的に表から打つアイレットに劣ってしまいます。 さらに、ブラインドアイレットはその構造上外れることがたまにあります。 そんなことを了解いただいた上で、どちらかを選んでいただいています。 一長一短ですから、どちらでもお好きなほうをお選びいただきます。   さて、そのブラインドアイレットですが、実はブラインドアイレットは2種類ありまして、ひとつは#170というタイプと、もうひとつは#1700というタイプ。 170と1700とは、ちょっと紛らわしいのですが、物的な違いはアイレットの足の長さです。 #170は足が長く、#1700は足が短いタイプで、それに伴って打ち方も変わります。 #170は、ミシンをかけている途中に、アイレットの穴をあけ、ライニングの革だけにがっちりと留めます。 これは結構外れにくいのですが、もし外れたら修理に手間がかかります。 対する#1700は、ミシンが完成する直前、表の革とライニングが縫われてから穴をあけ、専用の潰し棒で表から潰します。 #1700は、#170に比べれば外れやすいのですが、修理するのも簡単という、これもまさに一長一短です。 私たちシューリパブリックは、後者の#1700を使っています。 こういうものは、あくまでも考え方の違いであって、 私はモノは壊れることを前提にしておくべきという考えです。 もちろん、壊れないことが理想なのですが。   そんな#1700のブラインドアイレットですが、打ち方を簡単にご説明します。 打ち具があれば、とっても簡単です。 これをハトメを打つ部分に見立てまして、 こちらが#1700のブラインドアイレットです。 足の短いタイプです。 足が短いと言っても、差はほんの少しなので比べないとわからないかも? ブラインドアイレットをライニングの面にセットします。 表から、専用の打ち棒を使ってハンマーで叩いて潰します。 こんな感じに仕上がりました。 裏側は、こんな感じです。   じつはこの打ち棒ですが、あるお客様からのご依頼でここしばらく探しているのですが、どこに行っても売っていません。 靴の工具を専門に作っているところにもありませんでした。 #170の打ち具ならあると言われましたが、ちょっと形状が違うのでそのままでは使えません。 こういう時に、特殊工具は困りますよね。 当然にホームセンターでは入手できませんし。 ウチに何本かなかったかなぁ・・・? ちょっと探してみます。   ところで、9月納品予定の靴たちが完成まであと一歩のところまで来ています。 すでにお客様にはご連絡させていただきました。 あと2日くらいで完成となります。 早く履いていただきたい気持ちでいっぱいです。 特に、今回は初シューリパブリックのお客様が4名もいらっしゃいますから。 たのしみです。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ウェルトの違い

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ウェルト

余談ですが、先日YouTubeでイチローさんと稲葉篤紀さんの対談を観ました。 リンクしておきます。 皆それぞれ好き嫌いはあるかもしれませんが、私はイチローさんも稲葉さんも大好きで、この番組では非常に心に刺さる話をしていました。 稲葉さんの人柄や、イチローさんの考え方って、本当に素晴らしいです。 特に私が印象に残ったのは、最近の対談では世の中的にこれがストライク的な話に持って行きがちなのに、イチローさんは自らの考えをズバッと放ち、それを稲葉さんがしっかりと受け止めているというところです。 インタビュアーが稲葉さんだったからこそイチローさんもそこまで話せたのでしょう。 もし、お時間があったらちょっと長いですがご覧になってみてください。   さて、私たちシューリパブリックでは、平ウェルトとLストームウェルトの2種類を用意していることは、以前にお伝えしました。 手前側のスウェードの靴のウェルトが平ウェルトで、奥側のギリーの靴のウェルトがLストームです。 そもそもは、Lストームはカジュアル色が強いのに対し、平ウェルトは比べると落ち着いた上品な印象になります。 じつは、これらのウェルトの違いはそんな雰囲気だけではなく、さらにもっと他にもあるのです。 それは・・・、 パッと見たときのラストの印象です。 この2つの靴はどちらもSRCというラストを使用して製作していますが、Lストームのギリーシューズの方が高さが低く見えませんか? これは、ウェルトによってインソールのリブの位置が違うこと、ウェルトそのものの形状や厚さが違うことなどのために、このようにLストームのウェルトの方が低く見えるのです。 となると、ラストとウェルとの相性というのもありまして、 例えばつま先が低くなる#SRDのようなスラントノーズのラストでは、つま先がウェルトに埋もれてしまうという理由から、Lストームのウェルトとの相性があまり良くなく、 #SRDラストでLストームをご希望されるような場合には、ちょっと厚めのインソールを使うなどして不格好に見えないように工夫をしています。   靴は、上から見たときの形のみでなく、横から見たとき、もしくは斜め上から見たときのシルエットもとても大切ですので、ウェルト選びはこれらの要素を考慮したうえでお選びいただけると良いでしょう。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

