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クラシック

カテゴリー: Message:伝えたいこと

モンキーブーツ

余談ですが、最近私が住む加須市でクルマやオートバイのナンバープレートの盗難があったそうで、 行政からくる注意勧告で注意しましょう的なものがありました。 ナンバープレートを持って行かれてしまうと何かと面倒なので、盗まれないようにある程度の対策をしておくことが必要だと思います。 私は元々クルマのナンバープレートを留めているボルトが錆びてくるのが嫌なので、クルマを買った時に初めからついているクロメートメッキのボルト(下の写真の者です) からステンレスのボルトに交換していました。 家族からは、そんなことをしているのは私だけだと言われてしまいましたが、やっぱり世の中には私と同じように気にしている方がいらっしゃるようで、 はす向かいのご主人はさらにいたずらされにくいヘクサローブのボルトに交換していました。 実際にヘクサローブのドライバーを持っていたら簡単に外されてしまいますが、それでも気を付けているということをアピールするのは大切なことだと思います。 なので私も家の中を探してみたところ、とりあえず六角のボルトがあったので、プラスドライバーやソケットレンチで外れてしまうボルトよりはまだ良いかと思い、 こちらに交換しておきました。 盗難に遭ったナンバープレートは、犯罪に使われてしまうことが多いようなので、少なくとも自分のクルマやオートバイのナンバープレートが盗まれないようにしておくことが大切だと思います。 普通に通販で盗難対策のヘクサクローブのボルトを買うと、3本で1,000円くらいしてしまうのですが、モノタロウで探してみると6本で300円くらいからあります。 私はモノタロウの回し者ではありませんが、必要な情報はみんなで共有することは良いことだと思っていますので、必要だと思われたからはぜひご覧になってみてください。   さて、昔まだ私が靴の学校に通っていた頃のことですが、先生から靴は昔のモノの方が良いかったという話を聞いたことがありました。 実際に靴を作るようになって感じるのは、確かに昔の方が良かった部分もありますし、新しくなっていて良い部分もあります。 たとえば、革のクオリティに関しては昔の方が生地が良かったと思います。 生地自体の目が詰まっていて、もちろん今でも目の詰まっている良い革はありますが、昔の方が格が下の方の革まで目が詰まっていた印象があります。 その分、重さはずっしりと来ました。 最近は、軽量の靴が好まれる傾向にあるようですが、あくまでもスニーカーではなく革靴に関して言うのであれば、軽量化されて良いことはほとんどありません。 よほど年配の方が重くて履けないので軽いものを求めるということであれば話は別ですが、軽い靴というのは本来あるべき耐久性や剛性を多少犠牲にして軽量化しているものが多いようなので、 最初は良いけれど何年か履いていくと、思っていた以上にソールが減ってしまたり型崩れを起こしてしまったりという心配があります。 それでなくても、市販の靴の多くはコストダウンのために見えない部分の素材の質を落としていますから。 反対に、最近の靴で良くなっているというと、ラストの研究や接着剤のクオリティ、そして合成皮革など人口の素材のクオリティなどが挙げられます。 この条件でどちらが良いかというと、一長一短なのでどこを重要視するかによって答えは変わってきますね。 でも、これらを見てもわかる通り、新しいものが全て良いというわけではないのは明白です。 技術が進むにつれて、良くないものを良く見せる技術だって進歩しています。 そう考えると、私たちはどんなに時代が進んだとしても、昔からあるブリティッシュクラシックから外れないようにするのは絶対だと思っています。 ここで言う「クラシック」とは、別の言い方をすれば「標準的なもの」とか「格式のあるもの」という意味で、決して古いものという意味ではありません。 時代が変われば標準的なものも少しずつ変わってくるかもしれませんが、私たちが製作するブリティッシュクラシックの靴は、あくまでもちゃんと手間をかけて丁寧に作られるものであり、 フィッティングなどのように時代が変わって良くなったものは取り入れ、品質が落ちるようなモノに関しては昔のやり方を踏襲します。 というのも、私たちのような小さな靴工房は、ちょっとくらい素材を落としたり手を抜いたりしてコストを浮かせるよりも、ちゃんとしたものをしっかりと丁寧に作ってお客様に信頼していただき、 そのうえで永いお付き合いをした方が双方にとってメリットとなるのです。 なので、私たちの作る靴はいつもクラシックなのです。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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靴ヒモの擦れ

