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似て非なるもの

カテゴリー: Message:伝えたいこと


どうやら関東では明日のお昼頃から雪が降るようで、私も明日はしっかりと雪の対策をして出勤したいと思っています。

私は普段の通勤は自転車を使っていますが、明日はさすがに自転車ではなくクルマで行こうと思います。

もしくは、歩いて行っても大した距離ではないので、状況によって判断するつもりですが、もし歩いていく場合には雪が降って帰りには雪が踏み固められているかもしれないので、滑りにくい靴を履いて行こうと思います。

それで、ちょうど良いサンプルがあったのでご紹介させていただきます。

おそらく私が明日履いて行くだろう靴が、こちら。

ジャスパー

KEENのジャスパー。

これじゃなくても良いのですが、雪の日に履く靴の条件としてソールがゴムであること。

このほかにも、サンダンスというレインシューズもあるのですが、こちらの方がヒモでしっかりと足を締めることができるので、良いのではないかと思います。

ジャスパー

ソールの凸凹は決して深くありませんが、ゴムのソールは凍った路面を歩く際には比較的安心なのです。

これに対して、実は非常によく似ている靴を持っていまして、それがこちら。

ワークマン

めちゃめちゃ似ていますが、これはワークマンで1,900円で購入したアーバンハイクという撥水の靴です。

雨の日に履こうと思って購入しましたが、なかなか履く機会がなくてまだおろしていません。

この靴を作った人は、本当にKEENのジャスパーが好きだったんだろうなぁって思うほどよく似ていまして、あまり靴に詳しくない方だと間違ってしまうかもしれません。

ですが、ジャスパーが12,800円ほどなのに対してこのワークマンの靴は1,900円ということで、同等のクオリティを求めてはいけません。

では、なぜ私が明日雪が降った時にこの撥水の靴を履かないのかと言いますと、

ワークマン

ソールがウレタンなのです。

ウレタンのソールは、安いコストで作れて、クッション性も非常に優れているのですが、凍った路面では滑りやすく、なおかつ一度履いたら加水分解に向かってカウントダウンが始まってしまう可能性が高いという、なかなか良いのか悪いのか迷ってしまうような性質がありまして、

これは梅雨の季節に履いた方がよさそうだと思い、今回は留守番となる予定です。

ウレタンのソールは、皆さん勘違いしている方もいらっしゃるかもしれないのでお伝えしておくと、クオリティの良し悪しで程度の差もあるのですが、一度履くと加水分解のリスクが発生すると言われていまして、ただ保管の仕方でその状況は大きく変わります。

ウレタンソールの靴は、一度履いたものを靴箱に入れて保管したり、風通しの良くない下駄箱に入れておくと、加水分解しやすくなります。

また、ソールはウレタンじゃなくても、接着剤がウレタン系のものを使っていることもあります。

私は、以前にニューバランスの574を買いまして、何度か履いて靴箱に入れてしまっておいたら、接着剤が劣化してソールがパッカリはがれてしまったことがあります。

その靴のソールはゴムでしたが接着面にはEVA(スポンジのような素材)が使われておりまして、そのEVAの部分が剥がれてしまったのです。

なので、結論としては靴はもったいないからと言って履かないでしまっておくのは靴にとっては良くないので、一度履いたらなるべく履くようにして、新品でもやはり履いてあげた方が良いと思います。

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