ブーツと言えば、脱ぎ履きがちょっと面倒なので、今日は靴を脱いで座敷に上がる予定があるという時には、ちょっと敬遠しがちだと思います。 それが、チャッカブーツとなれば話は別で、アイレットが3つだけなので脱ぎ履きがとっても簡単です。 でも、実はギブソンブーツをはじめとするシューリパブリックの編み上げのブーツも、脱ぎ履きはとっても簡単なのです。   たとえば、こちらはギブソンブーツ。 これがどう簡単なのかと言いますと、 この部分をパッと開くと、簡単に脱げるくらいハネが開きます。 こんな感じに。 実際にやってみますと、 しっかりとヒモが占められていて、縛ってあるのをほどいた状態から・・・、 ハネの一番上の部分をもってふわっと開くと、簡単に足が脱げるくらいの状態になります。 実はこれ、お客様にためし履きをしていただいた時によくやる裏ワザです。 ブーツは脱ぎ履きが大変と思っていらっしゃるお客様が、一瞬にしてハネが開いて簡単に脱げる状態になるので、結構驚いてくださいます。 おまけに、シューリパブリックのブーツは履き口がフレア気味になっているので、 ハネさえ十分に開いておけば、簡単に履くことができます。 おまけに、ブーツなので靴ベラは不要です。   履いて歩くときにとっても快適ですし、日本ではけっこう重要視される脱ぎ履きの問題も解決できるギブソンブーツ。 実用的な靴として、とっても優れています。 私たちシューリパブリックのお勧めです。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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履き込むこと

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

モンキーブーツ

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 つい先日まで夏休みで工房が休みだったのに、またお休みというのはちょっと気が引けますが、定休日なのでお休みとさせていただきました。   夏休み中はずっと山に行っていたので、今日は少しのんびりしました。 ところで、こちらは私のモンキーブーツです。 もう何度この写真をブログに載せたことか。 でも、実は毎回その都度撮っていまして、決して使いまわしではありません。 そんな今日の私のモンキーブーツですが、もうだいぶ履いています。 いつから履いているのかもうわからなくなるくらいですが、調べてみたら2010年に完成していたようです。 もう7年くらい経つのですね。 ちょっとした擦り傷がたくさんあって、それでも靴自体はとってもしっかりしています。 ソールやウェルトも一度交換していて、まだまだ全然元気な状態です。 靴は、新品よりもある程度履き込んだ方が格好良いですし履きやすくなります。 つくりがあまり良くないモノや丈夫な素材を使っていないモノだと、良い感じに馴染んできた頃にボロボロになって履けなくなってしまうこともありますので、 やはり永く履くことを考えると、しっかりと丁寧に作られているモノを選ぶことが大切だと思います。   ですが、どうしても素材に革を使っている都合上、それなりに丈夫にしっかりと作られている靴は、どうしても履き初めのころが硬くて、足にダメージを与えてしまうこともあるのです。 この辺りが悩ましいところで、丈夫に作ると初めのうちは硬くて足が擦れたりしますが、足が擦れないように柔らかく作るとどうしても十分ない耐久性が得られないということになります。 トレードオフってやつですね。 それでも、できるだけ両立さるために改良をしているのですが、なかなか現実問題としては革を使うということで難しい部分もあります。 結局、私たちシューリパブリックは、永く履いていただく方を採って、初めは少々硬いけれどある程度履き込めば快適に履けて、その後は永い間履きやすさを維持できるという仕様にしています。 実際、初めのうちの硬さがあるのは長くても半年くらいですし、全くないという方もいらっしゃいます。 もし、硬くてどこか当たるところがあるような場合は、あらかじめ靴下の上から絆創膏などを貼ったうえで靴を履いていただくと、問題は解決します。 調整の方法などはそのケースによって異なりますので、ちょっと気になるような場合は私たちシューリパブリックにご連絡ください。 しっかりとアドバイスをさせていただきます。   今日出かけたときに、うちの娘がサンダルを履いていて靴擦れができてお世話になりました。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ダブルモンクストラップ