カテゴリー: Message:伝えたいこと

靴ヒモ

今日、お客様のKさんから靴ヒモの擦れに関してお問い合わせがありました。 例えばチャッカブーツがありまして、 こんな感じに靴ヒモがあります。 このチャッカブーツはサンプルの靴で、お試し程度にしか履かれていないので靴ヒモの擦れはないのですが、 こちらは私が普段履いているモンキーブーツで、よくよく見てみると靴ヒモが擦れる部分の革がすり減ってきてきます。 この症状が何とかなりませんか?というお問い合わせでした。 素材が革ですから、すり減ってしまったものは補修をするしかありません。 また、すり減る前でしたらそうならないように対策をとることができます。 対策のひとつとして、細い丸ヒモを使っているようでしたら、平ヒモに変更するという方法があります。 平ヒモは、丸ヒモに比べて接する圧が幾分低くなるため、革に対するダメージが和らぐということです。 気になる方は、平ヒモに変更してみるのも良いかもしれません。   いずれにしても、靴を履いているとそれなりの力でヒモを締める必要があり、どうしてもヒモが当たる部分には負担がかかりますので、仕方ないと考えることも必要だと思います。 また、私たちシューリパブリックでは革との強度関係から、幾分弱い靴ヒモを標準で付けていまして、 1年~1年半くらいで切れるような程度のものです。 それは、丈夫なヒモをつけてしまうとその分革にダメージが入ってしまう可能性が高いためです。 ですので、靴ヒモは消耗品だと割り切って、アッパーの革のことを考えてヒモは定期的に交換するようにしてください。   もし、革が擦り切れてしまってハトメの穴が貫通してしまいそうで危険という場合には、似たような革を使って修理をすることができます。 場所によっては、私たちが使っているミシンでは縫えないこともありますので、そのような場合には修理屋さんにお願いするようなことになります。 あまり立て続けに履くことも、革を弱くしてしまい、結果的に擦れの原因になることもあります。 革靴は、多少ゆとりを持ってローテーションで履いていただくようお願いいたします。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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15周年記念モデル

