広い足、細い足、普通の足

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オーダーメイドの靴というと、ご注文されるのはきっと幅が広くて既成品の靴が履けない方が多いのではないかと思うかもしれませんが、

今までの経験からすれば、足の巾が広い方が3分の1ほど、普通の足の方が3分の1ほど、そして比較的足の幅が細い方が3分の1ほどとなっています。

幅が広い方が、既成品の靴が履けなくてオーダーされるのは普通に理解していただけると思いますが、

普通の足の方と細い方のそれぞれが相当数いらっしゃるというのは、もしかしたら驚かれるのではないかと思います。

オックスフォード

 

既成品に対して足の幅が細い場合、何か詰め物でもして履けば履けるくらいに思われるかもしれないのですが、実際にはそういうわけには行きません。

足の幅が細い場合、歩くたびに靴の中で動いてしまい、アチラコチラが当たってしまって靴ずれができたり、摩擦熱が発生してしまったり、

ひどい時には、アーチが開いてしまったり外反母趾のように指先が曲がってしまうこともあります。

そんな理由から、靴に関しては大は小を兼ねるということにはならないのです。

 

では、普通の足なのにオーダーする方がいらっしゃるのはなぜ?と疑問をお持ちになるかもしれませんが、

いくら幅が標準であっても、足の形が標準でないケースはいくらでもありますし、

さらに言えば足の形が既成品に合っていたとしても、オーダーメイドの靴は作りが全く違いますので、オーダーメイドの靴を履いてみると明らかにしっかりと足にフィットしていることがわかるくらい違うのです。

極端なことを言ってしまえば、全くラストの調整をしていないオーダーメイドのサンプル靴でさえも、履き心地が全く違います。

ですから、「私は標準の足」という方でも是非一度ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴を試してみていただきたいと思います。

 

次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

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