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靴のプチ調整をしました

カテゴリー: @ Work:アットワーク


余談ですが、先日客様と話していて、その方は時々果物などのお取り寄せをされているとのことで、おいしい果物が届くのがとっても楽しいということをおっしゃっていました。

今は本当に便利な世の中で、ネットで探してほしいものを簡単に注文できて、届けてほしい時を指定して家で待っていれば良いのです。

なんてすばらしいのだろう!

私もつい先日、秋田県の大館市にある煉屋さんの「煉屋バナナ」をお取り寄せしまして、我が家ではみんなこれが大好きで到着を楽しみに待っていたということがありました。

果物にしてもお菓子にしても、それこそAmazonや楽天で何かを買ったときだって、届くのを待っているのってとっても楽しいですよね。

私もこの年末は自分に何かプレゼントでも買って、到着を楽しみに待ちたいなって思っています。

靴をご注文してくださったお客様も、きっと同じような感じだと思います。

注文して、数か月後にその靴を取りに行く日を待つのは、きっととても楽しいことでしょう。

今年頑張った皆さま、頑張ったご褒美にもしよかったらご自分に靴をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?


さて、今日はお客様のTさんが靴のご注文のためにお越しくださいました。

そのついでに、以前に作ったチャッカブーツが履いていると小指が当たるようになったのでちょっと見てほしいとのことで、チャッカブーツをお持ちくださいました。

足を計測してところでは、特に足のサイズが大きくなっていることもなく、原因を相談しながら探っていたところ、Tさんの歩き方が外荷重の為に靴のカカトの外側がすり減っていたり、靴自体も外側にかしげて、その結果足が外側に流れて小指が当たってしまうということだろうという結論に至りました。

これって歩き方の癖なので、調整だけで治すのは難しいのですが、幸か不幸か靴のカカトの外側が結構減っていたことや、靴が外側にかしげていたので、トップピースを交換するついでに積み上げの傾きを少し調整してみることにしました。

靴の傾きは、あまり露骨にやってしまうと関節を痛めてしまうため、私たちのような靴屋レベルではやるべきことではないのですが、今回はトップピースが片減りしていたため、それを新しいものに交換するだけでも多少の効果が見込めることや、靴の傾きを補正するために誤差程度(積み上げの内側を1ミリに満たない程度だけ削る)の調整をしてみました。

結果、接地の際に靴が外側に傾かなくなったことで、全て問題は解決しました。

これはどなたにでも該当することではないので、同じ方法が使えるわけではありませんが、カカトのトップピースがすり減ってきている方の場合は、トップピースを交換してあげるだけで接地の角度が変わってキレイに歩けるようになることもあります。

もし、そろそろカカトの修理かなというタイミングの方は、ぜひお試しください。

ちなみに、カカトの修理だけでしたら、わざわざ私どもの工房にお持ちいただかなくても、お近くの修理屋さんに持って行っていただければしっかりと修理してくれると思います。

今年の修理は今年のうちに~。



Tさんが今日履いていらっしゃったチャッカブーツと、奥に見えるのがカカトの調整をしたスウェードのチャッカブーツです。

お知らせ

★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。







 

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