今朝、大阪で非常に大きな地震がありました。 被害に遭われた方々は、今も不安な思いで過ごされていることと思います。 心からお見舞い申し上げます。   日頃から、災害に備えて準備をしておきましょうと言われていますが、大丈夫だろうくらいに思ってしまってなかなか準備ができていません。 非常食や水を準備しておくのはもちろんですが、災害が起きて普段と違う環境になるとなかなか落ち着かず、それだけでもストレスが溜まってしまうかもしれません。 もし、これから準備をしようという方がいらっしゃるのであれば、ランプなどの照明と暖かい食べ物を作るためのカセットコンロの準備をお勧めします。 電気が止まったりしたら、それだけで危険ですし不安になってしまいます。 明かりがあれば、だいぶ違います。 そして、暖かい食べ物や飲み物は、気持ちを落ち着かせてくれます。 せひ、非常用セットにこの2つを加えてください。   朝から地震のニュースが立て続けに流れる中、私は8月納品予定の靴たちのラスティングを進めました。 このグループは、通常通りの9足で進めています。 ふと気が付くと、ほとんどの靴が黒です。 Kさんのモンキーシューズだけグリーンですね。 黒い靴がこれほど多いのは、とっても珍しいことです。 その中に、あのブーツがあります。 少し前からオーダーを受け付けております私たちシューリパブリックの「15周年記念モデル第1弾」です。 このモデルは、毎日ブログの下の方でアイコンでご紹介していますが、私たちシューリパブリックの15周年を記念して、 私たちが最もお勧めするギブソンブーツをお値打ち価格でオーダーしていただこうというものです。 もちろんお客様の足に合わせてラストを調整しますし、そのラストは2足目以降でも普通に使うことができますので、 かなりのお得なプランです。 このモデルの企画をスタートしてすぐのころにお越しいただいたお客様の靴が、もうラスティングまで進んでいます。 まだウェルトがついていないので、お客様から見ればちょと不格好かもしれませんが、 やはりギブソンブーツは格好良いですね。 ブーツらしいブーツだと思います。 まだこの企画は受け付けておりますので、初めてのシューリパブリックはギブソンブーツがいいという方、ぜひこの機会にご注文ください。 15周年記念モデルの第2弾も並行して承っております。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、千葉県にお住いのTMさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました、 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のギブソンシューズ(ストレートキャップ付き)です。 ご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、TMさんの足は足長が結構あるので選択肢が少なくなってしまうのにとっても細いので、 既製品となるとほとんど履けるものが無いのではないかと思うほどです。 そんな理由で私たちシューリパブリックにお越しいただくようになりましたが、今ではもうすっかり数もそろってきてゆとりを持ったローテーションで履いていただいています。 TMさんが履くと、さらに上品に見えるような気がします。   黒のギブソンシューズは、靴だけで見るとお仕事用の靴に見えますが、合わせる服によってキレイ目のカジュアルにも合わせることができますし、ある意味とっても使い勝手の良い靴だと思います。 どんな服に合わせてどんな雰囲気にするかはその方のお好みですので、ぜひ上手に活用していただきたいと思っています。 今回はブガッティを使って製作しましたが、この革も残りあとわずかになりました。 しっとりとしたとっても上質な革ですので、このような雰囲気の靴をご希望の方は、ぜひその旨ご連絡ください。   TMさん、これからもぜひたくさん履いてあげてください。 今日はありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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熱川

