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オーダーメイド靴のフィッティングのこと

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


オーダーメイドの靴は、履く方の足に合わせてピタリのサイズに仕上がるように製作します。

というのがよくあるオーダーメイドの靴の売り文句ですが、このピタリのサイズっていったいどんなサイズなのかということがじつはとっても難しいのです。

そもそも、ピタリであると判断するのは履く人なのか作る人なのか、そこからしても難しい話です。

もしそれが履く人であるなら、緩めの靴が好きな人もいればきつめの靴が好きな人もいます。

これから靴をオーダーしようと考えている方には、気になるテーマですよね。

いやいや、履く人ではなく作る側に規格があって、足の計測データをもとにその規格に合わせて作っている・・・わけでもありません。

日本にはJIS規格というものがありますが、これはあくまでも既製品の靴のためのものであり、皆さんもご存知の通り市販の靴は同じサイズ表記でもメーカーやデザインによってサイズ感が異なるくらいなので、

あくまでも参考程度にしかなりません。

では、オーダーメイドの靴は何を元に作られているのかと言いますと、作り手の理論と感覚です。

でも、作り手の理論と感覚と言っても、全くバラバラなものではなく、作り手は元をたどっていくとどこかで靴の勉強をしてきているわけで、

そこで学んだ考え方が基本になっていることが多く、よほどひどい場合でない限りある程度のものが出来上がってきます。

曲がりなりにも靴づくりで生計を立てているような作り手であれば、ダメなものが出来上がってくるという心配はほとんど不要で、

多少の甲乙はあるかもしれませんが、問題になるほどではないと考えて良いでしょう。

ただし、それよりも気にかけていただきたいのが、その作り手の考え方です。

足をどのように計測するのかという点に関しては、ただ単に足をメジャーで計測するだけのこと、もしくは3Dスキャナーなどで計測するだけのこと(結局は同じところに行きつくのですが)ですが、

そのデータをどのように変換して靴の数値にするのかということがまずひとつ大切なところです。

下着だって靴下だって人の身体に対して多少締め付けてフィットさせるわけで、同じようなことが靴にも言えます。

というよりも、靴の方がもっとシビアで、フリーの状態に対してどれくらい締めるかという理論が快適な靴であるか否かに分かれるポイントになります。

その締め方も、どの部分を締めるのかということにおいて、作り手によって全く異なります。

ある作り手は、この部分をきつく締めるのに対し、ほかのある作り手はこちらの部分をこんな感じで締めるといったように、同じ足であっても作り手によってその締め方の理論が異なるのです。

これから靴をオーダーしようと考えている方は、作り手のこの理論とご自分の考えがあっているか、もしくは作り手の考え方に賛同できるかをしっかりと確かめることが必要だと思います。

 

ちなみに私たちシューリパブリックでは、甲とカカトをしっかりと締めるということ、ジョイントは多少ゆとりを持って締め、指先はしっかりと動かすことができる程度のゆとりを持たせるというのが基本的な考え方です。

ただし、お客様の足の状態によって若干の違いもありますので、気になる方は私たちが開催するイベントにお越しいただくか、直接工房の方へお越しください。

作り手はみな良い靴を作るために一生懸命考えて靴を作っているのですが、この考え方がお客様の好みと異なるケースだってないとは言えません。

ぜひ納得するまで確かめて、納得の上でご注文いただけると良いと思っています。

オーダーメイドの靴を作っている作り手は、大量生産の工場のような作り方はしていませんので、このような質問にもちゃんと答えられるくらいのゆとりは十分にあります。

むしろ、信頼関係を築いてからご注文いただく方が、お互いに安心できるはずですから、わからないことや疑問に思うことがありましたら、ぜひ解決しておきましょう。

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15周年企画ギブソンブーツ

シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。

 

 

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