今日のお客様は、埼玉県にお住いのNWさんです。
ギブソンブーツのオールソール交換でお預かりしまして、作業が完了しましたのでお返しするためにお越しいただきました。
こちらが、そのギブソンブーツです。
NWさんの1足目のシューリパブリックで、ご注文いただいたのはたぶん5年くらい前のはず。
今回はウェルトを縫っている糸が切れてしまいましたので、ウェルト交換も含めた作業になりました。
修理が終わった靴を実際に履いていただいて、
「確かにしっかりしたという感じがします。」
とのことでした。
グッドイヤーウェルテッドと違って、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、何年か履いているとウェルトを縫い付けているリブの部分が少しだけですが痩せてしまうために、ほんのわずかながら遊びが生じてしまいます。
インソールなどが馴染んできて履きやすくなる反面、カッチリ感が低減してしまうというデメリットもあるのです。
そこで、オールソール交換のタイミングでウェルトを交換すると、すでに馴染んでいるアッパーの革やインソールはそのままに、カッチリ感も蘇ってとっても履きやすい靴に生まれ変わります。
ソール周りはすべて新しくなって、見た目もとてもきれいになります。
グッドイヤーウェルテッドの場合、ほとんどの作業が機械でおこないますから、ウェルトを縫いなおすとなるとリブに穴が増えてしまうという懸念もありますが、
ハンドソーンウェルテッドでは手作業で同じ穴を使ってウェルトを縫い付けますので、ウェルトの縫い直しによるリブの劣化という心配はありません。
ただし、何日も立て続けに履いたり、十分に乾燥できない状態で保管するとインソール自体の劣化につながり、
結果的にウェルトを縫えなくなってしまうという可能性もあります。
靴は道具ですが、正しく使って永くご愛用下さい。
★★★お知らせ★★★
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②6月3日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。今回も足の計測をさせていただきます。シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のご注文も承ります。注文するしないにかかわらず、お気軽に遊びにいらしてください。クルマでお越しの場合は、近くに12時間まで700円という駐車場もたくさんございますので、ぜひ観光も兼ねてお越しください。お待ちしております。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
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