今日は1日休みをとって、家族で東伊豆の熱川へ行ってきました。 普通、埼玉から伊豆へ行くというと1泊とか2泊ということが多いのですが、さすがにそんなに何日も休むわけにもいかず、今回は朝早く出て日帰りのプランとなりました。 だいたい、行くと決めたのがつい数日前のことで、そもそもは最近は小学生の娘も何かと忙しくなってきて、家族で出かける機会が少なくなってきたというのがきっかけでしたので、 行き先はどこでも良かったのですが娘が大好きなレッサーパンダを見ることができるところという条件で、熱川に決まりました。   週末に伊豆方面となると、心配になるのが渋滞のこと。 渋滞予測を見ても何か所かあります。 なので、出発はできるだけ早くしました。 朝5時に家を出て、2時間弱で小田原に到着。 その後、少しずつ休憩をしながら進み、目的地の熱川バナナワニ園には8時半の少し前に到着しました。 予想通り天気はイマイチはっきりせず、ちょっと肌寒いくらいでしたら、そのおかげで道路の渋滞もなく、人も少なく、快適に移動することができました。 バナナワニ園から海を臨んだところ。 海なし県民には、途中に見えた荒れる太平洋は圧巻でした。 バナナワニ園は、昔は本当にバナナとワニだけという印象でしたが、最近はレッサーパンダにも力を入れているようです。 もしかしたら、熱川バナナワニレッサー園に名前が変わる日も近いかも? ちなみに、レッサーパンダにはシセンレッサーパンダとネパールレッサーパンダ(別名ニシレッサーパンダ)という種類があり、シセンレッサーパンダは長野市の茶臼山動物園に、ネパールレッサーパンダはこの熱川バナナワニ園にたくさんいるそうです。 園内のレッサーパンダ。 何頭かのレッサーパンダは、広いところでのびのびと過ごしていたモノの、 何頭かはちょっと狭いオリの中で過ごしていて、狭いところにいる子たちは気のせいか毛並みが良くなかったり、同じところを行ったり来たりする動きをしていて、 もしかしたらストレスがあるのでは?とちょっと気になりました。 あくまで個人的にそう感じただけですが・・・。 一方、ワニは思いのほかよく動いていて、かなりの迫力でした。 こんなのに睨まれたら、もう動けません。 園内でやたらと目についたのが、このポスター。 榮倉奈々さんも安田顕さんも大好きなので、私個人的にはかなり興味を持ちました。 映画、おもしろそうです。 そしてこちらはバナナ。 たぶん、海外から輸入されて日本に履いてくるバナナは、こんな感じでまだ青いうちに収穫されているのでしょう。 きっと完熟のバナナって、とっても甘くておいしいのだろうなぁって思いました。 先日スーパーで見つけて購入したエクアドル産の田辺農園のバナナはとっても美味しかったので、ちょうどバナナに関心がある時期なのです。 もちろん、バナナに関してもしっかりと勉強してきました。 こうして見てみると、バナナって思いのほか収穫に費用が掛かるモノなので、日本で数本で100円くらいで買えるということは、現地を出る価格はどんなに安いのかとやや心配になりました。 世の中に出回っているものの原価率って、実は思いのほか低くて、もちろんそれは原価率を低くしても顧客満足度が保たれているのならそれでよいという考え方があるからなのですが、 それでもやっぱりモノ作りに携わっている身としては、少しでもお客様に安くて良いものを買っていただきたいと思うので、 あちらこちらから伝わってくる話を耳にするたび、一般的な商売の常識に対する自分のバカ正直さを改めて痛感します。 ただ、このバナナにしてもモヤシにしても、さらには卵にしても、原価が明らかにとっても安いわけで、 一消費者としてみんなが健全であるためには、もう少し値上げをしても良いのではないかと感じます。 そんなことを考えつつ、贅沢ですがちょっとしたおやつタイム。 これらのフルーツは、完熟の状態で収穫したのでしょうか、とってもおいしかったです。 その後、分園から本園に移動して植物園を見てきました。 食虫植物の中を撮ってみましたが、イマイチよくわかりません。 蓮とオニバス。 途中、リスに遭遇しました。 熱川バナナワニ園は、それほど広くないながらにも内容が目いっぱい詰まっていて、私もウチの家内も小学生の娘も十分に楽しむことができました。   その後、園内を移動するバスの運転手さんに教えていただいた伊東の定食屋さんに行って、新鮮な魚の定食をいただき、 娘の希望で貝殻を拾いたいとのことでしたので近くの宇佐美海岸で貝殻を拾い、 私は初めて本物のヤドカリを見て、 3人それぞれが十分に楽しめた休日でした。 帰りも大きな渋滞もなく、無事に帰宅しました。 たくさん遊んできたので、また明日から仕事頑張ります。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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フルブローグブーツ

今日のお客様は、東京都にお住いのIさんとその彼女さんのYさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 Iさんはもう4足目で、そこそこ永いお付き合いになります。 Yさんは、以前にIさんのお付き合いでいらっしゃって、その時に革や靴に関心を持っていただいてそのままご注文いただき、 その時に続いて今回が2足目になります。   まず先に、Yさんから履いていただきました。 ご注文の時にかなり考えて仕様を決めていただいたフルブローグブーツです。 ご覧いただくや否や、とっても気に入っていただいたようで、しきりに 「カワイイ!」 とおっしゃっていました。 今回お選びいただいた革が、オイルを含んでいてちょっと柔らかめの革なので、これだけ重なって縫ってあるアッパーでも硬さはほとんどありません。 Yさん、このブーツの履き心地もとっても気に入っていただけたようです。   続いてIさんのオックスフォード。 お仕事で使うための靴としてご注文いただきました。 「あちらを見ちゃうと、明るい色の靴もいいなぁって思うんですけど、私は仕事で履く靴ですからね。」 と言いつつ、じつは少し前にダイエットをされて全体的に少々緩くなってしまったようで、 その後にご注文いただいた靴としてさらにフィッティングを調整したものなので、 タイトフィッティングがお好みのIさんは、以前とは違う履き心地をとっても気に入っていただけたようです。 また、今回使用したのが私たちの靴としてはIさんには初めてのカーフですので、履き初めからかなりしなやかなところも気に入っていただけたようです。   お二人ともとっても気に入っていただけたようで、私としてもとてもうれしく思いました。 これから暑くなりますが、ぜひたくさん履いてあげてくださいね。 ありがとうございました。   Yさんの靴 靴の仕様 デザイン: フルブローグブーツ レザー: オイルドキップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   靴の仕様 デザイン: オックスフォー路 レザー: カーフ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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チャッカブーツ