7月末に、Rifare大阪店さんと同じくRifare名古屋栄店さんにて足の計測会と靴のオーダー会のイベントをおこなった際に、 ちょうどその会場のお近くにお住いのお客様の靴がタイミングよく完成しましたので、それぞれRifareさんにお越しいただいて納品をさせていただいたことは、 すでにこのブログでご紹介してありますが、 今日は改めてそれらの靴のスペックをご紹介させていただきます。   まずは、大阪府にお住いのTKさんのギブソンシューズ。 Lussoのこげ茶の革が入荷した際にお取り置きのご連絡を頂き、製作させていただいたギブソンシューズです。 革の実物をご覧にならなかったのですが、とっても良さそうな革であることがPCの画面からも伝わってきたとおっしゃっていました。 仕上がりも、とてもきれいに上がっています。 TKさんにも気に入っていただけました。 靴のスペック デザイン:ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   そして、こちらはちょうど良いタイミングで名古屋にいらっしゃっていたFNさんのダブルモンクストラップです。 ダブルモンクストラップは、レースアップの靴と違って調整の幅がないため、今後少しずつ靴が馴染んだりインソールが沈んだりすることを考えて、初めは少々タイト目に作っておく必要があります。 なので、初めて履くときはちょっと大変でした。 2本あるストラップのうち、つま先側のストラップのバックルは固定で、カカト側のバックルはゴムがついています。 それでも、カカト側のバックルは完全に外して一度履いてからストラップを留める必要があります。 それでも、少し慣れてしまえばもう少し楽に履くことができるでしょう。 イルチアボックスの雰囲気は、とっても良いですね。 この革、あとほんの少しだけ残っています。   もう1足は、サイドゴアブーツです。 革好きのFNさんが以前にお選びになってやっと製作の順番が回ってきたインカスのLUXという革です。 この革もとっても良い雰囲気です。 サイドゴアブーツは、足に対してある程度タイトにしてあげる方がしっかりとフィットして歩きやすいのですが、あまりやり過ぎてしまうと脱ぎ履きが大変になってしまいます。 今回は、革が多少柔らかめだったので気持ちタイト気味に作りましたが、こちらもなかなか良いフィッティングでした。 初めはタイトですが、履き込んだ時にちょうど良さそうな感じです。 FNさんは、私がダブルモンクストラップもサイドゴアブーツもレースアップではないので嫌々ながらに作ったと冗談交じりに言っていましたが、足のクセがわかってしまえばほぼ大丈夫です。 言い換えると、足のクセをつかみにくい方がいらっしゃって、そのような方の初めての靴となると、ちょっと嫌ですねぇ、作り手として。   靴のスペック デザイン:ダブルモンクストラップ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   靴のスペック デザイン:サイドゴアブーツ レザー: キップシュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのMIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MIさんは、今回の靴が4足目になります。 早速履いていただきました。   これまでの3足は、主にお仕事に行くための靴としてご注文いただきましたが、今回の靴はお休みの日に履くことを目的としたものです。 デザイン的にはお仕事用のものと変わりませんが、革の色がネイビーになるだけでとっても雰囲気が変わります。 この革は、MIさんが私たちのブログをご覧になって、ご指名されたものです。 平日はもうだいぶ靴が揃ってきて、それらがとても快適なので、週末にも履きたいということでご注文いただいたと記憶しています。 まぁ、そのいきさつはどうでも良くて、大切なのはMIさんが気に入ってくださっているということ。 お仕事のみならず、週末にも履きたいと思っていただけたのが、作り手としては非常に嬉しいことです。 