カカトのトップピース交換のタイミング

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先日、あるお客様が靴のカカトのトップピース交換のためにお越しくださいました。

その時の靴の状態の写真を撮り忘れてしまったのですが、取り外したトップピースがこちらです。

トップピース

なんとなくお伝えしたいことを理解していただけると思うのですが、この靴はトップピースの端はとっくに貫通し、積み上げの部分まで削れてしまっていました。

積み上げとは、この部分です。



なぜ積み上げまで貫通する前にトップピースを交換するべきなのかと言いますと、

まず、そこまで減っていなければトップピース交換の際にトップピースのみの交換で済むわけで、作業的に簡単に終わります。

言い換えれば、積み上げまで減ってしまっていると、その減った部分を埋めなければならないわけで、そのぶん手間がかかり、費用も掛かってしまうということになります。

さらに、カカトがあまりたくさん擦り減った状態だと、接地の際に靴が極端に傾いてしまい、足に負担をかけてしまう可能性もあります。

そんな理由から、カカトのトップピースは早めに交換することが好ましいとされています。

交換のタイミングの目安としましては、トップピースの一番減っている部分の残りが2mmくらいになった時とお伝えしています。

なぜ2mmなのかと言いますと、これは実際にギリギリまで減った経験をお持ちの方ならすぐにお分かりかと思いますが、1mmくらい残っていてもトップピースをはがしてみると積み上げにダメージが入っていることが多く、ではダメージがないのはどれくらいなのかというと、残り2mmくらいなのです。

なので、まだ2mmあるから大丈夫なんて思わないで、残り2mmくらいになったらお早めに修理をしましょう。

修理は、私たちの工房におこちいただくかお送りいただいても良いですし、トップピースだけならダイナイトを扱っているお近くの修理屋さんに持って行ってもOKです。

修理のタイミングの判断が難しいようなときは、お気軽にご連絡ください。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。