あまり知られていないことですが、イギリスは決して過去の栄光を背負っている国ではなく、極めて革新的な国です。
新しいことに対して果敢にチャレンジをして、関心のあることにはとことんの体制で臨みます。
そんなイギリスが、先の国民投票でEUからの離脱という結果になりました。
結果的に残留派の得票数と離脱派の得票数の差があまり大きくなかったものの、結果的には離脱ということになったわけですが、経済的な視点からすると大方の予想が残留となるだろうと思っていたことに反し、離脱という結論に至ったことには、たぶん私はまだ知らない理由があるのだろうと思っています。
いや、離脱派だけではなく、残留派が思い描いていたことだって、私にはまだ知らないことがたくさんあるはずです。
当事者ではない私が事の真相を知るためには、詳しい方からの情報を得るしかありません。
そう思って、この本を買ってみました。
まだ読み始めたばかりですが、あまりニュースでは伝えられなかったことも書いてあって、興味深く読んでいます。
同じように、このブログを読んでくださっている方々は、きっと私たちが何を考えて何を目指して靴を作っているのか、もっと理解してくださったらもっと興味を持ってくださるはずです。
「日常仕様のオーダーメイド靴」というコンセプトって、いったい何?と思っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。
ハンドソーンウェルテッドで、日常仕様って一体どういうこと?と思っている方もいらっしゃることでしょう。
そもそも、日常に使う、いわゆる普段使いのものは安いものとかどうでもよいもので、ここ一番の時に使うものが高価なものだとか良いものという構図は、これだけモノがあふれている現代においては、もう今の時代にそぐわないと思います。
というのも、良いものは誰のために良いのかと言えば、それを使う自分のためであって、靴に関して言えば履きやすいものは履く人にとって良いわけです。
そして、私たちが最もたくさん靴を履くのはいわゆる日常であり、それなら日常に最も履きやすい靴を履けば、その履きやすい靴の恩恵を最も受けることができるということになります。
日常に履くのですから、必要以上の装飾は必要ありませんし、日常に使えるように耐久性も必要になります。
さらに、コストのことだって大切な要素です。
それらをまとめたのが、私たちシューリパブリックの靴になります。
ハンドソーンウェルテッドで製作しているのは、ラストからお客様お一人お一人の足に合わせて製作するときに、ハンドソーンウェルテッドが最も理にかなっていて最も快適に履ける製法であるから。
セメンテッドでは、確かに足に合わせて作るのは簡単ですが、長時間使う道具として考えるとちょっと物足りない。
トータル的に見て、ハンドソーンウェルテッドが最も適していました。
作り手としては、変なものを作って粗利を稼ぐのではなく、良いものを作ってお客様の信頼を得て、そしてお客様と永いお付き合いができるようにと考えています。
もちろん、お客様によって必要としているものが違いますから、このような実用目的の靴を必要としていらっしゃるお客様に履いていただければと思っています。
お客様が選びやすいように、そして安心してご注文していただけるように、わかりやすく情報を発信していくことが必要だと考えています。
次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。
さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
今週末のスケジュールはこちら。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。