11月のイベントのためのサンプル製作

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11月11日(土)と12日(日)に愛知県の一宮市で開催するイベントに向けて、ちょこっとサンプルの靴を作ることにしました。

というのも、今現在私どもの工房にあるサンプルの靴を見てみると、とりあえずは一通りのサイズが揃っているものの、何となくバリエーション的にバランスが悪くて、

改めて見てみるとプレーンのギブソンシューズがないのです。

おまけに、私が一番に押している黒のシュリンクもありません。

これはいけないということで、まず1足は黒のシュリンクでギブソンシューズを作ることにしました。

 

パターンは、これまでさんざん作っているグッドイヤーウェルテッド用のモノを流用しまして(パターンは同じものでいけます)、革はそろそろ終わりそうな国産のシュリンクのモノを使いました。

クリッキング

クリッキングが終わったところ。

スカイヴィング

スカイヴィングをしているところ。

クロージング

クロージング(ミシン)をしているところ。

アッパー

アッパーが出来上がりました。

ラスト

ラストは、SRDのsize 8 1/2を使います。

インソール

インソールを濡らして、ラストに釘で打ち付けているところ。

リブ

インソールの裏側に、リブ加工をするための線を描いているところ。

リブ

リブ加工、完成。

ラスティング

ラスティングの準備。

ラスティング

スティフナーを入れて接着剤を塗ったところ。

裸子ティング

ラスティング。

ラスティング

そして、ラスティングが完了したところです。

数日前から作業の合間に少しずつやってきたのですが、まとめてやってしまえばここまでだいたい下準備を除いて3時間半くらいの作業です。

この後、ウェルトをかけてソールを付けて、来週の金曜日にだし縫いに持って行く予定です。

それまでにもう1足くらいできそうなので、そちらはもう少し遊び心いっぱいで作ってみようかと思っています。

ちなみに、この作りかけの靴は何となくバランスが悪そうに見えるのですが、イギリス靴はこんな感じなのです。

ちょっとノーズ短いんじゃない?と感じるくらいなのですが、ウェルトやソールがつくとだいぶバランスが良くなって、さらに人が履くととってもいバランスになります。

そう、靴は人が履いて機能するものですので、履いた時に格好良いのが一番良いのです。

 

 

お知らせ

11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、
クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。
詳細はコチラをご覧ください。

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。