余談ですが、最近「腑に落ちる」ということを立て続けに経験しました。
腑に落ちるというと、ちょっと硬い感じもしないでもないですが、平たく言ってしまえば「そうそう、そうなんだよ」と納得できた感じで、スッと自然に体が受け入れることができました。
そのひとつ目が、先日クルマのタイヤを履き替えて、その際にアライメント調整をしていただいた時のことです。
プロの方が専用の機械を使ってしっかりと調整をしてくれたのですが、以前よりはよくなったもののなんとなく直進性に違和感を感じていて、このブログでも書きましたがタイロッドエンドの部分を自分で調整して、その際にちょっとだけトーインを強くしてみたところ、
ハンドルから手を放してもまっすぐになるところにスッとハンドルが落ち着くような感覚があって、それがまさに自分が思い描いていた感覚だったのです。
もちろん、私に機械よりも優れた調整ができるわけはなく、何度も何度も細かく調整をした結果のことで、結果的に納得のいくものになったのですが、たまたまだったとはいえやはりクルマってまっすぐに走って直進性も良いのだと納得できたという話です。
もうひとつが、ちょっとだけ体調が良くなくて病院に行ったのですが、これまでに自分なりにその原因をネットで調べたりしていろいろな可能性を探ってきていて、まぁ素人が調べたところで中途半端な結論しか出せないのはわかっていましたが、
これまで診ていただいた先生が出してくださった薬が、その症状を抑えるだけで根本の改善になっていないような感じだったのです。
もしかしたら、そうすることで徐々に良くなっていくようなことだったのかもしれませんが、なかなか改善が見られませんでした。
ですが、今日診てくださった先生は、これまでの症状や変化、気になること、そして私が原因と思うことなどを本当に詳しく聞いてくださって、今日検査をしたばかりなのでまだ結論は出ていないものの、考えられるいくつかの原因を話してくださって、これらのうちの2つが私が調べた中のものと同じで、その理由なども詳しく話してくださって、やっぱりそうだったのかと納得できました。
ちなみに、そのうちの1つは食べ物のアレルギーでした。
検査の結果でそれがはっきりと分かったなら、それを食べなければよいだけのことなので、解決は全然簡単なことです。
先生の話を聞いて、スッと受け入れられて腑に落ちた気分でした。
さて、今日は靴ヒモとアイレットの話です。
靴を構成するパーツは、その仕様や雰囲気で靴の方向性を大きく変えることになります。
ウェルトにおいては、平ウェルトとLストームでは雰囲気が全く異なり、Lストームのウェルトを使うと靴のベクトルがカジュアルの方向に向きます。
靴ヒモとアイレットも然りで、例えばこの靴。
普通のギブソンシューズですが、ブラインドアイレット+黒の細ヒモという仕様でどちらかというとオーソドックスなビジネスっぽい雰囲気になります。
この靴自体はシュリンクの革を使っていますが、このアイレットとヒモからビジネスで使える雰囲気に仕上がっています。
対するこちらの靴は、アイレットはやや大きめの穴で径もちょっと大きく、穴数は4穴でピッチも広め、さらに靴ヒモが太めの編みヒモという仕様になっていて、このアイレットまわりの仕様はだいぶカジュアルな雰囲気に見えます。
次はブーツですが、基本は一緒です。
アイレットは径が小さいモノですが、表側から打ってあります。
穴の径はブラインドアイレットと同じ3.5mmですが、こちらの方がややカジュアルの度合いが強く感じられると思います。
こうして並べてみても、アイレットと靴ヒモの仕様の違いで靴の雰囲気が結構変わることがわかります。
このような雰囲気づくりの仕様は靴にはとっても大切なことで、たとえばお仕事用の靴はお仕事用として相応しい雰囲気に、カジュアルな靴はお仕事用とは異なり、多少砕けた雰囲気に仕上げるのですが、その際に靴ヒモとアイレットがキーポイントになってくるのです。
靴をご注文いただく際には、こんな雰囲気とかこんな時に使いたいということをお伝えいただければ、その状況に合った雰囲気に製作させていただきます。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ 1 】
昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。
履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。
詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。
インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。
ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。
ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。
【お知らせ 2 】
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。
ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、
前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。
靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。
こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。
詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。
まずはメールやお電話でお問い合わせください。
【お知らせ 3 】
オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。
ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。
詳細は、こちらをご参照ください。
【お知らせ 4 】
シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。