今日お話をしていて、そもそもがブーツを会社に履いて行くということ自体、目からうろこだったとおっしゃっていました。 会社に履いて行くのはシューズと思っていたけれど、パンツの裾で隠れてしまうので、ブーツだろうがシューズだろうがどっちでも良いわけですから。 ましてや、足首のあたりまで程よくホールドしてくれるブーツの方が、長い時間履いていても疲れないとおっしゃっていました。   私たちシューリパブリックでは、ご注文や納品のためにお越しいただくお客様と、少々世間話をさせていただいていますが、 元々は全く知らなかったお客様とこうしてお話をして、その方の背景なども知ることができたり、逆に私自身のことを知っていただいたり、 こんな感じで親しくなっていくのが私には非常に嬉しいことです。 お客様の趣味をうかがって、私の全く知らない世界を知ることもできますし、なぜそういうことに興味を持ったのかを教えていただくと、私も多少なりとも興味がわきます。 そうやって、全く利害関係のない学生のころからの友人のように屈託のない話ができて、少しずつお客様との距離も縮まっていきます。 今日もMIさんの趣味の話をうかがって、改めてMIさんのお人柄を感じ取ることができました。 人ってとっても面白いですね。 靴屋って、本当に楽しい仕事だと思います。 靴のスペック デザイン:ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 こちらをご参照ください。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

日本では、クラシックというと「古典的」とか単に「古い」と訳してしまいがちですが、クラシックの本来の意味はそのほかにも「一流の」とか「最高の」という意味もあります。 私がイギリスの靴の学校で教わったclassicの意味は、「典型的なもの」とか「基本的なもの」、もしくは「スタンダードなもの」など、私たちがイメージするクラシックとはちょっと違います。   さて、今日は新たな靴のご注文で栃木県にお住いのKさんがお越しくださいました。 Kさんは、これまでにもすでに何足もの靴をご注文してくださっている永いお付き合いのお客様です。 そんなKさんは、モノの本質を見ていらっしゃる、とっても興味深いお客様です。 何年か前におっしゃっていたことがちょっと心に残っていまして、 「Kさん、何年か前に『最近はちょっと太めのデニムを履いている』っておっしゃっていましたけど、その頃はみんなまだ細いパンツが主流だったのに、最近になって男性もだいぶ太いのを履くようになってきましたよね。先見の目ががありますね。」 とお伝えしたところ、 「ああ、そうでしたね。でも、今はそういう流行とかよりも、こんな白いシャツみたいなスタンダードな服やパンツを選ぶようにしているんです。」 とのこと。 「昔、何かで北野武さんとウルフルズのトータス松本さんの対談を観たことがありまして、その時にたけしさんがトータスさんに『スタンダードなもので勝負しなさい。スタンダードなものは、モノの本質が最も問われるから、そういうもので勝負できるようになりなさい。』って言っていたのを思い出して、十何年経って最近はスタンダードな服を好むようになりました。」 とおっしゃっていました。 確かに、例えば真っ白なシャツは、その白いシャツのつくりの良さ、素材の良さが露骨に出てしまいます。 色でごまかしたり、形でごまかしたり、はたまたとっぴな飾りでごまかしたりすることができません。 トータスさんが本業としている歌の世界だって、何かとっぴで目新しい色物で勝負したところで、そこに本質が伴っていなければ人気は長く続きません。 Kさんは、 「大人になったのかなぁ・・・。」 なんておっしゃっていましたが、それが全ての基本であるべきなのは、誰にとっても変わらないことだと思います。 そして、ことのついでに私たちシューリパブリックの靴のことをうかがってみたところ、 「十分にスタンダードですよ。それに、基本的なことは昔から変わらないですし。でも、つくりや履き心地は毎年少しずつ改良されていて、そういうのが良いんじゃないですか。」 とのことでした。   私たちシューリパブリックの靴のコンセプトは、日常仕様のオーダーメイドであり、作る靴はブリティッシュクラシックです。 このクラシックは、決して古いという意味ではなく、歴史を超えたスタンダードなものということを意味しています。 イギリスの歴史ある文化から生まれた良い靴を、日本の皆さんにも履いていただきたい、それも普段に履いていただきたいということでこのコンセプトにしています。 日本はイギリスではありませんが、イギリスを見習うべきところはたくさんあります。 むしろ、歴史的なイギリスの文化は、モノを大切にするという昔の日本の文化に通じるところもあります。 