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革靴は育てるもの

カテゴリー: Message:伝えたいこと


7月の初めに自宅の引っ越しがありまして、それまで使い慣れていたものがガラリと変わり、勝手のわからないものだらけになりました。

初めのころは、ここの電気のスイッチを入れたいのだけどどうしてもスイッチが見つからないとか、

ドアの一部が擦れて引っかかるとか、

ドアがしっかりと閉まらないとか、

言ってみれば本当に細かいことで悩まされて、

でもその度に担当の方に連絡をするのも申し訳ないと思って、何かのついでにまとめて聞くように心がけていました。

でも、よくよく考えてみれば、電気のスイッチは別として、

だいたいのことはネットで調べたりそのもの自体の構造をよく観察すればわかりそうなことばかりで、

ドアが擦れている件は、ドアのヒンジのところに書いてある調節方法を発見して調節してみたり、

ドアがちゃんと閉まらない件は、やはりよくよく見てみると調整するパーツがついていたりで、

一度やってみればなんてことないものばかりでした。

この様子なら、もし何かわからないことがあったとしても、ネットで調べたりどこかに表記されている調整方法を確認することで、おそらく何とかなりそう打と思います。

こうやって、この家が自分のものになっていくのでしょう。

さて、革靴に関しても似たようなことが言えます。

完成したばかりの革靴はまだまだ足に合わないといっても過言ではありませんので、しっかりと足に馴染むように育ててあげる必要があります。

もちろん初めはわからないことばかりだと思いますので、おおよその指南はさせていただきますが、

なんとなくイメージをつかむことができたら、お客様ご自身で履き方や扱い方を試行錯誤していただき、

わからないことは私に相談していただきつつ、上手に靴に慣れて上手に靴を育てていただきたいのです。

革はどんな状態が良いのか、どんな保管の方法が良いのか、例えるならお客様が独り立ちできるところまでちゃんと見ていますので、

その先はお客様ご自身が靴をちゃんと育てられるような方になっていただきたいと思っています。

育て方は、なんとなくこんな感じという方向性はあっても、これじゃないといけないというものはありません。

ぜひ、皆さにとってステキな靴に育ててあげていただきたいと思います。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。

お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、

どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。

また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。

サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。

ぜひ、この機会にご覧ください。

靴に関するご質問もウェルカムです。


【 お知らせ 2 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 
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