その前に、皆さんもご存じの通り最近の物価高の影響はいろいろなところに及んでおり、靴の材料の価格に関してはこれまでにないほどに、もう驚くような価格になってきています。
革の価格なんて130%とか140%というものもあったり、海外から材料を仕入れる物流費にしても以前の倍以上になっていたりして、思っていた以上に大変な事になってきています。
靴には主要材料と言われるアッパーやライニング、インソールの革、そして靴底のダイナイトなどと、副資材と言われるウェルトやシャンク、靴ヒモ、接着剤などがありますが、どちらも豪快に値上がりしています。
そんな事情で、以前にお伝えしました通り来年1月から靴の価格を改定させていただく予定でおりますが、今回の価格改定はちょっと大幅な見直しとなりそうです。
靴のご注文を検討されている方は、できましたらお早めにご注文いただくことをお勧めいたします。
さて、今日は水曜日なので私たちシューリパブリックの工房はお休みです。
お休みの日には仕事とは別にやらなくてはいけないことがありまして、この時期には冬に向けて自宅の家庭菜園の作業があるのです。
数日前に不調になった耕運機を修理していただき、大した大きさではない畑ですが耕運機でガラガラとかき混ぜて、畝を作って野菜の種を蒔きました。
畝を作ったのは、畑のほんの一部だけです。
これから寒くなるので春や夏のようにたくさん野菜が育つわけではありませんから、寒い時期でも育ちそうなもののみにしました。
見よう見まねで畑をやって3年になりますが、正直なところたいして上手に野菜を作ることもできないので、買ってしまった方が安いのではないかと思っています。
ただ、将来的に野菜を作れるようになっていればそのことが役に立つかもしれませんし、急に野菜が高騰した時に多少でも食べられるものがあればそれはそれでよいかと思っていまして、なんとなくのまま低空飛行でにわか野菜作りを続けています。
仕事の合間に世話をするので、なかなか難しいものです。
そして、そのほかに今日は柿の木を買ってきて植えてみました。
手前に1本、向こうの方に1本。
じつはここに引っ越してきた年に植えた柿の木がもうだいぶ大きくなっていまして、今年は10個ほど柿がなったのですが半分落ちてしまい、その後残りの5個が甘くなるのを待っていたら、あっという間にカラスに食べられてしまいました。
柿の木1本ぶんだけでは、人間とカラスとで共有するのは無理だと思いまして、2本追加したという訳です。
この木が大きくなっておいしい柿が食べられるのはいつのことでしょうか?
亡くなった祖母の名言がありまして、
「植えておけばいつか食べられる。」
のだそうです。
そのいつかが来るまで楽しみにしています。
自分の家で果物が収穫できるのって、すっごく嬉しいですよね。
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