先日、「サンプルのチャッカブーツ製作 その1」としてご紹介したモノとは別に、もう1足試作中の靴があります。
正確にはまだあと何足かあるのですが、企画商品として製品化するにあたってどの仕様が最も良いのか実際にいくつか作ってみて確認をしています。
なので、同じ条件は必須ですからまたチャッカブーツです。
ちょっと話がそれますが、私は靴作りの世界に入ってもうすぐ20年になるのですが、改めてイギリスで靴作りを勉強して良かったと思っています。
イギリスの靴作りは、質実剛健であり実用的であり、とにかく合理的なのです。
上の写真は、チャッカブーツのパターンが出来上がったところですが、スタートしてからここまでで約30分です。
そして、クリッキングが完了したところ。
その後、スカイヴィング(漉きの作業)、クロージング(ミシンをかける作業)と進み、アッパーが完成です。
パターンを作り始めてからアッパーが縫いあがるまで、約1時間40分でした。
作業が短時間で終わるということは、それだけコストを低く抑えることができるということなので、非常に合理的です。
このあと、ラスティングまで終わっているのですが、すみません、写真を撮るのを忘れました。
少し前に作ったステッチダウンの試作は、ちょっと履くのには丈夫で良いのですが、ピタッと包み込むようなフィッティングが得られないため、違う製法にて何足も作っています。
使用する素材も耐久性や履き心地など、実用を重視してしばらくテストを重ねています。
補強材に関しては、靴用以外の素材もテストしていて、最近は良い素材がたくさんあってとってもおもしろいです。
試作は、そろそろ終盤です。
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