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作り手から見た靴のサイズの話

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


オーダーメイドで靴を作っていると、時々お客様から・・・、

「大きいサイズと小さいサイズとで値段が同じだと、大きいサイズの靴のほうが損じゃないですか?」

という質問をいただいたりします。

こちらのことまで気を遣っていただいているようで、本当にありがたいことです。

向かって左がsize 8 1/2で、右がsize 6です。

女性用の靴になると、さらにもっと小さいサイズのモノもたくさんあります。

正直なところ、オーダーメイドの靴を作るという前提でこのサイズの差を考えた時に、コストの損得はほとんどありません。

というのも、靴の販売価格の内の材料費というと、2割にも満たない程度です。

さらに、大きいサイズの靴と小さいサイズの靴の使用する材料の差というと、コスト計算してもほんの数百円程度。

ですが、手作業で靴を作る場合はラスティングにおいて言えば、大きい靴のほうがつま先のラスティングが楽ですし、

全体的な作業性においても小さいサイズよりも大きいサイズのほうが楽なことが多いように感じます。

確かにウェルトをかける時には、大きいサイズのほうが針を入れる回数がいくつか多いかもしれませんが、時間にすればほんの数分のこと。

ソールの価格にしても、差はわずか。

ということで、作業効率まで考えれば一長一短といった感じで、大きいから得とか損とかいうことはほとんどありません。

あくまでもオーダーメイドの靴の場合です。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。

お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、

どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。

また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。

サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。

ぜひ、この機会にご覧ください。

靴に関するご質問もウェルカムです。


【 お知らせ 2 】

12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。

前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。

詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。


【 お知らせ 3 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 
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