Archives

つま先の見えないところの話

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


ここにプレーントゥのギブソンシューズ(左)とストレートキャップのオックスフォードがあります。

トゥ

これらの靴は、ギブソンシューズとオックスフォードという、靴のデザイン的な違いもありますが、今回のポイントはつま先のキャップの有り無しという点に注目してみたいと思います。

お客様が靴のデザインを選ぶときに、プレーンにしようかそれともストレートキャップにしようかと迷われることがありますが、どちらにするかはデザイン的な違いのほかに構造的な違いも知っておいていただけると、決める時の参考になるかもしれません。

まず、プレーンのデザインのトゥパフは比較するとやや小さめのものが使われるのと共に、

トゥ

三日月のような形状のトゥパフが使われています。

トゥ

対してストレートキャップのトゥパフは、キャップの形に合わせたものを使うため、やや大きめになっています。

トゥ

さらに、形状は半月よりも少し膨れた形になります。

トゥ

ストレートキャップというくらいだから、半月のような形だと思っている方も多いのかもしれませんが、ストレートキャップ自体がややカーブしていまして、それに合わせてこのような形になっています。

これらの違いから分かるのは、ストレートキャップの方が屈曲した際にしわが入るエリアが小さい、つまり局地的にしわが入りやすいということで、言い換えればプレーントゥの方が比較的自由に無理のないしわが入るということです。

これが直接的に折れジワが当たることになるかというと、場合によればそうなることも考えられますが、作る方もできるだけそうならないように気を付けてラストやパターンで調整していますので、比べればあくまでも確率的にそうなりやすいだけの話になります。

ちなみに、イギリス靴においてはストレートキャップの位置が比較的つま先寄りになっていて、小さめのキャップになります。

これは、先ほど書いたしわが入る部分をなるべく無理なく広くして、ピンポイントで折れジワが当たることを防ごうとしていることも関係しているのだと思われます。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

期間&足数限定 出張計測費用かかりません☆プラン を試験的に実施します。

これは、新型コロナウィルスの影響で多くのお客様が靴のご注文のために私たちシューリパブリックの工房にお越しいただくのが難しくなってしっまったため、先にオンラインで打ち合わせをおこない、新型コロナウィルスが多少落ち着いたころにお客さまの元へお伺いし、足の計測をさせていただくというプランです。

今回は試験的に特別な費用はナシで実施させていただきます。

あまり頻繁に工房を空けられないので、足数が限定となります。
ご了承ください。

今のところ、お伺いするエリアは関東の一都六県を予定しておりますが、スケジュール的に都合がつけば多少遠くても行けることもありますので、ご興味をお持ちいただいたお客様は是非お問い合わせください。

福島や長野、新潟も比較的行きやすいので、場所によっては可能になります。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【お知らせ 5 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 

 







   |  

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

↑トップへ