今日からラスティングの作業に入りました。
靴のどの部分のラスティングが重要かというと、全部です。
つま先もカカトも全部です。
全部がキレイにセオリー通りにラスティングできて、ちゃんとした靴に仕上がります。
でも、その中でも細かいことを見落としがちなのが土踏まずの部分なのかもしれません。
土踏まず部分は、ラストの縦方向に対して垂直に引くのではなく、カカトからまっ直ぐに伸びるラインで引きます。
これは、革の特性やラストの形状などの関係なのですが、こうすることで浮きやすい土踏まずの部分をピタリとラストに付けることができるのです。
写真でラスティングをしているのはちょっと硬めの革ですが、このような場合は一度で決めることがちょっと難しく、一度目は仮どめのつもりで2度目にしっかりと引くという方法をとります。
その後、よりしっかりとラスティングする方法がありまして、それは私が指さしている部分のクギを内側に倒すということです。
写真の状態では、ラストに対してやや外からクギを打っているのですが、これを内側に倒すことでより強く革を引くことができるというわけです。
私が先輩に教わったのは、ハンドソーンウェルテッドの靴は3度引くということ。
1度目がラスティングの際にピンサー(1枚目の写真で使っているペンチのような工具)で、2度目はクギを倒すことで、そして3度目はウェルトをかける時です。
こうして、3度に分けでしっかりと革を引くことで、型崩れしないキレイな靴が出来上がるのです。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ 1 】
昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。
履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。
詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。
インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。
ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。
ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。
【お知らせ 2 】
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。
ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、
前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。
靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。
こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。
詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。
まずはメールやお電話でお問い合わせください。
【お知らせ 3 】
オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。
ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。
詳細は、こちらをご参照ください。
【お知らせ 4 】
シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。