ダブルモンクストラップ

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今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。

そして、いつもながらこのお休みを利用して、仕入れなどのために浅草へ行ってきました。

 

月に1度か2度くらいしか浅草へ行かないので、行った時にはあれもこれもと買ってくるものがたくさんあります。

靴は、思っている以上に目立たないところにいろいろなパーツを使っているので、欠品させないように日頃から管理をしなくてはなりません。

今日訪れたのは、アイレットや金具関係を扱っている丸上さん。

黒とこげ茶のアイレットがちょうど同じタイミングで一緒になくなりそうでしたので、数日前に発注しておきました。

アイレットの入った箱を受け取って、行ったついでにと店内にあるたくさんのバックルをウロウロと見ていて思い出しました。

ダブルモンクストラップ用のバックルが使い終わってしまって欠品中でした。

時々ご注文を頂くので、バックルは用意しておかなくてはいけません。

 

そんなわけで、店内をいろいろと探して買ってきたのがコチラです。

ダブルモンク

そしてもう1種類。

ダブルモンク

どちらも16ミリのベルト用ですが、少し雰囲気が違います。

 

基本的に私たちシューリパブリックでは、ヒモ付きの靴の製作とうたっていますが、正確に言えばいわゆるスリッポンは作りませんということですので、モンクストラップはOKなのです。

ついでに言えば、サイドゴア(サイドエラスティック)のブーツもOKです。

なぜこのデザインはOKでこのデザインは作らないと言っているのかと言いますと、ハンドソーンウェルテッドでオーダーメイドの靴を作る場合、どうしてもハンドソーンの靴は履きこんでいくうちにインソールが沈んできて靴の容積が大きくなり、極端に言えば靴が緩くなってしまいます。

ヒモ付きの靴でしたら、多少の緩さはヒモでカバーできますし、正しく履いていただければ革が順応してくれて、インソールが多少沈んでもそれほど緩くなることはありません。

むしろ、履きこんだときの状態に合わせてフィッティングを決めています。

モンクストラップや、サイドゴアブーツも概ね同じような感じです。

でも、スリッポンは基本的なフィッティングが違うので、緩くなって脱げ易くなってしまいます。

 

これまでに製作した靴たちをご覧になっていただけば、ダブルモンクもサイドゴアブーツも何足か載っています。

調整の範囲が若干限られますので、ダブルモンクストラップの靴に関してはややタイトフィッティングになりますが、ご興味がある方にはどのように考えてどのようなフィッティングにするのかを詳しくお伝えいたしますので、ぜひ工房のほうへお越しください。

ちなみに、シューリパブリックのダブルモンクの仕様は、つま先側のバックルは革で固定で、カカト側のバックルはビラゴム仕様になります。

ラウンドトゥのラストでカジュアルテイストのダブルモンクもなかなか面白そうですし、ドレッシーなラストでパリッとしたダブルモンクも格好良さそうですね。

 

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