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コバの処理

カテゴリー: @ Work:アットワーク


余談ですが、今日J-WAVEでは今日の成人の日にちなんだ特番を放送していました。

その中で、一般社団法人 炭素回収技術研究機構(CRRA:シーラ)代表理事・機構長の村木風海さんが出演していました。

村木風海さんは、今年成人式を迎える20歳。

その話の内容が、本当に20歳なのかと思うほどのものでした。

今のままの生活を続けていくと、この地球は気温の上昇に伴い、環境が大変なことになってしまうとのことでした。

いわゆる気候変動っていうヤツです。

それは食糧難につながったりするわけですが、じゃぁどうしたら良いかというと、今後は人の移動を歩きか自転車のみにして何とかがんばっても、目標の炭素50%減に対して30%減にしかならず、

それならということで村木風海さんが取り組んでいるのが、炭素を回収することとなのだそうです。

彼の研究も大変興味深いことでしたが、彼の話の中で私が気になったことがひとつありまして、

それは最近多くの人たちが使うようになったエコバッグのこと。

エコバッグは、普通に考えれば製造においてレジ袋よりもたくさんの原材料やエネルギーを要していますが、それではエコバッグは何回使えばレジ袋よりもエコなのかという話がありまして、

どの部分を切り取って回答とするのか考え方で多少の差もあるかもしれませんが、村木風海さんの回答は何と600回だそうです。

つまり、そのエコバッグを10回くらいしか使わないのであれば、以前のようにレジ袋を使ったほうがエコであるということです。

確かにエコバッグはエコバッグという名のエコではないバッグだろうと思っていましたが、600回というのは驚愕の数値でした。

単に原材料や製造にかかるエネルギーを考えればそうかもしれませんが、例えばレジ袋が海に流れて行って、それを海の生物が飲み込んでしまうという危険性もありますし、

野生の動物が首に巻き付いて怪我をしてしまうという危険性まで考えると、もしかしたらその回数が変わるかもしれません。

私は単なる素人なので奥深い話は全く分からないのですが、聞くところによるとEV(電気自動車)のリチウムイオンバッテリーや専用のパーツを作るためにレアメタルが必要で、

それらを採掘するために環境を汚染しているというような話を聞いたこともありますし、

EVが電気で走ること自体はとっても環境に良いことですが、その電気は火力発電などで作られていることや、バッテリーの寿命が思いのほか短いなどを考えると、

実際には本当にエコなのかと心配になったりします。

産業革命以降地球の平均気温が上昇しているという話も聞きますし、反対に地球はこれから氷河期に向かっているという話も聞きますし、

もっと言うと世界の環境のために本当に頑張って研究をしている人もいれば、私利私欲のためにやっている人がいるみたいな話も聞こえてきて、

一度正しい答えを知りたいところです。

おそらく誰しもが地球の環境が良くなることを望んでいるでしょうし、それなら少しくらいは我慢しようと思っているはずです。

私たちにもわかりやすい情報を発信してほしいと思っています。


さて、今日は先日のEさんの修理に関連したことで、コバの処理もご依頼いただいていました。

というのも、特にセミダブルソールの靴の場合、履きこんでいくとボトムフィラーのコルクが潰れてソールが平らになり、

その結果としてソールが少し外に飛び出すような現象が起こります。



こんな感じです。



ウェルトはそのままで、セミダブルソールのミッドソールとダイナイトが一緒に外に向かって飛び出るような形になっています。

これをキレイに削ってほしいというご依頼をいただきました。

削ること自体は、多少時間はかかりますがそれほど難しいことではありません。



こんなふうに削り上がりました。



だいぶ雰囲気が変わったと言えば変わっています。

こういうメンテナンスもアリですね。

お知らせ

【お知らせ 1 】

企画商品の「旅チャッカ」の受付が始まりました。



※写真はあくまでもイメージです。

この企画は、出張や旅行などで出かけられる際に、通常でしたらスペアの靴を持って行かなくてはいけないところを、インソールを交換することでこの1足で乗り切れるという仕様の靴です。

出張や旅行など、泊りでお出かけの多い方にお勧めの靴です。

製法は、ブラックラピド製法にて製作いたします。

革は、こちらで指定した黒の革のみです。

価格は、ラストは別で 74,000円(税別)です。

より道具のように履いていただける靴です。

ぜひ、ご検討ください。

ご注文期間及び数量限定です。

期間は2月末日まで、受注予定数は1月10日現在であと5足です。

詳細は、12月17日のブログをご参照ください。

また、YouTubeの紹介動画もご活用ください。



【お知らせ 2 】

2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 3 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。




 




 

 

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