今日のお客様は、東京都にお住いのKTさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 KTさんは、数年前から私たちシューリパブリックにお越しいただいているお客様で、 とても積極駅にイベントなどにも顔を出してくださっています。 昨年の愛知県一宮市で開催したイベントにも、その前の新潟のコージ製靴さんのイベントにも、そして都内ではリファーレさんのイベントにもよく来てくださいます。 初めのころはとても物静かな感じでしたが、最近はだいぶ親しくなってきましていろいろと言いたいことを話せる歩付き合いになってきているように感じます。 さて、今回完成したのはこんなチャッカブーツです。 この革はチャールズFステッドのデッドストックで、この革だけでも個性的なのですが、 それに加えてデザインがまたとってもステキだと思いました。 ご注文いただいた時には、チャッカブーツに親子穴ってなかなか個性が強いと思いましたが、クロージングが終わってみるとなかなか良いじゃないですか。 さらに、ラスティングが終わり、ウェルティングも終わると、こんなにいい感じになりました。 この雰囲気を、革を見ただけでイメージされたなんて、KTさんやるなぁって思いました。 この革は、オイルを多めに含んでいるものなのですが、ラスティングの際に引かれて革全体の色がだいぶ薄くなています。 これはこれでとても格好良かったので、あえてオイルを加えずにそのままで完成させましたが、オイルを含ませると色が少し濃くなってまた違った雰囲気になりそうです。 KTさんは否定されていましたが、私が見ているところでは持っていらっしゃるものに関してとてもこだわりがあるようで、ひとつひとつをしっかりと考えて選んでいらっしゃるのを感じます。 このチャッカブーツも、しっかりとデザインを考えて決められたのでしょう。 これからの変化がとっても楽しみです。 靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー: グリッシーレザー ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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浮野の里

