今日のお客様は、東京都にお住いのKKさんです。
ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。
早速履いていただきました。
今回は2足完成していまして、その1足目は念願のモンキーブーツです。
KKさんは、以前からモンキーブーツをぜひ履いてみたいとおっしゃっていまして、今回その希望がかないました。
モンキーブーツに対するこだわりも強く、ラストは最もモンキーブーツの雰囲気を感じることができるMRTを使い、Lストームウェルト+セミダブルソールという仕様です。
丁寧にヒモを締めて、とっても格好よく履きこなしていらっしゃいました。
初めてのモンキーブーツの履き心地は・・・、
「とってもイイです。」
その一言にすべてが集約されています。
KKさんは大変多趣味の方で、さらにいろいろなものに関心を持っていらっしゃって、上の写真の右端にちょっとだけ写り込んでいるサイドゴアブーツがあるのですが、
これはわざわざ長崎まで出向いて買ってきたという「坂本龍馬モデル」だそうです。
日本で初めて革靴を履いたというあの竜馬のブーツです。
男だったら、竜馬にあこがれて、007にあこがれて、インディジョーンズにあこがれて、オートバイにあこがれて・・・。
すべてKKさんの通ってきた道の中にあります。
なので、お話をうかがっていてもこれまで経験されたお話だけで話題が尽きません。
そうそう、前回はインディジョーンズにあこがれて購入したというムチを持ってきてくださって、あのパチン!というのを実演してくださいました。
なかなか見ることができませんよ。
さて、もう1足がギブソンシューズです。
こちらは、前回の打ち合わせの時に、ちょうど入荷したばかりの革があって、お勧めさせていただいたモノです。
ちょっと個性的なシボの革で、ラスティングで引かれてシボが薄くなったつま先から少しずつシボがはっきりしてくるというグラデーションがとってもステキです。
KKさんも、とっても気に入ってくださいました。
「こちらの靴は、履き初めの時からカカトがしっかりと押さえられていて、本当に履いていて気持ちイイですよ。」
とおっしゃっていました。
KKさんの足は少々細めなので、多少の調整が入るパターンオーダーで作ったモノではカカトが十分にフィットしなかったそうです。
じつは、靴の履き心地はラストの調整と、靴のつくりで決まります。
なので、どんなにラストをきめ細かく調整しても、靴自体のつくりが甘かったり、剛性が不十分だったりすると、履いていて快適とは感じられないということになります。
そのためにも、十分な剛性が出せるハンドソーンウェルテッドという製法が必要になるのです。
ともあれ、今回完成した2足の両方をとても気に入っていただけたようで、作り手として非常に嬉しいです。
KKさん、ありがとうございました。
靴のスペック
デザイン:モンキーブーツ
レザー: キップ
ソール: ダイナイトソール
ラスト: マイサイズラスト(MRT+サイズ調整)
製法: ハンドソーンウェルテッド
靴のスペック
デザイン:ギブソンシューズ
レザー: キップ
ソール: ダイナイトソール
ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整)
製法: ハンドソーンウェルテッド
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