今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。
そんなせっかくのお休みなんですけど、昼過ぎくらいから風がすごくて、今も外は凄い風が吹いています。
なので、今日一日ほとんど外に出ずに家でおとなしく過ごしていました。
さて、先日Temuという中国のECサイトで試しに靴ヒモを買ってみたということを書きましたが、果たしてその靴ヒモはどうなのかをちょっと試してみました。
今回購入したのは、ギブソンブーツにちょうど良い長さの110センチのものです。
そもそも、元々の仕様ではこんな靴ヒモがついています。
表ハトメ(#200)で細いヒモの仕様です。
こんな感じ。
そして、今回購入したのがこのような靴ヒモで、私たちシューリパブリックの細ヒモと比べるとこちらの方が少し太いものです。
比べてみたところ。
細い方が私たちの標準仕様の靴ヒモで、太い方が今回Temuで購入したもの。
向かって右側(左足)にのみTemuで購入したものを通してみました。
見た目的には問題なさそうなのですが、実際に通してみて気づいたことがあります。
それは、細いヒモであればハネの一番上の部分を持ってパッと開くことができたのですが、靴ヒモが太くなったぶん抵抗が大きくなってしまい、ハネを開くのがやや面倒になりました。
ただ、これは使い込んでいって靴ヒモが多少でも慣れてくれれば改善するのではないかと思っています。
見た目と初期の状態はこんな感じです。
ただ、基本的に靴ヒモは消耗品であるべきで、靴ヒモがヤレることでアッパーの革にダメージを与えないという強度関係が理想だと思っていまして、靴ヒモがあまりにも丈夫過ぎると靴ヒモは切れないけれどアッパーのヒモが当たる部分はすり減ってしまうことになり、それはちょっと好ましくないのです。
そんなわけで、私たちの靴はヒモは消耗品であり1年半や2年くらいでヤレて切れるくらいの強さのものをつけています。
今回のTemuで購入したものは、まだどれくらい強いのか、もしくはすぐに切れてしまうのか、まだテストをしていないので、こちらに関しては追ってまたお知らせしたいと思います。
ですが、やはり奨励するのは純正仕様の靴ヒモです。
特に裏ハトメ仕様の靴は革がすり減りやすいので、なるべく標準仕様の靴ヒモをお使いください。
★★★お知らせ★★★
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