梅雨時は修理の季節

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今年は特にと言って良いほど、今の時期は修理のご依頼が多いです。

4月くらいから、おそらく在宅勤務になった方々からカカトのトップピースの交換をいただいたり、

オールソールの交換などのご依頼も増えています。

梅雨時には、あまりハンドソーンウェルテッドの靴を積極的に履かないという方が結構多いのだろうと思いますが、

そんな時に修理をやっておこうということなのでしょう。

私も修理をまとめてやった方が合理的に進められるので、この時期に修理をお受けするのは非常にありがたいです。

今日お越しいただいたお客様も、オールソール交換1足とカカトのトップピース交換5足というメニューで、

オールソール交換はもう初めからお預かりでしたが、トップピースの交換も今日履いていらっしゃった1足はその場で修理をさせていただき、

残りの4足はお預かりとなりました。



カカトのトップピースは、いつもお願いしております通りゴムの厚さが2mmくらい残っているタイミングでお持ちください。

というのも、2mmくらい残っていれば積み上げにダメージを与えることはほぼありませんから。

でも、それを越してもっと減ってしまうと、ゴムが残っていても多少なりとも積み上げにダメージを与えてしまうこともありますし、

ついうっかりしてしまって大丈夫だろうと思っていたら、大丈夫じゃなかったということだってあります。



これくらいだと、ゴムが残っていてもトップピースをはがしてみると積み上げが凹んでいることもあります。



こうなってしまうと、積み上げのほうも修理が必要になってしまいます。

どうかなぁという時には、メールでもZOOMでもGoogle Meetでも使ってご相談ください。

ところで、今日お客様とお話をしていて、このような靴ってお客様の人生の一部を共にしているんだなぁって思いました。

今日いらっしゃったお客様は、6年ほど前から私たちシューリパブリックの靴を履いてくださっているのですが、

「こちらの靴に出逢って、本当に靴の問題が解消しました。」

とおっしゃっていました。

その後、少しずつ靴を増やしていって今ではシューリパブリックの靴だけで過ごせるほど、それもかなり余裕をもってローテーションができるほどになりました。

たとえば、クルマは若いころに乗っていたあのクルマとか、家族をもって乗るようになったあのクルマとか、

まるでトヨタのCMみたいですが、言ってみれば人生における相棒のようなもので、

靴もオーダーメイドの靴となると、例えば30代を共に乗り越えたとか40代の思い出がたくさん詰まっているというような、

まさに人生の相棒になってくるように思います。

オーダーメイドの靴は、多分クルマと同じくらい、もしくはもっと長い時間を相棒として一緒に過ごせるのではないかと思います。

3か月に1度買って履き潰すような靴だと、さすがに相棒という感覚にはならないかもしれませんが、

永く履ける靴はまさに人生のある一部を一緒に生きる相棒です。

そんな靴を作る私たちは、お客様ひとりひとりの相棒を生み出しているわけで、そう考えてみるととっても重要な仕事なんだと改めて実感しました。

私たちの工房にいらっしゃるお客様は、靴が欲しくないとか必要じゃないという方は一人もいなくて、

当然ながら靴が必要であったり、ぜひそういう靴を履きたいと思っていらっしゃる方ですから、

お客様の気持ちにお応えできる靴を提供したいと思っています。

今日お預かりした靴たちは、修理が終わったらまたたくさん履いていただけることでしょう。



こんなふうにトップピースを付け直して、



インクを塗って乾燥させています。

この後、コバを磨いたら完成です。

靴たち、また頑張っておいで。

お知らせ

【お知らせ 1 】

2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。