私個人的な意見ですが、スニーカーを履いて歩くよりも革靴を履いて歩くほうが、歩くこと自体を楽しめるような気がします。
もちろんスニーカーには軽快さとか独自のデザインなど、スニーカーならではの素晴らしさがありますが、革靴には歴史的な重みや重厚感のある履き心地、さらには革で作られていることからくる品格があって、歩くことを楽しくさせてくれる要素がたくさん詰まっていると思います。
何と言えば良いのでしょう、革靴のしっとりとした履き心地というか、ゆとりのある履き心地というか、セカセカしていない大人の履物という印象があります。
それは決して見た目ではなく、履いている人に与えるエスプリが革靴にはあるのです。
男性であろうと女性であろうと、若い方であろうとお歳を召した方であろうと、きっと革靴を履けば感じていただけるはずです。
でも、まだまだ日本では革靴は痛いとか疲れるとか、もしくは硬いとか歩きにくいというネガティブなイメージが優先してしまっていて、ちゃんとした革靴を履いていただければそういう心配は全然ないのにと、靴を作る立場の者としては残念に思います。
せっかく革靴という素敵なものが存在していて、ちゃんと作られた靴でちゃんとサイズを選んで履けば、とっても心地よいのです。
さらに言ってしまえば、足に合っていてちゃんと作られたオーダーメイドの靴を履くと、それまでとは全く違った世界を感じていただけるはずです。
オーダーメイドの靴は、既成品がどうしても合わなくて必要に迫られて購入する方もいらっしゃいますが、ステキな日々を送るための道具として履いていただくのも良いのではないかと思います。
たとえは、憧れのスポーツカーに乗って見える街並みだったり、大型のオートバイに乗って見える街並みなどと同じように、足元が心地よいことでいつもの景色が全然違うステキなものに感じられるはずです。
こんなに楽しいのなら、もっと早くスポーツカーに乗ればよかった、もしくはもっと早くオートバイに乗ればよかったと思うのと同じように、せっかくの人生なのだから早いうちから快適な革靴を履いて、ステキな毎日を送ってください。
たかが靴ですが、人を支える道具としてのポテンシャルは、作りの良し悪しフィッティングの良し悪しで大きく異なります。
ほぼ一日を履いて過ごすのですから、とことんこだわりましょう。
それが、ステキな生き方の一つのカギなのではないかと思います。
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【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
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