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そして、このお休みを利用してウチの家内と一緒に以前から行ってみたいと思っていたところに行ってみました。 まずひとつ目は、加須市の中でも比較的西の方にある歴史あるパン屋さん「まつむらパン店」です。 目印は、地元では有名な「むさしの村」で、そのすぐ西側になります。 こちらは何と創業55周年だそうで、ただ単に永くやっているだけの店ではなく、実力も十分です。 週末にはカンパーニュも焼いているのですが、今日は残念ながらありませんでした。 結局、クルミの入ったドラム缶のような大きなパンと、ブールというフランスパンがちょっと縮んだようなパンを買ってきました。   そのまま2つ目の目的地に向かいました。 地元では、ほとんどの方が名前くらい知っているという「浮野(うきや)の里」です。 例えるなら、長野県安曇野市にある大王わさび農場のミニチュア版でしょうか。 このように、水郷という表現が適したところで、 週末には舟にも乗れるようです。 緑も多く、都会の喧騒から離れて静かにのんびりと過ごしたい方にピッタリのところです。 今はあやめ祭りを開催していて、 こちらもなかなかのものです。 駐車場もありますので、ご興味のある方はぜひ行ってみてください。   午後からは、小学生の娘が学校の都合で早く帰ってきたのですが、つい先日誕生日で買ってもらった自転車に乗りたいということで、私もご近所のサイクリングに付き合ってきました。 旧騎西町方面へ向かう途中にて。 その後、本日2件目のパン屋さんに立ち寄ってみました。 立ち寄ったのは、騎西クリニック病院近くの「NOOK BREAD SHOP」さん。 オープンして1年くらいということで、Google street viewにはまだ載っていないかもしれません。 お勧めのパンを教えていただいたのですが、私はどうしてもカンパーニュ系のパンを外すことができなくて、ノアレザンというカンパーニュの生地にクルミとレーズンの入ったパンを、 娘にはカヌレとお勧めいただいた発酵バターを使って作ったクロワッサンを買い、あちらこちらに寄り道しながら帰宅しました。   結局、今日は2件のパン屋さんに行って贅沢にもちょっと大きめのパンをいくつか買ってきたのですが、 どちらもおいしかった~。 こんな田舎なのに地元でこんな本格的なパンを買うことができるなんて、とってもありがたいことです。 昔を知っている者からすれば、とても信じられません。 まつむらパン店さんの安定したおいしさは絶対に間違いないですし、 NOOK BREAD SHOPさんのヨーロピアンなおいしさも外せません。 そんなこんなで、改めて加須市の魅力を発見しました。 クルマで私たちの工房にお越しいただくお客様で、ちょっと足を延ばして加須でしか買えないものを買っていきたいという方は、 ぜひお声がけください。 お好みに応じていくつかお勧めさせていただきます。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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MOTOWN

私たちシューリパブリックは、今年で15周年を迎えます。 その記念モデルとして、さらに今回はこれまで支えてくださったお客様に感謝の気持ちを込めて、15周年記念モデル第2弾として以下のようなモデルをご用意いたしました。   15周年記念モデル第2弾(通称1502モデル)の仕様 〇栃木レザーのインソール(詳細は後ほどご紹介します) 〇Conceria 800社製の革、MOTOWNを使います 〇デザインは通常モデル同様にお選びいただけます 〇カカト修理1回分サービス 〇シューリパブリックオリジナルのパスケースを靴と同じ革で作ってプレゼント 〇価格は、税別96,000円(ラストをお持ちでない方は別途ラスト代がかかります) という仕様になります。   詳しくご案内いたします。 まず、今回使用する栃木レザーのインソールは、通常のインソールと基本的には同じようなものなのですが、こういうものは個体差が激しく甲乙があります。 そんな中、以前に入荷したもので非常に品質が良く、目が詰まっていてオイルがしっかりと入っているものがありまして、これを1502モデルに使うことにしました。 厚さは、だいたい7ミリから8ミリと言ったところです。 インソールの質感が、履いた時にその違いをすごく感じます。 目が詰まっていてオイルがしっかりと入っているものは、十分な剛性感がありつつしなやかで、とっても上質な履き心地で、さらに強度も非常に高いものです。 普段使っているものがひどいとか品質が良くないということは決してないのですが、まれに「おやっ?」と思うようなモノが入荷することがありまして、 今回もそういうものがあって確保しておきましたので、この企画に使うことにいたします。   使用する革は、Conceria 800社のMOTOWNという革です。 Conceria 800社は、タンニンなめしをベースとした革を得意とするタンナーで、イタリアのトスカーナ地方にあります。 私たちシューリパブリックでは、これまでにこのConceria 800社の製品ではVacchetta 800という革を使っています。 実際にVacchetta 800を使った靴を履いていただいた方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、MOTOWNもまさにそんな安心のクオリティの製品です。 また、MOTOWNの特徴としましては、表面をグレージング仕上げで仕上げておりまして、革の状態ではツヤがあって上品な雰囲気ですが、 靴となった時にはつま先などかなりの力で引かれる部分は多少ツヤが落ちます。 その部分に関しては、仕上げの方法でツヤを出すことも控えることもどちらも可能です。 革の厚さはだいたい1.5ミリほどで、少しオイルを含んでいることやグレージング仕上げであることなど、様々な条件を考慮してトータルで見ると比較的しなやかでしっかりしている革だと言えます。 今回ご用意した色は、黒、ネイビー、そしてワインです。 実物は、もう少し落ち着いた色です。 ネイビーも、 ワインも、 そして黒も、とっても上品な雰囲気です。   あとは、この1502モデルに限りカカトの修理を1回無料で承るサービス(私たちの工房での修理のみ有効、期限は靴の納品から5年)を付けさせていただくのと、 靴と同じ革でパスケースを作ってプレゼントいたします。 靴のインソールとパスケースには、15周年記念のスペシャルロゴを入れさせていただきます。 このような仕様で、価格は96,000円(税抜)、税込みでは103,680円です。 数量限定となっております。 1502モデルは、革がなくなったら終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。   15周年記念モデル第1弾の黒のギブソンブーツの企画も、並行して継続中です。 こちらは、革があと少しですので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 なお、1502モデルの受付はシューリパブリックの工房のみとさせていただきます。 ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾のオーダーも引き続き受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ストレッチャー

