Archives

カカトのトップピース

カテゴリー: Message:伝えたいこと


ダイナイトソールにおいて、いわゆるソールの方とカカトに分かれますが、カカトの方をトップピースと言います。

そして、じつはこのトップピースは小さいものから大きいものまでいくつかのサイズがあり、私たちシューリパブリックでは一番小さいのがsize 3で、そこからsize 3 5/8まで6サイズの在庫をしています。

トップピース

小さい方は、これよりもさらに小さいサイズがあといくつかあり、大きい方はもうさらにひとつ大きいサイズがあったと思いますが、私たちは今のところ必要なさそうなので在庫はこれらのサイズになっています。

パッと見た感じでは、ほぼほぼ縦横の比率が等倍で大きくなっていますが、この一番大きい3 5/8というサイズだけ少し幅が広いような感じです。

トップピース

また、在庫の中でもっとも大きいものと最も小さいものを比べてみると、

トップピース

こんな感じになります。

結構大きさが違いますよね。

トップピースのサイズは、靴のサイズにもちろん関係してくるのですが、それ以外にもカカトの仕様がシングルなのかダブルなのか、もしくは平ウェルトなのかLストームウェルトなのかによって変わってきます。

それくらいなら、まだそれほど面倒なことはないのですが、例えば足のサイズが比較的小さいサイズの靴で、結構幅が広くてさらにLストームウェルト仕様になると、どうしても幅が必要なので大きいサイズのトップピースを使うことになるのですが、

こんな感じのサイズ割なので幅が大きくなるとそれに伴って長さも大きくなってしまい、前後方向をトリミングしないといけないということもあったりして、決まったサイズでやりくりするのは大変だと思わされることもあります。

ともあれ、このダイナイトソールのゴムは実際に靴の製作の時に削っていても感じるのですが、本当に品質が高いと思います。

もちろん全然減らないという訳ではなく、履いていれば少しずつ減ってきてそのうちに交換しなくてはいけないのですが、この変に反発が強くない硬さとかしっかりと詰まった音とか、履いていて安心感を感じられる素材です。

時々近所の修理屋さんでトップピースの交換をしてもらったお客様が、似たような材料をつけてもらったけど全く履き心地が変わってしまったので、ダイナイトに戻してほしいということでお越しになることがあります。

私たちもこのダイナイトに合わせたセッティングで靴を作っているので、違うものに変えてしまうと明らかに履き心地が変わってしまいます。

修理の時に毎回お越しいただくのは大変ですし、毎回お送りいただくのも大変ですが、もしお近くの修理屋さんでカカトの修理をされるときは、ぜひダイナイトをご指定して同じものをお使いください。



お知らせ

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。






   |  

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

↑トップへ