梅雨の季節に気を付けること

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いつの間にか関東も梅雨に入っていたそうです。

これからしばらくの間、雨が降ることが多くなりそうです。

私たちシューリパブリックで製作しているハンドソーンウェルテッドの靴は、基本的に雨を気にする必要はありません。

基本仕様としてダイナイトソールを使っていますので、雨が降っても全く問題なし。

ただ、雨の日に履いた後に気を付けていただきたいことがあります。

まず、普段以上に十分休ませること。

それは、普段中2~3日以上で履いていただいているかと思いますが、梅雨の季節は空気中の湿気が多く、靴の中の湿気が抜けにくくなります。

しっかりと乾かしてあげないと、インソールにダメージが与えられてしまいます。

インソール

私たちシューリパブリックで製作する靴のインソールは、このような比較的厚めのヌメ革を使っていまして、このヌメ革は湿っている状態で押され続けると、つまり履き続けると表面が硬くなって亀裂が入り、最終的には割れてしまうこともあります。

インソールが割れてしまったら、ほかの部分が問題なくても修理ができません。

なので、インソールは特に大切に取り扱ってください。

また、靴の内部に湿気が残っていると、ウェルトを縫っている糸のワックスが剝がれてしまい、糸自体が破損してしまう危険性があります。

糸

ウェルティングの糸は、麻糸に松脂ベースのワックスを塗り込んで作りますが、あまりにも永い間湿気にさらされるとワックスは剥がれてしまいます。

ウェルティング

ウェルトは、こんな感じで縫われていて、この糸が切れてしまったらウェルトが外れてしまいます。

ウェルティングの糸は、非常に大切な役割を果たしていますので、まずは切れないように靴に無理をさせないように気を付けましょう。

普通に無理をさせずに履いていれば、ハンドソーンウェルテッドの靴は非常に耐久性が高く、壊れることはありません。

自分では無理をさせているつもりはなかったり、もしくはこれくらいなら大丈夫だろうと思っている方は、一度靴のインソールの色を確認してみてください。

一番上の写真が健康な状態の色です。

これが、黒ずんでいるようなら要注意です。

心配な時は、点検にお持ちください。

やっとスケジュールに余裕ができてきたので、少しずつ点検のご連絡をさせていただいています。

点検のご希望があれば、ご連絡ください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

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