いつもお伝えしていることなのですが、これまで私が多くの方々の足を計測した経験値で言うと、 既製品の靴を問題なく履けるのはだいたい20%くらいの方だと感じています。 そのほかの80%の方は、カカトが合わないとか足長と足囲のバランスが合わないとか甲が高いとか低いとか左右で差があるとか、 とにかく様々な理由でちゃんと既製品の靴を履くことが難しいのではないかと思っています。 ですが、実際にはほとんどの方々が既製品靴を履いていて、それはおそらく合っていないけれどもそういうもんだろうということで履いているようです。 毎回イベントの際に、「せっかくの機会なので・・・。」という方の足を計測すると、様々な問題が出てくることが多く、 お話をうかがってみると、いつも靴が合わなくて困っていたという方も少なくありません。 特に、足の幅が広いので少し大きめの靴を履いているという方と、 左右の足で差があるのでいつも片方は合わないという方が多いように感じます。 皆さんそれぞれに靴に関しては困っていらっしゃるようですが、 今日は左右のサイズに差がる方の対応法歩をお伝えしたいと思います。   まず、左右の足のサイズに差がある場合、基本的には小さい方の足に合わせて靴を選びます。 右足の方が足が小さいなら、右足で合わせてください。 そうすると、左足はきつくなります。 ここからが対応の方法です。 よほどサイズに差がある場合を除き、だいたいのケースで差は多くても5ミリ程度というケースが多く、 そんな時にはきつい方の靴を少しストレッチします。 これは、プロの靴の修理屋さんにお願いするのが理想ですが、ご自宅でもできますので自分でやってみたいという方は自己責任になりますが参考になさってください。   ストレッチする前に、靴の基本的な性質を知っておきましょう。 靴は、必ず革を裁断するときに縦(つま先⇔カカト方向)には伸びないように裁断し、 横には伸びるように裁断してあります。 これは、靴を作る際の絶対的な決まりです。 なので、少しきつくて小指が当たるような場合(小指が当たることが多いので)、革をや柔らかくして伸ばす薬品を使います。 これはプロ用のモノですが、ご家庭用のモノも数百円で販売されています。 これを靴の内側に吹き付け(外側に吹き付けるとシミになってしまう危険性がありますから)、 このような棒で当たる部分を内側からグリグリと押してみます。 棒は、先が丸くて靴にダメージを与えないようなモノでしたら大丈夫でしょう。 私がやった時は、4~5回くらいグリグリと押し付けると、だいたいのケースで少し伸びて解決するようです。 ただ、最初は要領がいまいちよくわからないかもしれませんので、プロの修理屋さんに相談してみて一度やっていただいてお手本を見てみるのも良いかもしれませんね。   いずれにしても、靴は緩いと履いていて歩きにくいですし疲れますので、必ず小さい方の足に合わせることを心がけてください。     ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデルのオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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