今日は午後から地元加須市の商工会主催のフォトセミナーがあり、
事前に申し込みをしておいて参加してきました。
写真は、今ではスマホなどで簡単にとることができ、インスタなどのSNSにおいては不可欠なものとなっています。
私たちのようなネットで何かを発信しているような立場としては、写真はある意味生命線と言えるかもしれません。
講師の先生の言葉を借りると、写真は私自身であるそうで、
私が何かを感じて何かを思って撮った写真から、皆さんが何かを感じ取ってくださって、
そうなると、やはりいかに私が自分で考えていることや思っていること、伝えたいことを上手に伝えるかは非常に重要で、
あまり難しいテクニックやプロの手法は要らないにしても、
最低限の自己表現くらいはできないといけないですよね。
そんな理由で今日のセミナーに参加してきたのですが、
まず今日の講師の先生が非常に素晴らしかったです。
変に商業的なテクニックに偏ることなく、
心を中心に置いた写真の撮り方を上手に教えてくださって、
その補足として必要な理論を加えてくださるという、
私にとってはこの上なくありがたいセミナーでした。
でも、このセミナーを受けて写真が著しくうまくなったかというとそういうことはなく、
理論は理論としてあって良いもので、それ以外の部分では個性を含めた写真で良いと思います。
理論は知っておくべきことで、それに振り回される必要はありませんから。
そして、これまでお客様からさんざん言われていた・・・
「写真よりも実物のほうがずっと格好イイですね。」
という状況は、これからも変わらないことでしょう。
私が目指しているのは、ギリ実物未満で魅力を伝える写真ですから。
実物を越えてはいけません。
でも、今日教えていただいたことの中で、これまでに知らなかったことがいくつかあって、それは実戦で活用していきたいと思っています。
F先生、とっても楽しい講義をありがとうございました。
年齢を重ねてから何かを習うのって、とっても楽しいです。
さて、靴には男性用のものと女性用のものがありまして、
同じようなデザインの靴、例えばチャッカブーツやギブソンブーツなどにおいて、男性用と女性用は違うのか、もし違うのであればどう違うのかということを時々訊かれます。
男性用と女性用は、既製品の世界でもオーダーメイドの世界でも違います。
上の写真は私たちシューリパブリックで既製品の靴を作る際に使うラストで、左のラストが男性用、右のラストが女性用で、どちらも同じsize7です。
女性用でsize7というのは既製品ではちょっと珍しいかもしれませんが、最近は背の高い女性も多くなっていて、オーダーメイドでは全然普通です。
これらのラストを比べてみると、パッと見て感じるのがラストの長さでしょうか。
男性用のラストのほうが一般的にはつま先の捨て寸を長めにとってあるので、ラストの長さが少し大きくなります。
その理由は、やはり男性は足を少し大きく見せたいという方が多く、女性はその逆で少し小さく見せたいという方が負いということのようです。
でも、中には男性で身体の割に足が大きいので、少し小さく見せたいという方もいらっしゃって、
そういう場合には捨て寸の短いラストをお勧めすることもあります。
ラストの長さは主に捨て寸の違いですので、私が指さしているVampの位置は理論上は男性用も女性用も同じサイズであれば同じ位置になります。
そのほか違うといえば、既製品のラストでは女性用よりも男性用のほうがカカトのつくりが大きくなることが多いのですが、
オーダーメイドの場合はあくまでもお客様の足に合わせて調整をしますので、そのあたりはお客様の足次第です。
足を計測した数値に対する締め具合も、男性だから女性だからという理由でセッティングの違いはなく、あくまでも足の状態によって変えています。
結局、男性用のラストと女性用のラストの違いは捨て寸の違いのみで、
その結果として女性用の靴は、ややノーズが短めになって女性っぽい可愛い雰囲気の靴になるわけです。
こちらは、女性用のギリーシューズのパターンを作っているところです。
パッと見て、男性用の靴よりも少しつま先が短く感じますよね。
カチッとする中で柔らかい雰囲気を出しつつ、女性っぽさを表現したいと思っています。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ 1 】
3月2日(土)と3日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、恒例のイベントを開催します。
今回も、足の計測をさせていただいたり、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイドの靴のご注文を承る予定です。
詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。
【 お知らせ 2 】
3月17日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、イベントを開催します。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 3 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。