そんな本質を気に入ってくださって、Kさんは私たちを選んでくださいました。   こちらは、今日Kさんが履いていらっしゃったギブソンシューズです。 以前にラスト#MRTを使って作ったものです。 アイレットの数はあえて4つにしてスタンダードで良い雰囲気を出しています。 次は、これもスタンダードなギブソンブーツですね。 しっかりと作らせていただきます。 完成を楽しみにしていてください。 ありがとうございました。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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先日から、長野で休暇を満喫しています。 早朝のキャンプ場は、霧がかかってちょっと幻想的だったりします。   長野の3日目は、市内散策の日です。 長野市には、11月の一宮のイベントに出店してくださるIVY PRODUCTSさんがいらっしゃるので、せっかくですからお邪魔してきました。 IVY PRODUCTSさんは、積極的にイベントに参加していらっしゃって、つい先日もイベントを開催していらっしゃったそうです。 靴とはまた違った革の使い方ですが、靴にせよ革小物にせよ作り手の個性が作品に表れていて、IVY PRODUCTSさんらしいこの柔らかい雰囲気がとってもステキです。 ウチの家内も気に入って名刺入れを買っていました。   ここから善光寺までは、歩いてもそう遠くなく、テクテクと歩いて向かいました。 長野市は辺りが山に囲まれていて、西を見ると・・・、 こんな感じで、 東を見ると・・・、 やはり山が遠くに見えます。 以前、やはりキャンプに来た時にどこかの展覧会を見に行ったことがあるのですが、その時に展示してあった昔の長野県の小学生の国語の教科書の挿絵には必ず山が背景にあって、 この地域の子供たちはこのような景色が当たり前のようにあるのだろうなぁって思ったことがあります。 私は子供のころからずっと関東のだだっ広い平野の中に住んでいるので、見える山といえば東に筑波山、北に男体山、その左に浅間山、西には秩父連山というのが当たり前のようにしみついているのですが、 でも、それらの山はずっとずっとはるか彼方にあって、この長野市の周りを山に囲まれているという環境とは全く違います。 もしかしたら、このような環境で育った方々は、周りに山が見える環境の方が落ち着くのかもしれませんね。 そのまま善光寺に向かうと仁王門があり、 そのまま参道を進むと、山門があります。 私たちが行った時は、夏休み限定で山門の上に登れるとのことでしたので、娘と一緒に登ってみることにしました。 子供は安いのに、大人は思いのほか高かったのですが、 この山門からの眺めは思っていた以上に素晴らしいもので、500円以上の価値は十分にあると思います。 長野方面に行かれる方は、ぜひこれは行っておくべきだと思います。   長野の4日目は、「飯縄火まつり」という地元の大きなお祭りの日です。 メイン会場は私たちがキャンプをしている飯綱高原キャンプ場で、毎年地元の子供たちのお神輿や、太鼓のパフォーマンス、ミュージシャンの方の演奏などがあるのですが、 今年は50年目という区切りの年ということもあって、かなり盛大に開催されるとのことでした。 なかでも、今回はミュージシャンの喜多郎さんがゲストとして来るそうで、例年に比べてかなり人出が多かったようでした。 そんなわけで、この日はあまり遠くには行かず、近場で過ごしました。 こちらが飯縄山です。 あまり詳しく知らなかったのですが、山岳信仰においてかなり名の通った山なのだとか。 そして、お祭りの際にパフォーマンスしている喜多郎さん。 お祭りの後半には、演奏に合わせて盛大な花火が打ち上げられました。   長野5日目は、少し早めに山を下りて長野市内にある水野美術館へ向かいました。 この日は、水野美術館の開館15周年を記念したイベントがありまして、あらかじめそのイベントに申し込みをしておいて参加させていただきました。 イベントというのは、切り絵作家の栁沢京子先生により親子切り絵ワークショップなるものです。 用意していただいた題材の絵をカッターナイフで切って切り絵を作るという趣旨のイベントで、私は普段からカッターナイフを使ってパターンを切っているため、そんな人が参加したら反則ですから、今回はウチの家内と娘が参加しました。 テレビの取材も来ていて、先生が取材されているところです。 この様子は夕方のSBCのニュース内で放送されるとのことでしたので、夕方温泉に行って観てきました。 テレビって、すごいですよね。 なんというか、完成されています。 この日は、温泉にいるうちから少しずつ雨足が強くなり、この時点では全く予想もしない状況になりました。 