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ラストの微妙な調整

カテゴリー: @ Work:アットワーク


余談ですが、10年目になる自転車のタイヤを交換しました。

10年間乗ったり乗らなかったりの自転車ですが、私はとっても気に入っていて大切にしています。



イタリアのGIOSというブランドのSTILOというモデルです。

もう今は販売していないモデルですが、変速機の無いスッキリとした仕様で、地元の平地を走るにはとっても適しています。

ちょっと自転車で出かけようという時には、だいたいいつもこれに乗っていきます。

これを買ったのが2010年なので、もう10年になります。

タイヤを見たら、小さな亀裂が入っていましたので交換することにしました。

このモデルが出たころは、細いタイヤが主流でしたが、今はだいぶ変わっていてもう少し太いタイヤが主流のようですが、

大きく変えてしまうと自転車のバランスが変わってしまうかもしれないし、リムがそんなに太いタイヤに対応していないかもしれないので、

今回はちょっとだけ太い26cというちょっと珍しいサイズにしてみました。



パナレーサーのカテゴリーS2というタイヤです。

私の目的は、軽さではなく耐久性。

スピードはそんなに追及していなくて、ゆっくり遠くまで走っていって、なるべくトラブルが少なく帰ってこれることが希望です。

もともとついていたのが23cというサイズだったので、タイヤは少しだけ太くなっているはずなのですが、

なんとフレームの一部がギリギリでした。



干渉しなくてよかったです。

タイヤを交換したついでに、ペダルもばらしてグリスアップして、少しだけ滑らかになったような感じです。

時間があるときに、またどこかに出かけてみたいと思っています。


さて、今日の作業はラストの調整です。

次の製作グループのお客様のラストを調整しましたが、この部分の調整はなかなか興味深いのでちょっとこの調整に関して書いてみることにしました。



新に革を貼ったのがお分かりになるかと思います。



このお客様は、もう結構永いお付き合いのお客様で、これまでご注文のたびにラストを確認していましたが、ほとんど調整が必要ないという方でした。

ところが、今回はほんのちょっとだけ調整が必要でしたので、薄い革を1枚だけ貼って調整をしました。

私たちの業界では、この部分を外フマズと呼んでいまして、土踏まずの外側だからだと思いますが、

フィッティングにはなかなか重要なポイントになります。

そもそも、外フマズはその方の足の状態で強くホールドするか弱めにホールドするかが変わってきます。

筋肉質の方や、骨格がしっかりしている方は、多少強めにホールさせますが、きゃしゃな方や女性の場合は、ホールドややや弱めにしています。

スニーカーのように、スポンジなどでホールドするなら結構強めでも全く問題なく、むしろそれが履き心地が良い証拠みたいに感じるかもしれません。

でも、革靴の場合はちょっと複雑になります。

そこそこ締めてもさほど痛いと感じることが少ない部分なのですが、やりすぎはダメですし、革靴の場合はそのまま甲の負担になってしまいます。

私が考えるフィッティングでは、たしかにホールドのメリハリは必要ですが、カカト以外はあくまでも広めの面でホールドする感じにして、

必要以上の締めつけ感を感じないようにしています。

そんなこともあって、今回のお客様のラストはほんのちょっとの違いですが外フマズに薄い革を貼って、

より全体でふんわり(あくまでもイメージです。実際には結構キッチリと締めて履いていただきます。)とホールドできるようなセッティングにしてみました。

お知らせ

【お知らせ 1 】

2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

只今、期間+足数限定企画商品「ウォーキン’チャッカ」のご注文を受け付け中です。

新型コロナの影響で在宅勤務になって、最近運動不足だと感じている方、ハンドソーンウェルテッドの靴は履きやすいけど、もっとガシガシと履き倒せる靴が欲しいと思っている方、

そんな方にお勧めの道具のように使い倒せる靴です。

発売期間は、9月末日まで

詳細は、こちらをご参照ください。

標準仕様の革は、ネイビーが人気で残りが少なくなってきています。 




【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 






 

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