靴はししっかりと休ませましょう

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こちらは、カカトのトップピースの交換でお預かりしたWさんの靴たちです。

修理

手前の黒いフルブローグは、私たちシューリパブリックの15周年の時のもので、もうお渡ししてから5年ほど経ち、Wさんがおっしゃるには結構よく履いているとのことですが、普段からしっかりと休ませていただいているようで状態は泣かな良いようです。

また、奥側のチャッカブーツはもう少し新しいものの、やはりしっかりと休ませていたいているようでこちらも状態が良いです。

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靴の状態が良いので、カカトのトップピースを交換すれば、また以前のように履けます。


ただ、今回のWさんの靴は全く問題なかったのですが、時々ちょっと気になる状態の靴を修理でお預かりするケースがあり、お客様にご注意いただくようアドバイスさせていただいています。

それは、靴を休ませる時間が不十分で、靴のアッパーの革が柔らかくなってしまっているケースや、あわせてスティフナー(カカトの芯)までもが柔らかくなってしまっているケースです。

革靴は、普通に履いてしっかりと休ませていれば、アッパーの革が柔らかくなったりスティフナーが柔らかくなってしまうことはないのですが、靴を1日履いて足から出る汗を吸って、それが十分に乾く前にまた履いてしまうと、結構早いタイミングで革がクタクタになってしまうのです。

時々革が柔らかくなることを良い変化と感じている方もいらっしゃるようですが、靴にとってこの変化は決して良いことではなく、劣化以外の何物でもありません。

そんな変化をできるだけ早く感じ取って、今のペースで履くのはよくないと感じていただきたいのですが、慣れないとそれの難しいんですよね。

参考になる靴の変化は、インソールが黒ずんでくること。

時々靴のインソールを確認していただいて、少し黒ずんできているようなら休ませる時間を長くして、アッパーの革が柔らかくなってきたり、スティフナーが柔らかくなってきているようなら、やはり休ませる時間を長くしてください。

靴を良い状態で永く履いていただくためにも、正しく取り扱うことが大切です。

理想は週に1度くらいの頻度で履くこと。

そして、保管する時には玄関のタイルの上ではなく(タイルの上は思いのほか湿気が多いのです)、少し高いところに置いてあげましょう。

お知らせ

★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

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★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

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