今日から3月です。
私の場合、今年の花粉は目に来ます。
私の花粉症デビューはもう今から四十数年前の小学生の頃で、まだその頃は花粉症という言葉がなかった時代なのですが、どういうわけかくしゃみがよく出て鼻がムズムズするって思った記憶があります。
そして時は経ち私は花粉症のベテランになり、数年前から花粉症の症状をできるだけ少なく抑えられるように心がけ、コロナ禍のマスクのおかげもあってここ数年は調子が良かったのですが、今年は目がヤバいです。
市販の目薬を使っていますが、これ以上ひどくなったら医者に行って診てもらってきます。
皆さんもお気を付けください。
さて、シューツリーについて少しお伝えしたいと思います。
シューツリーの目的は、靴を履いてつま先が反ってきてしまった時にそれをまっすぐにさせることなのですが、それって本当に必要なの?と思う方もいらっしゃるはず。
必要か必要ではないかというと、必要です。
その理由は、こちらをご覧ください。
手前側の右足はシューツリーを入れていない状態で、奥側の左足にはシューツリーが入っています。
なんとなく甲のシワの感じの違いを分かっていただけると思います。
シューツリーを入れていない右足と、
シューツリーを入れている左足。
シューツリーを入れていない右足は、靴の反りもそうですが結構深いシワが目立ちます。
ここで知っておいていただきたいのは、靴の革はどんなにしっかりとメンテナンスをしていても年月が過ぎれば少しずつ劣化していくわけで、常にシワが入っているような状態だといつかは革の表面に亀裂が入ってしまうということになりかねないのです。
それに、深いシワが常態化してしまうとメンテナンスをしてもシワの部分に栄養が届かないということも考えられます。
そうならないように、靴は基本的には反っていない状態にしておきたいということなのです。
ただ、シューツリーであれば何でも良いという訳ではなく、靴に合わないものを入れてしまうとせっかく足に合っている靴の形を壊してしまうことにもなりかねませんので、靴に合っているシューツリーを使っていただきたいというのが靴屋からのお願いです。
靴にセットしたときに、靴を押し広げない程度の張り具合というのが理想的なシューツリーなので、市販ではなかなかそういうものって少ないのですが、上手に選んでいただけると良いと思っています。
★★★お知らせ★★★
★ご注文を受けつけておりました今期の旅チャッカは、完売となりました。ありがとうございました。
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