靴が完成したお客様から、
「メンテナンスはどんなふうにしたら良いですか?」
という質問を頻繁にいただくのですが、
ポイントは至って簡単。
革を乾燥させすぎないこと、
そして逆に湿気の多い環境にしないこと。
大切なのはこの2点です。
というのも、革は乾燥を嫌います。
革が乾燥すると、表面がシワの部分からピリピリと割れてしまうため、
永く愛用していただくためには、適度に保湿してあげる必要があります。
革に保湿+栄養補給をするためのクリームとして、こちらのデリケートクリームをお勧めします。
月に1度くらい、布を使ってざっくりで構いませんので塗ってあげてください。
また、ハンドソーンウェルテッドの靴はインソールとアッパーの革とウェルトを麻糸で縫っていまして、
上の写真のようになっているのですが、
この麻糸は湿気の多い環境に置かれると、内部に染み込んでいる松脂のワックスが剥がれてしまうことがあります。
そうなると、途端に麻糸の強度が落ちてしまい、糸が切れてしまう可能性が高くなります。
麻糸が切れてしまうと、靴はバラバラになってしまいます。
そうならないために、靴は必ず1度履いたら数日乾燥させるようにしてください。
乾燥させるためには、湿気の多い玄関のコンクリートやタイルの上に置いておくのは好ましくないので、多少でも湿気の少ないところに置いていただくとよいでしょう。
決して難しいことではありません。
靴の状態を確認するバロメーターとして、靴のインソールの色を見てください。
靴の後ろ半分にはインソックという革が敷いてありまして、
前半分はインソールの革が見えます。
このインソールの革の色ですが、健康な状態の靴はうすいベージュ色、もしくはうすいピンク色をしています。
それが、もしこい茶色などになっている場合は、十分に湿気を逃がせていないことを意味しています。
そんな時は、今からでも構いませんのでもう少し休ませる時間を長くしてあげてください。
一般的には、1日履いたら2日以上休ませることをお勧めしていますが、
足の汗の多い方の場合は2日や3日では足りないことがあります。
状況に応じて靴を十分に休ませていただくことをお勧めします。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ 1 】
3月2日(土)と3日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、恒例のイベントを開催します。
今回も、足の計測をさせていただいたり、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイドの靴のご注文を承る予定です。
詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。
【 お知らせ 2 】
3月17日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、イベントを開催します。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 3 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。