昔からあるクラシカルなビジネスシューズには、レザーソールがついているのが当たり前のようです。
コバはキレイに爪を立てて、土部まずの部分は丸コバにしたりして、とってもエレガントな仕上げになっています。
私個人的には、あのイギリス靴のレザーソールの匂いも好きですし、その佇まいから感じられる高級感も好きです。
ただ、道具として考えれば、レザーソールよりもラバーソールのほうが滑りにくいですし、レザーソールよりもラバーソールのほうがすり減りにくいです。
さらに、レザーソールよりもラバーソールのほうが歩いていて疲れにくいと感じる人のほうが多いはず。
そう考えると、絶対的にラバーソールのほうが使い勝手が良いと私は思います。
でも、いまだに世の中のクラシカルなビジネスシューズの多くはレザーソールを付けています。
だからと言って、その理由を追求するのは意味がありません。
そういうのが好きだというユーザーがたくさんいるからかもしれませんし、ビジネスシューズのソールは硬いからこそ気持ちがシャキッとすると感じるからかもしれません。
あくまでも好き嫌いの結末は、追及したりしません。
もしかしたら、その人はそんなに歩かないのでレザーソールだって全く問題ないのかもしれません。
なので、私はビジネスシューズのソールをすべてダイナイトソールなどのラバーにしましょうなんて言いません。
そうではなく、私たちシューリパブリックは世の中にたくさんある選択肢のひとつとして、実用目的としてビジネスシューズを履き、
レザーよりもラバーのソールのほうが使いやすいという方に向けて、歩きやすさを重視したラバーソール仕様のオーダーメイド靴を製作しているのです。
こうして見てみても、ダイナイトソールだからと言ってレザーソールとさほど大きく変わることもありません。
もちろん、ソールを見ればレザーとは全く違います。
この、ソールの底面の雰囲気の違いで、レザーが良いという方はいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、世の中にたくさん氾濫する情報の中で、あたかも「高級靴はレザーソールじゃなくてはいけない」みたいな風潮は良くないと思います。
本当のことを知らないまま、情報に流されて間違った判断をしてしまうのはいけません。
食わず嫌いは損をしてしまいますから、もし確たる理由がなくてレザーソールを選んでいらっしゃる方がいましたら、一度ちゃんとしたラバーソールの靴を履いてみてください。
両方試したうえで、どちらが適しているのかを判断していただくのが良いと思います。
次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
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