温泉からキャンプ場までは、山道をクルマで走って10分ちょっとなのですが、もうとにかく前が全く見えない状況なのです。 ゆっくりゆっくり走ってキャンプ場に到着したものの、足元が川のようになっていて夕食の準備どころではありません。 仕方がないので、とりあえず山を下りてファミレスに行くことにしました。 途中、携帯からアラームが鳴って、大雨警報だの洪水警報だの、挙句の果てには避難館勧告まで出てしまいました。 いつも走っていて結構馴染みのある道路なのに、まるで川のようになっていて全然違う様子です。 山の斜面からは泥水や岩がゴロゴロと流されてきたり、側溝では水が噴き出したり、もう大変な状況です。 ひとまず、ファミレスで食事をして様子を見て、少し収まったころにキャンプ場の我が家のテントに戻り、周りの状況などを確認してそのままそこで過ごすことにしました。 今のテントは本当によくできていますね。 あんな大変な大雨だったのに、中に水が浸みてくることなくテント内は大変快適に過ごすことができました。 私はもうかなり長いこと生きていますが、こんなにすごい雨は初めての経験です。 避難勧告が出たときの避難所は、キャンプ場から歩いても行けるくらいのホテルだったのですが、こういう時の判断は本当に重要です。 雷がひどかったらもう間違いなく避難していたと思いますが、この時点では雷は遠のき、雨もだいぶい収まってきていて、ネットで天気の様子を調べたらもう一度雨が降るようでしたが一時的のようでしたのでそのまま残ることにしました。 周りのキャンパーたちも、一時的にクルマに避難した人はいましたが、避難所へ行っていた人はほとんどいなかったようです。 そんな状況でしたので、写真を撮る余裕もなく、とっても何も映らなかったかもしれませんが、とにかくもう大変でした。   最終日は、雨に降られながらも片づけを終わらせ、なぜかクルマに入りきらない荷物を無理やり押し込んで、どこへ行ってもすでに夏休みが始まっている人たちで大混雑していて入ることもできず、 大好きなTSURUYAで買い物をして渋滞を回避して帰ってきました。   昨年のキャンプは、一度も雨に降られることなく快適に過ごすことができましたが、今年はほぼ毎日雨に降られて、避難勧告まで発令されて、大変な夏休みになりました。 こんなに大変な思いをしても、トイレに行くのにトコトコと数分歩かなくてはいけない不便さがあっても、テントの中で寝るときに平らじゃないのでイマイチよく寝られなかったりしても、 温かいお茶を飲みたい時には、お湯が沸くまで10分くらい待たなくてはいけなかったりしても、 それでも新鮮な空気と美味しい水と心地よい緑に囲まれて過ごす年に数日間のこの不便な生活は、私には大変な魅力です。 仕事から離れて、ちょっと離れたところから今の仕事のことや今の自分を見ることができ、 なかなか一緒にいられる時間の少ない家族と一緒にご飯を作ったり、どうでも良いくだらない話をしたり、やっぱりそんな普通の時間がとても楽しいです。 毎年キャンプに行って感じるのは、確かに私たちの生活環境は便利になっているけれど、本質の部分は何となく寂しくなってきているようなこと。 いや、すべてがそうではないけれど、心に余裕があるかと言われると、世界がますます緻密になっていくぶん確かにそうかもと思える部分もあります。 全てが完璧にパッケージングされた生き方よりも、スキマだらけでゆるい生き方の方がより人間らしく生きられるということだってあります。 人間は、全員が同じ方向を目指す必要はないですし、かと言って俗世間からあまりにもかけ離れ過ぎても良くないですし、 時々自分のバランスを調整するために、あえて超アナログな生活をしてみるのも良いのではないかと思います。   さて、私たちシューリパブリックは、明日から通常営業です。 皆様のお越しをお待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月3日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、恒例の足の計測会&靴のオーダー会のイベントを開催します。   【 お知らせ 3 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   【 お知らせ 4 】 雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。 今年は茶系のギブソンシューズです。 受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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